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安全増防爆工事についてのおさらい
- 安全増し防爆の操作盤についての注意点や法的な制約について説明します。
- 中継ボックスの穴の開け方や納期に関する問題について解説します。
- 本質安全防爆の信号線の端子について詳しく説明します。
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おはようございます。 メーカーで防爆構造の操作盤を製作した後、検定を受けて出荷するようになっています。 従って検定後に改めて扉に穴を明けて部品等を取り付ければそれは改造と言う事になり、検定は無効になり再受験の必要が出てきます。 再受験はは御社で行う必要があり、メーカーはそこまで保証ができないと言う事です。 中継BOXについても同じです。 防爆構造品は機密性か問われますから現合はもってのほかです。 納期が長いのは、製作時間も多少は長くなるでしょうが検定を受けるための手続きがあるのでそれも含まれているのだと思います。 従って「製作時間+諸手続」の事を考えると1週間以内で納入すると言う事はほとんど不可能に近いと思います。
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こんにちは。 前述の 安増<耐圧<本安 の式は使用できる環境の程度を示したもので、個別の組み合わせではないと思います。 (例えば)安増の部品は通常の機器よりも点火源となりにくいように作られた部品で、耐圧防爆の部品は耐圧構造を維持出来るように作られた部品です。(目的の構造が異なります) 安増モータが一応耐圧構造(容器)になっているか、モータの口に耐圧のシーリングれば、それと耐圧フレキを使用する事によって安増同等以上の防爆構造となり得ます。 確かに本安機器と耐圧機器の組み合わせは良く使用されますが、それぞれの構造を守って組合わせた場合のみ使用可能となります。 この辺の判断は労動安全研究所の防爆指針が基準となります。 ちなみに前述の空気を導入する構造はれっきとした内圧防爆構造で、2種場所で良く使用されます。これは単純にエアを導入して腐食性ガス対策や気休めの防爆で使われる「エアパージ(通称)」とは異なります。 労検の認定が必要です(取得しないと内圧防爆構造とは呼べない) この辺の笑い話(シリーズ)としては、耐圧等で使用される強化ガラス窓(サイズに限界有り)の強度試験として鉄球の落下試験がありますが、これは申請に提出した器物を実際に試験して単品の場合はそれをそのまま販売します。一度衝撃を加えたものを使って大丈夫なのですかね?
補足
いつも詳しい回答を頂き有り難うございます.やはり安増と耐圧防爆の組み合わせで同等以上の性能が出せれば良いわけですよね,防爆指針がなかなか理解できなくて困ってます, それにしても笑い話シリーズとは面白い,私が以前にCE認定の仕方で質問した中に衝撃試験,振動試験等は破壊検査ではないのでしょうか?と上げた事が有りますが,鉄球落下試験をして販売すると言う事は破壊試験ではないのでしょうね,他にも笑い話シリーズや裏技とか有りませんか?話は変わりますが防爆に付いて色々調べたら海外規格でノンインセンディブ規格とかで比較的軽い規格があるらしいのですが国内ではどうなんでしょうか?外圧による防爆機器の規制緩和も期待できないかな?
安全増防爆構造の機器は、法律に基づいて機器の形式認定を受ける必要があります。ユーザーが改造したら、使用できなくな ります。モーターとインバーターのように、組合せで形式認証を受けているものもあります。他の型式と組合せると、使用で きません。 汎用的な機器ならば、メーカーが形式認証取得済みのものを、在庫として持っていると思います。中継ボックスについては、 在庫から選んで、配線ルートのほうで現合するのが良いと思います。 メーカー在庫だけでなく、商社の流通在庫を調べることをお勧めします。 安全増防爆構造<耐圧防爆構造<本質安全構造 という順に、爆発危険性の大きい環境で使用できます。 よって、「安増」が無ければ「耐爆」や「本安」でも問題ありません。しかし、構造以外に、雰囲気温度や 危険物蒸気引火性などの区分もありますので、メーカーと相談する必要があります。 さて、笑い話のような、苦肉の策の大技があります。 機器の回りをケーシングで囲って清浄空気を給気してやる方法です。給気が止まったら、機器の電源が自動 遮断するよう安全回路を設けて、ケーシング外側は危険場所、内側は安全場所として官庁へ届けてしまうこ とが必要です。お客さんへ納入するのでしたら恥ずかしくて言えませんが、自社の設備なら可能でしょう。 ちなみに、私は、防爆設備の機械設計と工事管理をしております。
補足
詳しい説明をして頂き有り難うございます, 安増とは防爆な中では一番軽い仕様だからと,始めは気楽に考えていました。 安増対応機器を買ってきて取付ければ良いのだと思っておりましたが, まさか安増機器がべらぼうに納期が掛かるものだとは思いもよりませんでした. 市販品で安増対応機器がかなり少なく耐圧防爆のほうが選択の幅があったりします. これは市場規模が小さい為なんでしょうかね. ほとんどの機器は,非防爆か耐圧防爆のどちらかしかなく選定に苦慮しました. 例えば,耐圧防爆のモーターに安増のフレキを取付けてもかまいませんか? 逆に安増モータに耐圧防爆フレキを取付けるのはどうでしょうか? この場合は全体として安増構造になるのでしょうか? 苦肉の大技と紹介されてますが,この方法はエアパージ式と言うことなんですか? 少し疑問があるのですが,例えばモータをケーシングに入れて密閉したとします. それで,その配線は? この場合以外にも例えば,防爆エリアをただ通過するだけのケーブルは? 防爆エリア内に中継ボックスで接続するわけでもなく防爆エリア外から反対側の 非防爆エリアまでただ通過する配線もやはり防爆工事が必要なんでしょうか? 既設の非防爆配線があり,そこに防爆設備を導入してその付近が防爆エリアになったらどうなります? やはり既設配線も防爆配線にしなければならないのでしょうか? (上記の通過ケーブルです)
こんにちは。 効率とおっしゃってもこれだけは法律で義務づけられていますから、どうしようもありません。 逆にユーザーサイドでも認定品でないと消防検査が通らないはずですから納期を優先して非認定品を使うわけには行かないはずです。 ここら辺の話をユーザー様とされて、適正な納期交渉を行うしか方法がないと思います。 以降同様の商品を受注される際には充分に認定期間を加味した納期で受注される事をお奨めします。
お礼
ご忠告有り難うございます。私は所謂”盤屋”に勤務しております。 この物件の話が出た頃は納期がまだ有ったのですが,機械系の仕様変更等の繰り返しで,気が付けば納期がもう無くなっていた訳です。 非防爆であれば,まだ十分納期が間に合うのですが..., この当りの規制緩和も早く進めてほしいものです
お礼
早速ご回答頂き有り難うございます,やはりユーザー側での変更は出来ないと 言う事なのですね。 操作盤についてはある程度は理解できるのですが,中継ボックスでも同様とは!。 ということは,設計レベルで電気配管系統はもちろんのこと油/水配管も含めて全ての配管設計が終わらなければ発注が出来ないことになってしまいます。 ただでさえ納期が無いのに... 何かもっと効率の良い方法は有りませんか