- ベストアンサー
公社債ファンドの基準価格について
- 最近のニュースで、新発10年物国債の利回りが上昇し、公社債ファンドの基準価格は下落する可能性がある。
- 公社債ファンドの基準価格は2016年初めから中ごろまで大きく上昇し、2017年初めに下落した。
- 金融緩和に移行する場合、公社債ファンドは下落する可能性が高い。
- みんなの回答 (6)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
> 日銀の金融緩和で金利が上昇するようになれば、 金融緩和で金利が上がることはなく、「金融緩和の縮小」で金利はあがります。「縮小」の書き落としだと思いますが、意味がま逆になる場合なのでご注意を。 金利が上がれば、その後に発行される公社債などの金利もあがるでしょう。 しかし、既存の「明治安田日本債券ファンド 」などの公社債ファンドは、低金利時代の債券をたくさん持っているはずですので、ファンドに入ってくる利息は少ないです。 当然、質問者さんたちに配当するお金も(金利上昇以後の債券に比べれば)少ないので、欲しがる人がいなくなります。 欲しがる人がいなくなれば、基準価格は下がっていく可能性が高いです。 > 2016年の初めから中ごろまで大きく上昇した理由 これが、と言えるほど大きな事件はなかったと思いますが、日銀総裁あたりが「一層の金融緩和を図る→低金利」とか「マイナス金利→低金利」とかに触れたのではないでしょうか。 つまり、そのに後出る債券の金利はもっと安くなる、今ある(比較すれば)高い金利の債券の値段が上がる、と考えた人が多かったのではないでしょうか。 > その後大きく下落した理由は何だったのでしょうか? その後の株価の動きを見るに、おそらく、安倍内閣の経済政策がうまくいきつつある=債券ファンドを売って株に投資したほうが儲かる、と判断されるような情勢になったものと思います。
その他の回答 (5)
- fujic-1990
- ベストアンサー率55% (4505/8062)
(^_^;; > 他の日本国債を基本とした債券ファンドと比べて、明治安田日本債券 > ファンドは少し違った面があるのでしょうか? それは目論見書を見て分析するしかないと思います。 これは以前に、ほかの方への回答したときにも書いたことなんですが、以前、株式ファンドを持っていたときの話です。 ほかの株式ファンドがおおきく下落しているときに、小さな下落しかしないファンドだったのです。 証券会社の担当者は、胸を張って「マネージャーが優秀なんだ」と言って買い増しを勧めていました。 ところが、株価が上がり、他のファンドの価格が急回復しているのに、そのファンドはさっぱり上がらない。 なんで?、としつこく尋ねて得た回答を翻訳すると、当時の「シャープなど信頼性が高く、下落局面でもさほど下がらない優良株を売却して、ファンド全体の価格が下がらないように工作していた」ことが分かったのです。 で、それら手放した優良株が値上がりをして、他のファンドが値上がりしてきても、それらを手放してしまっているそのファンドは上がらないんです。 「目論見書にかいてありますから!」、いまさら文句を言うなと言う話。 ファンドマネージャーが優秀で、値下がりしなかったわけではないのです。あんなんだったら、猿でもできる話。 債券ファンドでも、人気の高いものと人気がないものがあります。そのあたりの見極めが必要だからプロに任せるわけで、社債ならどこでも同じなら、手数料などを盗られるファンドを持つ必要は無いのです。直接債券を持ったほうがいいのです。 つまり変動幅は小さいものの、基本は株式投信と大同小異だろうと思います。何を持って、何を売るのか、目論見書をよく分析なさってください。 私は、お尋ねの債券を持っていませんので、回答のしようがありませんです。
補足
細かくご説明いただき、ありがとうございます。 目録見をよく見たいと思います。 今まであまり見ていませんでした。
- fujic-1990
- ベストアンサー率55% (4505/8062)
2番回答者です。再々補足質問を拝見しました。 やはり利率が先高の場合、既存の債券や債券ファンドは売られて値下がりするでしょう。 どれくらい値下がりするか(売られるか)は、債券の金利の上昇よりは株価の値上がりのほうが強く影響するのではないかと思います。 言っちゃあなんですが、金利の大幅値上がりと言っても、年利0.5%が2%になるくらいでしょう。それほど慌てて債券を売る利率ではないと思います。 今のままの債券だって満期まで持っていれば損はしないのですから。 > 株価も下落債券も下落、 という見通しであれば、債券も債券ファンドも停滞(それほどは下がらない)可能性のほうが大きいのではナイかと思います。 ただ、たしか「景気は株価に聞け」という言葉があって、ここまで株価が上がったのだから「景気は上向き」であり、私個人は、株価は意外と簡単に戻って、また上がるんじゃナイかと思っています。 私の株価見込みが正しければ、株価が原因で債券ファンドは下がります。 (半年後の9月の株価のようすを見てみますか。私が笑うか、泣くか・・・ 買う予定はないですが、明日買ったとして・・・ 建設系かな) 株価なら、値上がりするときは5%や10%くらい、すぐ儲かります(簡単に損もしますが)。 株式ファンドに投資する人より、公社債ファンドに投資する人は、儲けることに敏感ではないと言われていますが、それでも株価上昇・株価上昇と繰り返されれば誘惑され、手放す人が増えるんじゃないか、その結果、値下がりするという気がします。 ちなみに株は、下落でも上昇でも、動きさえすれば、儲けるチャンスはあります。株価下落に賭けるなら、空売りという手もありますよ。私はやったことがありませんが。
補足
「債券の金利の上昇よりは株価の値上がりのほうが強く影響するのではないかと思います」 なるほど、そうなんですか。 「金利の大幅値上がりと言っても、年利0.5%が2%になるくらいでしょう」 これぐらいの金利上昇であれば、債券ファンドにはそれほど大きな下落要因にはならないんですね。 悩ましいとところですが、もうしばらく様子を見てみます。 今は株価が不安定なので、上昇に転じたときに債券ファンドがどのようになるかを見極めないといけないですね。 ただ言えることは金利もこれ以上は下落することはないでしょうから、 金融緩和縮小で金利が上がる局面でも「明治安田日本債券ファンド」の基準価格がどうなるかですね。 他の債券ファンドに比べると明治安田日本債券ファンドは比較的基準価格が安定して上昇しているように思いますが、 他の日本国債を基本とした債券ファンドと比べて、明治安田日本債券ファンドは少し違った面があるのでしょうか?
- fujic-1990
- ベストアンサー率55% (4505/8062)
2番回答者です。補足質問を拝見しました。 理屈では、補足で書かれた通りです。 が、なんでもそうですが、一筋縄ではいきません。 例えば保険会社など一定の支払いが必ず必要になる業種では、ある程度、利益を確定しておかなければなりません。全部株式投資に回すわけにはいかないのです。 そういう業種では、当時の低金利を前提にして、将来の支払い額を設定しているはずなのです。 例えば、契約更新時などに「従来の運用益が得られないので、支払う保険金額を引き下げます」的な通知が顧客の所に来ていたりします。 なのでそれらの業者にとっては、公社債の基準価格が下がってもそれほど慌てて売る必要が無いのです。 また、海外のマイナス金利で困っている巨額資産家には、円のような安定通貨で、且つ必ず元金は戻る公社債は保有し続けることには、十分に意味があります。プラスでさえあれば、利率はそれほど重要でない可能性もあるわけです。 また、北朝鮮などをめぐる戦争の可能性もあります。株価がどう動くかは誰にもわかりません。 というわけで、金利が上がったからといって、それに伴って単純に従来の(比較したら)低金利の公社債や公社債ファンドの基準価格が、同じ率で下がるとは限らないのです。 そのあたりを総合的にどう見るか、で、投資家の資質・眼力が試されるのだろうと思います。
補足
なるほど。難しいですね。金利が上がれば債券下落という公式が当てはまらない部分もありますね。 fujic-1990 さんから見ると明治安田日本債券ファンド の今までの基準価格の傾向を見ると、今後金融緩和縮小で金利上昇というシナリオになった場合、どのようになると思われますか? 公式通りにやはり基準価格は下落傾向になるほうが普通だと思われるでしょうか? 株価も下落債券も下落、どうしたらいいでしょうか?
- ebisu2002
- ベストアンサー率59% (1878/3157)
運用報告書 第17期(2016年1月21日~2017年1月20日)から抜粋 (上昇要因) ・日銀のマイナス金利政策により、7月上旬にかけて超長期ゾーン中心に金利が大幅に低下(債券価格は上昇)したこと ・日銀のマイナス金利政策や、欧州金融機関の収益懸念により、クレジット環境が一時的に悪化する場面はあったものの、良好な需給環境が続き、クレジット市場が堅調に推移したこと (下落要因) ・7月末の日銀金融政策決定会合で、市場が織り込んでいた追加利下げが見送られたことに加えて、次回決定会合において金融政策の枠組み変更が示唆されたことから、金融政策への不透明感が高まり金利が上昇(債券価格は下落)したこと ・11月に積極的な財政政策を掲げる米国新大統領が選出されたことを受けて、海外金利が上昇し、国内金利も上昇(債券価格は下落)したこと
補足
ありがとうございます。 運用報告書にも書かれてあるのですね。 ということは、これから金融緩和縮小に向かっていくことになれば、 当然債権は下落していきますよね。 金利が上昇し続ければ、このファンドも基準価格は下がる一方だと理解してもよろしいでしょうか?
- j3100-pips
- ベストアンサー率22% (210/940)
株式ファンドは株式市場が上がれば上がり、 公社債ファンドは公社債市場が上がれば上がるのではと思います。 ただしファンド自身を買う人が増えれば上がり、売る人が増えれば下がるという面もあり、市場との両面で基準価格は決まるものと理解しています。 去年の7月ごろは債券市場が下がっていましたので、そのファンドは下がってなかったですか? 2016年に日銀がゼロ金利政策を導入し、この年8月に住宅金利が最低を記録した----と、ちょっと今検索したら出てきました。 金利が低いとは債券価格が高いということですから、 お持ちの債券ファンドもそこが天井だったわけですね。 ゼロ金利の副作用で銀行業界は悲鳴を上げているようですので これ以上の金利を下げる政策は難しいのでは。 アメリカのFRBも金利を上げる姿勢に転換していますし。
補足
大変よく理解できました。 ご説明によると、これからは金利上昇へと向かい、債券は下落しやすい状況にあるということですね。それぞれの資産の需給のバランスもあるようですので、絶対とは言い難いですが、基準価格は下がりやすい可能性が高そうですね。 金利が上昇して債券が下落すると、株価にはどのような影響があるのでしょうか?
補足
なるほど、よく理解できました。 これからのことを考えると更なる金利引き下げは難しいでしょうから、 「金融緩和の縮小」で金利はあがりやすいですね。 つまり債券ファンドへの投資はこの辺りで控えたほうがいいでしょうか? 「明治安田日本債券ファンド 」などの公社債ファンドは、低金利時代の債券をたくさん持っているということですので、高金利になってくると基準価格も下がってくるのですね。