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太陽光発電PCS出力の「単相2線式出力」について
太陽光発電のPCS出力仕様を見ると、「単相2線式出力、ただし接続は単相3線式」という表記があります。 家庭内の電気方式は、単相3線式なので、その両端のU相とW相にPCSの単相2線式出力を繋ぐことになると理解します。 この場合、PCS出力がAC200V、4kwだとすると、単相3線式のN相(中点)基準でAC100Vを供給している負荷にも4kwを供給できると考えていいのでしょうか? それとも出力は、AC200V単相2線なので、あくまで負荷もAC200V負荷にしか供給されないということでしょうか? ご教示いただけるとありがたいです。よろしくお願いします。
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- hitujiotome2000
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誰も記載していませんので、PCSシステムの経験はありませんが、200V 発電を、単相3線式への対応と考え記載してみます。・・・参考になれば ! 。 単相3線式の場合100V2回路に別れ片線をN相で共用します。 (1) 例えば、3kWと1kWで分かれると、 ・3kW負荷は I=30A(3000W/100V)で R3=3.33Ω(100V/30A). ・1kW負荷は I=10A(1000W/100V)で R1=10Ω(100V/10A). (2) 200V回路に3.33Ωと10Ωが直列に接続されます。 (3) 各負荷の電圧は200Vが抵抗(上述R)分圧され、 ・3kW側は 50V (200V×3.33Ω/13.33Ω)の電圧がかかります。 ・1kW側は 150V (200V× 10Ω /13.33Ω)の電圧がかかります。 (4) 負荷の小さいほうが抵抗が大きいため高い電圧 150V かかります。 (100Vに150Vかかると過負荷になって危険です!!・・・。) このため、通常は電力会社の供給変圧器が200Vを各100Vに平衡分圧 して供給していますので、正しく100Vに分圧され、電力も分割されます。 しかし、この変圧器からの距離が概ね50mを超えると供給電線の抵抗の 電圧降下が電圧分担に影響を与えだしますので注意が必要です!!・・・。 これらを防ぐためには、「バランサーという単巻き変圧器」があります。 これは200Vを100V2回路分割するもので、これを家庭側に接続する。 以上から電力会社からの供給線で利用する場合は大きな問題は無く、出力は 負荷に分担し供給されます。 しかし、バランサー無しで供給線を「切り」とし単独運転すると、負荷電圧 がアンバランスとなり非常に危険であるように考えます。 ただしPCS出力がN線つきの200V出力で電圧分割機能があれば単独運転 可能かとも考えますが、PCS機能によるものと考えます。 私の知識ではこの程度です、役立てば幸いです・・・以上