苛性ソーダで鉄は腐食しない理由

このQ&Aのポイント
  • 苛性ソーダ液にSS400などの鉄を浸しておくと腐食しない理由がわからない
  • SUJ2という材質が苛性ソーダに浸けても腐食しないか知りたい
  • 鉄が腐食しない理由を教えてほしい
回答を見る
  • ベストアンサー

苛性ソーダについて。

いつも勉強させて頂いてます。 苛性ソーダ液にSS400などの鉄を浸しておくと腐食しないとお聞きしました。 いろいろ調べたのですが、はっきりと理由がわかりませんでした。 小さい会社なので、上司も腐食はしないと行っているだけで 明確には理解していないようです。(専門外ではあるのですが) 客先に相談されたのですが、客先はさらに SUJ2(軸受鋼?)という材質が苛性ソーダに浸けると腐食しないか 知りたいそうです。 私も興味があるので勉強したいのですが、 なかなか鉄が腐食しない理由を見つけられませんでした。 どなたかご教授頂けないでしょうか?

noname#230358
noname#230358
  • 金属
  • 回答数3
  • ありがとう数5

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#230359
noname#230359
回答No.3

苛性ソーダに接している鉄表面は酸化されます。 鉄表面で酸化されてできた物質は苛性ソーダに腐食されないものです。 鉄表面に苛性ソーダで腐食されない薄い膜ができた状態になります。 これは不動態皮膜と言われています。 不導体皮膜に守られて、鉄はそれ以上の影響を受けないのです。 ただ、不導体皮膜が取れてしまうような振動や攪拌があったり、 苛性ソーダ以外の物質が存在していて、 それが不導体皮膜を溶かしてしまうような場合には 鉄は徐々に腐食されます。

noname#230358
質問者

お礼

お礼が遅れてしまい申し訳ありません。(Passを紛失してしまいました) 不動態皮膜等大変勉強になりました。 客先に聞くとたまに腐食してしまう物もあったりするそうです。 どうもありがとうございました。 また是非宜しくお願い致します。

その他の回答 (2)

noname#230359
noname#230359
回答No.2

金属材料の腐食は電位-pH図(Pourbaix Diagram)を理解することが 基本になります。 苛性ソーダは強アルカリ性ですので、 下記URLの鉄の電位-pH図とその説明をご覧いただければ、 腐食しない理由がお分かりいただけるかと思います。

参考URL:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E4%BD%8D-pH%E5%9B%B3
noname#230358
質問者

お礼

お礼が遅れてしまい申し訳ありません。(Passを紛失してしまいました) なるほど、上記URLですとわかりやすく記載されていますね。 学生の時少し勉強したのですが、また少しずつがんばろうと思います。 どうもありがとうございました。 また是非宜しくお願いします。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

腐食=酸化という事でしたら、 苛性ソーダ液が強いアルカリ性を有する為に、酸化還元反応の 還元反応が作用している為ではないでしょうか? 苛性ソーダ液が還元反応を促進する物質かどうか詳細は分かりませんが、 もしそうだとしたら、鉄の表面あるいは苛性ソーダ液中に 還元作用による還元物質(アルカリ)が発生するものと思います。 いずれにせよ、劇物指定されているものですので、 容易取り扱うのは難しい物質ですね。

noname#230358
質問者

お礼

お礼が遅れてしまい申し訳ありません。(Passを紛失してしまいました) なるほど、いろいろな方の意見をお聞きすると鉄の表面に違う物質が 発生して中味の鉄は腐食されないのですね。 学生の時は少し勉強したつもりですが、 また一から勉強していきたいと思います。 どうもありがとうございました。

関連するQ&A

  • 苛性ソーダ25%配管選定

    当方素人です。 苛性ソーダの配管選定で悩んでいます。 問題の配管は、現在はSSで施工されています。 継手の部分から漏れる状態です。 そこで更新となったわけなのですが・・・。 わからないことが 1.鉄はNGなんですか? 2.更新配管は塩ビはNGなのでSUSにしたいのですが、安くできる方法・材質はありますか?  (屋外・常用) 3.冬になると漏れるとの事ですが、なんで冬だと漏れるのか? 教えて下さい!!

  • 苛性ソーダ 水溶液 チャンバー バイク

    10%くらいの苛性ソーダ水溶液(5リットル)を作ろうと思っています。 ネットでいろいろと調べてみたのですが、ゴーグルとマスクとゴム手袋をしてバケツに5リットルの水を用意しそこに苛性ソーダを少しづつ混ぜて溶かすような形で間違っていないでしょうか? またバケツの材質はプラスティック製とスチール製どちらが良いのでしょうか? 用途はバイクのチャンバーにこびり付いたカーボンを除去するためです。 チャンバー(スチール製)の中に苛性ソーダ水溶液を満タンに入れて両側に栓をして2日くらい放置しようと考えています。 使用後の廃液は中和して役所に連絡しようと考えています。 他にも気をつけることがあったらよろしくお願いいたします。

  • 水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)について

    仕事で水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)、48%の水溶液を1.5~2%に希薄し スプレー式の剥離機で使用しています。気温の低い冬場に多いのですが 剥離液をためている槽や配管などが凍ってしまうことが多くあります。 普段は40℃程に液温で使用しています。 使用していない夜間や、休業日などに凍ってしまい配管を詰まらせています。 凍っているのか、結晶化しているのかよくわかりませんが この様な症例は、ごく普通の事なのでしょうか? また通常は、金属のマスキングレジストの剥離に使用していますが アルマイト処理された表面を剥離したり アルミニウムを処理する工程もたまにあり、アルミニウムを少し腐食させています。 この作業の後日、凍ってしまう事例が多く発生している様に思えるのですが この事などが関係しているのでしょうか? どなたかお解りになる方がいらっしゃいましたら、ご回答の方 宜しくお願い致します。

  • SPCC,SPHC,SGCC,SSで一番強度が高…

    SPCC,SPHC,SGCC,SSで一番強度が高いのは? 材質について勉強不足なので教えて欲しいです。 客先より一番強度のある鉄でt1.6X300X300の板を製作してほしいと言われたのですが、SPCC,SPHC,SGCC,SSで一番強度が高いのはどれでしょうか?教えてください。

  • 人間は酸より塩基に弱い?

    人間は 硫酸などの酸性溶液より、苛性ソーダ(水酸化ナトリウム水溶液)などのアルカリ性に弱い って聞きました。 それは、本当ですか? また、理論的にはどういった理由なのですか?

  • スルファミン酸を分解出来る?

    スルファミン酸10%水溶液で金属を洗浄しました。洗浄後、3%苛性ソーダに浸漬してから洗い流して防錆したのですが2日後に腐食してしまいました。 水分蒸発後に残留成分が強酸性を発揮した結果ではないかと思っています。 スルファミン酸を完全に分解してしまう方法を知りませんでしょうか。 高温での処理は有毒ガスを発生する事と現実的でないので完全に分解してしまうような薬品があればいいのですが・・・

  • クロムが六価クロムに変化するか。

    クロムが六価クロムに変化するか。 高温の強アルカリ水溶液(苛性ソーダ10%程度)の中で、ステンレス棒を電極として電気を流すと徐々にステンレスが腐食していきます。 この時に、ステンレスの中の成分であるクロムが液中にイオン化して溶けた場合、クロムが六価クロムになるような反応が起きる可能性があるか、ご存知の方がいましたらご教授下さい。環境問題に敏感になっておりますので是非知っておきたく宜しくお願い致します。

  • 高炭素クロム鋼(SUJ-2)の電触

    鋼球を製造していますが、電触と判定された鋼球が有ります。原因として思いあたるのはプラスチックボトルに1/3程度鋼球を入れて炭化水素液(洗浄液)で満たしてプラスチックボトルを回転揺動させ鋼球を洗浄する試験をしたところではないかと予測しています。なぜならこの試験した鋼球及びプラスチックボトルには非常に強い静電気が発生していました。この場合の鋼球材質高炭素クロム鋼(SUJ-2)とプラスチックとの電位差で鋼球側が腐食されてしまうと言う仮説は正しいでしょうか?(炭化水素液は絶縁油です。)

  • 苛性ソーダが余ってしまいました

    こんばんわ。 2年前に手作り石鹸が流行りました。 そのときに苛性ソーダ500g入りしかなく、それを購入しましたが、結局2/3程度残っています。 いつかは、また石鹸を作ろうと思いつつ、2年の歳月が流れました。 もしも処分する場合はどのようにすればよいでしょうか? ちなみに苛性ソーダは購入時にプラスティックのボトルに入っておりましたので、そのまま安全に保管しております。 苛性ソーダには賞味期限(?)てあるのでしょうか? 恐れ入りますが、よろしくお願いします。

  • 苛性ソーダについて

    苛性ソーダについての質問です。 先日、99%の苛性ソーダ(フレーク状)を水で溶かして25%の溶液を作ろうとしました。 苛性ソーダの納入業者の話では、比重などはあまり気にしなくて良いと言われたのですが たとえばこの99%の苛性ソーダを溶かして25%の苛性ソーダ水溶液を10リットル作るには、 どのような配分が考えられるのでしょうか? 99%の苛性ソーダが2.13g/cm3なのに対し、25%の苛性ソーダ溶液の比重が1.2g/cm3としたら (比重も結構異なるので)、その納入業者が言うとおりに、比重を無視することはできないのではないかと思い、質問させていただきました。 どなたかお分かりになる方、当方化学は全くの素人ですが、頑張って理解しようと思いますので お答えの程、よろしくお願いいたします