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アルミニウムの白色アルマイト処理と腐食の関係について
- アルミニウムに対して施される白色アルマイト処理について調査しました。
- アルミニウムに白色アルマイト処理を行っても、ステンレス(ニッケルメッキ)とネジ止めをした場合に腐食の発生が避けられないことが分かりました。
- 白色アルマイト処理はアルミニウムの表面に酸化皮膜を形成するため、他の金属との接触による腐食を抑えることができます。しかし、ステンレスとの接触では腐食が発生する可能性があるため、対策が必要です。
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「黄銅+ニッケルメッキ」のボルトでほぼ充分だと思います。 表面層は、いずれもニッケル系になるので電位差もさほど生じず、腐食の原因になるとは思えません。
前回の回答の補足についてですが、ニッケルめっきしたステンレスとパッシベイト処理したステンレスをボルト締めで固定する…ということですね。 この組み合わせなら、おそらく問題は生じないでしょう。だた、用いるボルトはステンレス製のものをご使用ください。亜鉛めっきした鉄製のボルトだと、この組み合わせの中で、真っ先に(そして激しく)ボルトが腐食してしまいますので。
補足
いつも適切なお答えを頂戴し、感謝しております。ありがとうございます。 ところで、このボルトですがさほど強度を要さないため「黄銅+ニッケルメッキ」 ではと考えておりますが、この組み合わせでは不適切でしょうか? 宜しくお願いいたします。
アルミニウムは基本的に錆びやすい金属であり、逆にステンレスはわざわざ錆びにくくした金属です。 この、錆びやすさを定量的に表したのが電極電位で、イオン化傾向になります。この電極電位が2者間の隔たりが大きいほど錆びやすくなリます。とはいうものの、錆びやすい金属が単独のときよりも、より錆びやすくなるという現象で、両者間で電池が形成され、に腐食電流が流れるため、電食と呼ばれるのでしょう。どちらかというと、私は漏洩電流(金属の組み合わせとは関係ない外部の電源)などが原因での腐食の方が、電食だと思いますが。 こうした金属を組み合わる場合、両者を絶縁する必要があります。ボルト締めするのでしたら、ワッシャを絶縁体にするとか、ボルトを通す穴の内面の処理に注意する必要があります。
お礼
お答えをありがとうございました。 一方がステンレス(ニッケルメッキ)の状態を変更できないので 対向する部品をステンレス(パッシベイト処理)にしようと思います。 ここで気に掛かることは「ステンレス・ニッケルメッキ」の場合も 結局は「腐食」を誘発することになるのでしょうか? ご面倒でなければ、お返事を頂きたく思います。
避けられないと思います。 製品の上に鉄分等が付着しそのままの状態が継続すれば 湿度80%の環境ですと、その部分から腐食が発生します。 参考例ですがこんな方法は、いかがですか? 1.アルミには、高硬度の硬質アルマイトを施す。(ねじ止め時のキズ防止) 2.ステンレスは、めっき後テフロンコーティング(撥水性) 上記は、ひとつの例です。 まだまだいろんな組合せがあると思います。
補足
お早いお返事に、改めて恐縮いたしております。 ありがとうございます。 早速参考にさせて頂きたく思いますが、私も知識にない中で色々調べている中で、 ひとつ気に掛かることがありまして、ご存じでしたらお教えいただけないでしょうか? アルミニウム合金とステンレス鋼の密着を継続していると その電位差から「電食」という腐食が発生するのではないかと、考えるのですが 基本的にこの金属同士の組み合わせは「良くない」と考えるべきなのでしょうか? 御礼を兼ねてではありますが、改めて宜しくお願いいたします。
お礼
いつも、お世話になりましてありがとうございます。 若干、価格の点で相違はあったものの、結論として ボルトもステンレス製とすることにしました。 本当に、ありがとうございました。