圧力容器強度計算の公差マイナス側計算についての疑問
- 圧力容器強度計算において、ラインフィルターの強度計算書に対して公差のマイナス側での板厚計算が指摘されました。
- 通常の圧力容器の強度計算では、公差まで考慮するのか疑問です。
- 設計圧力は105kpaで、安全率は1/4としていますが、公差まで考慮する必要があるのでしょうか。
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圧力容器強度計算
ラインフィルターの強度計算書を提出したところ、客先より、板厚は公差のマイナス側で計算すること との指摘を受けました。 当方、技術者として素人のため、通常の圧力容器の強度計算で、板厚は公差まで考慮するべきなのかわかりません。誰か知っている方いれば教えて下さい。ちなみ、設計圧力は105kpaで、計算書上は安全率は1/4みております。
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圧力容器の設計は圧力容器構造規格又はJIS B 8265圧力容器の構造で設計するのが普通です。 これらの計算は結構面倒ですが当方で開発したソフトを使用していただけば経験の少ない方でもそのままボイラー協会などに提出する書類が作成出来ます。 また公差はソフト上で入力出来るようになっています。(一部の計算では公差を無視しています。) これらのソフトは下記Homepageで公開しており無償で試用して頂くことが出来ますので是非一度ご使用になってみて下さい。 Homepage:http://homepage1.nifty.com/minerva/
私も圧力容器は専門ではないのですが、ちょっとだけ。 (一応、2級ボイラーは持っていますし、内燃機関の圧力なら設計経験有。) 圧力容器については、JIS規格に幾つか関連するものがありますので、 御確認を。(多分、安全率も規定されていると思います。) その上で・・、 公差のマイナス側で計算するのは、最悪の場合でも充分な強度が確保されている事を示したいのだと思います。 充分な安全率をみておけば、公差幅程度では影響無しの筈です。 > 安全率は1/4みております。 25%増しって意味ですか? それはちょっと少ないかな? 「4/1」で、400%みているならOKそうですけれど。 という事で、回答(1)のMILD氏と、同意見ですね。 JIS B 0190「圧力容器の構造共通用語」には、 強度計算等に使う“実際厚さ”として、実測値の代わりに 板厚から公差を引いたものを使って良いとしていますね。 よって、客先の指摘は妥当なものでしょう。
専門ではありませんので・・・ 設計圧力に対する板厚(計算厚さ)を算出して、 実際に使用する厚さと比較します。 例えば、 「計算厚さ2mm<使用厚さ6mm であるから問題ない」 とか。 計算厚さに対して、公差分を十分にカバーできる 厚さを使用すれば、公差分を考慮する必要はないと 思います。 計算厚さ2mmに対して2mmの厚さで問題ありません という計算書なら、 「板厚の-公差は考慮しないの?」という質問が 出るかもしれませんね。
お礼
参考になりました。有難うございます。 計算厚さに対して、採用している厚みからJIS規格の公差のマイナスを考慮した場合 計算厚さ>採用厚さ となります。 よって、厚みはアップする必要がありますね。
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お礼
ご回答有難うございます。 安全率は400%です。 しかし、上記補足の通りであれば、圧力容器計算書の準じて計算している以上は、公差を考慮して計算しなければいけないようですね。 参考になりました。