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出荷量のバラつきを統計学的に調査する方法
物流の仕事をしています。 出荷量のばらつきを把握する為の、統計学的な手法について教えてください。 たとえば、100日間かけて、10000個の貨物を出荷するとします。 単純に考えれば、1日あたりの平均では100個の貨物を出荷したことになります。 しかし実際は、前半50日は1日10個程度の出荷量で、後半50日で190個の出荷量ということも有り得るかと思います。 このように出荷量のバラつきが大きい場合、平均では100個/1日の出荷量であっても、平均のみで単純に表すのは無理かと思います。 出荷量のバラつきがどの程度であれば、[平均で100個/1日の出荷量]とみなせるでしょうか? 統計学的な手法を教えてください。
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- QCD2001
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全部を足して割ったものが平均値の定義ですから、たとえば 1日目に10,000個を出荷し、残りの99日の出荷個数が0であった場合、 1日あたりの平均は100個になります。 平均はバラつきを調べるための指標ではないので、平均を調べてもバラつきを知ることは出来ません。 大まかな話をします。 1日目の出荷個数をx1、2日目の出荷個数をx2 とし、以下同様にして、100日目の出荷個数をx100 とします。 出荷数の平均をxmean とすると、 xmean=(x1+x2+・・・+x100)÷100 です。 σ^2={(x1-xmean)^2+(x2-xmean)^2+(x3-xmean)^2+・・・+(x100-xmean)^2}÷100 とすると、σ^2 は、各日の出荷個数と平均出荷個数との差を2乗して平均を取ったものですから、平均よりも多かったり少なかったりした日が多いと、σ^2 は大きくなります。このσ^2 を分散と呼びます。分散の平方根であるσを標準偏差と呼びます。 よく、平均〇〇±△△ という表記の△△の部分が標準偏差です。 サンプルが平均±1σの範囲に入る確率は約69%、±2σ以内に入る確率は約96%、±3σ以内に入る確率は約99.7%です。 わかりやすく説明すると、平均が100個で標準偏差σが10個であるということは、 出荷個数が平均±10、つまり、出荷個数が90個から110個の範囲であるような日は、100日の69%である69日程度であり、 出荷個数が80個から120個の範囲であるような日の数は、96日前後であり、 出荷個数が70個から130個の範囲であるような日の数は99.7%ですから、ほぼすべての日が含まれることになります。 このように、標準偏差を計算すると、ばらつきを調べることが出来ます。 ところで、ばらつきを調べるにあたって、上記のような計算をする前に、まず度数分布のグラフを作ることをお勧めします。出荷個数が0個から9個の日は何日あり、10個から19個の日は何日あり、・・・というようにして調べてグラフを作り、これを眺めると、単純な計算では求められない、思いがけない規則性が発見されることがあります。 たとえば、出荷する荷物をトラックに積み込む際に、両手で1個ずつ2個を持ってトラックに載せ、おおむねいっぱいになったところでトラックが出発すると、出荷個数は偶数になります。もしかするともう1個乗せたほうが効率がよいかもしれません。 グラフと言うのは原始的なように思えますが、意外と使える統計手法です。
- qwe2010
- ベストアンサー率19% (2197/11087)
統計、何のためにそれをとるのか考えましょう。 倉庫の大きさ、車の手配とか、人員の配置に必要なのでは? 一年をとおして、 月ごとの移り変わり、 曜日ごとの、移り変わり、 盆前、 正月前の、量 それを数年分用意すれば、よく理解できるでしょう。 それを使用しないのであれば、1日100個で十分です。
- f272
- ベストアンサー率46% (8525/18244)
「出荷量のばらつきを把握する為」には平均だけでなく、分散と呼ばれる統計量を計算します。分散は、平均からどの程度ちらばっているかを表す指標です。 > 出荷量のバラつきがどの程度であれば、[平均で100個/1日の出荷量]とみなせるでしょうか? どんなにばらついていても、平均が1日100個であれば、「平均で100個/1日の出荷量」です。だから平均だけでなく分散も示すのです。