- 締切済み
CAM機能について詳しい方がいたら教えてください
- CAM機能について詳しい方に教えていただきたいです。
- PRO/NCではできない削り残しの自動認識など、UGやMASTERCAMで可能な機能について知りたいです。
- CATIAやPRO/E WILDFIREでは削り残しの自動認識ができるのかも気になります。CAM導入の参考にしたいので、知識のある方がいたら教えてください。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
みんなの回答
ホンダがCATIA V4を使用していますが、過去にIGESで外部にデータを出していましたが、トラブルが続出して現在、外部にはCATIAのデータしか出さなくなっています。ホンダの仕事をしている会社で結構Mastercamユーザーが多いのは、オプションですがCATIAのダイレクトトランスレータが結構優秀でCATIAでオープンするよりも早い位のレスポンスでデータをオープンする事が可能です。 但し、現在はCNC社製品ではなく、いわゆるC-HOOKと呼ばれる外部ベンダーのトランスレータです。価格はリード・ライト両方が50万位です。 現在、CNC社自体がCATIA V4とV5のトランスレータを開発中でまもなくリリースされます。 価格はかなり下がると聞いています。V4用が現在の半額近く、V5用がもう少し高くなるようです。
私は現在CATIA V5&MasterCAM&Vericutを使用して航空機部品の機械加工を担当しております。 早速ですが、CATIA V5のCAMは現在のところ加工全体を総評するとまだまだ発展途上です。 MasterCAMについてはある程度の部品であれば実用出来るところまで来ています。 しかし、御社での加工アイテムが金型なのか航空機部品のような5軸RIB加工かによって求めていくCAMは違ってきます。 私は通常の3軸金型加工ならWorkNC、5軸金型加工ならHyperMill、5軸航空機部品ならCATIA V5を薦めています。 確かに某M社ではMasterCAMを数十台導入しました。CATIA V4ではプログラミングに時間は掛かるし高価だし、それを解決するCAMは無いかと探したところMasterCAMが候補に挙がってきました。当時、CATIA V5のCAMは全然使い物になっていなかったので購入の決定をした時期では確かにMasterCAMのほうが上だったでしょう。ただし、導入した理由は決してMasterCAMが他のCADより優れているからとは聞こえてきません。単に安価で5軸も出来るからです。問題はその出来るというとこで、じゃあどの程度出来るかと言うとまだまだCATIA V4のレベルではなく、少々物足りないという感じです。 CATIA V5のCAMですが、現在ではCAMのほうに物凄く力を入れてるという情報もあります。あるCAM会社を買収しCATIA V4のノウハウを使い現在では5軸加工でもかなり使える状態になってきてると思います。もう一つ、自動車メーカーであるT社もCATIA V5を採用し実はCAMをかなりの台数導入しており、そこで上がってくる不具合や改善情報をDassault社はいち早く取り入れCAMの大幅な改善を進めております。 従って、これから先を考えるとCATIA V5でモデリングをしNCを作成しファイル管理も一元化していったほうが生産性も上がるのではないでしょうか。 Hypermillは5軸の金型NC作成では一番良いと思います。干渉チェックのレベルは他のCADよりも優れていると思います。エンドミルの側面を使う切削は少々苦手ですが・・・。 値段は参考程度にしてください。 CATIA V5 CAD+CAM 800万円 CATIA V5 CAD+MasterCAM 550万円 CATIA V5 CAD+Hypermill 1200万円 CATIA V5 CAD+WorkNC 500万円 構成にもよりますが大体の目安にして下さい。 くれぐれも安物買いの銭失いにはならないように目的を目標を考慮し十分に検討して購入してください。
お礼
詳しい説明ありがとうございます。 CATIA V5 もR10あたりから5軸加工で使い物になって来たとのうわさは聞きます。 今後T社やV4ユーザがこぞってV5を使い始めると CAM機能がレベルアップすればいいのですが、 CAMとしてのCATIAの評判は芳しくないのも事実のようですね。 要は何をしたいかってことに掛かってくるのでしょうが、コスト面も考えて参考にさせていただきます。 ありがとうございました。
Mastercamの機能としては削り残し加工は追込み加工という名前になっています。方法は2種類あって、それまでの加工データの結果を計算して削り残し部分のデータを作る方法と、工具径の差で削り残しを計算する方法とがあります。 Mastercamは元々加工が専門の会社が加工の為に作り上げたソフトであり、CATIAはフランスで航空機の開発の為に作られたCADの上にオプションでCAM機能をのっけているだけですから、コストの割にはCAMの機能はあまり期待できるほどのものではないとおもいます。最近も三菱重工業 名古屋製作所(航空機部門)が約30台のCATIAをMastercamに買い換えました。導入後のライセンス料まで考えるとCATIA1台分でMastercamは3台位導入できるコストだと思います。それでなおかつCAMの機能はMastercamの方が上です。 ただ、CAD機能に関してはハイエンドモデラーのCATIAにMastercamが勝てる訳がありまぜん。
- 参考URL:
- http://WWW.MASTERCAM.CO.JP
お礼
ありがとうございました。 CAD/CAMのメリットはシームレスなデータ交換に あると考えています。 CATIAとMASTERCAM間でデータは完全に変換できるのでしょうか? IGES経由では心許ないですし・・・。 ただCAM機能としてはCATIA V5がまだ物足りないとはよく聞きます。 ただ5軸加工も工具軸制御方法をかなり自由にしたい(干渉回避のため)となるとTEBISやHYPERMILLといった海外製ハイエンドCAMでないと 出来ないといったこともCAM商社に聞きました。 コスト面とどこまでCAM機能を求めるのかというせめぎあいにはあると思いますが、参考とさせていただきます。
私がいままでに触ったことのあるCAMソフト3、4種類についてですが・・・。 特定Rの刃物で削りきれない部分を認識というのが多いです。 荒加工では残りしろを見るソフトはありますが、仕上げではありません。 というわけで、削り残しの自動認識は標準的なCAMソフトでは一般的な機能になっていると思われます。しかし、取り残し量を認識するのは、まだ一般的ではない・・・と思われます。 取り残し量を考慮するのは、シミュレーションソフトや最適化ソフトに任せてもいいかもしれません。最適化ソフトも安価(以前に比べ)になりつつあるようですし・・・。 残念ながらCATIAのCAMは使ったことがありません。
お礼
ありがとうございます。 やっぱvericutは必需品でしょうねえ。 加工した際にモデルに対してどのくらい残っているのか見る機能はCATIAにもあるような感じでした。PRO/NCは無さそうなんです。 あとNURBS補間って金型以外にはあんまり使わないと思うので、本当に必要かなとは考えています。
お礼
ありがとうございます。 データ交換の重要性を痛感しております。 トランスレータも結構価格がするのですね。 検討させていただきます。