有意差の統計手法とは?

このQ&Aのポイント
  • 有意差を検定する統計手法とは、データの間に統計的に有意な違いがあるかどうかを評価するための手法です。
  • 1.Aサイトでの測定データと地上温位の相関を調査し、同様の調査を行った場合に有意性を確認するためには、再度相関を検証する手法を用いることが適しています。
  • 2.物質XとYの日平均濃度値の回帰式について、10年後の回帰式と10年前の回帰式との間に有意な差があるかどうかを評価するためには、回帰分析と比較検定を組み合わせた手法を用いることが適しています。
回答を見る
  • ベストアンサー

有意差が生じているかどうかの統計手法を教えてください。

有意差が生じているかどうかの統計手法を教えてください。 質問事項は2点在ります。 1.Aというサイトで1年間Bという物質の日平均濃度を測定し、同サイトにおける地上5mと25mとの温位日平均値とで相関が見られた。翌年同様の測定を行ったが、同じ程度の有意性が認められるのか確認するにはどのような手法を用いればよいのか。 2.1999年度に500地点で測定されている物質Xと物質Yの日平均濃度値を用い、Y=aX^bという回帰式が求められた。10年後に再度同様の手法で回帰を求めて得られたY=AX^Bという式は10年前に求めた式と有意な差が見られるか 以上です。 数学に疎く、理解できなくても使えれば良い、という状況下におります。 ご見識のある方のアドバイス、よろしくお願い致します。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • Willyt
  • ベストアンサー率25% (2858/11131)
回答No.3

回帰式に観測値を代入すると当然等号が成立しません。このとき一つのデータについてその残差Yiが計算できます。そのときこのYi の平均値と標準偏差をまず計算しておき、次に (Yiー平均値)/標準偏差 の二乗を500個のデータに関して算出したものの合計を計算します。 これがχ二乗値です。これと自由度499個を与えると χ二乗分布表から信頼値が計算できます。これは表から読み取ってもいいし、エクセルで計算してもいいのです。これが95%以上なが合格、それい以下なら不合格ということになります。χ二乗分布表は下記ですが、これは自由度が120までしかありません。しかし たとえばχ二乗値が 96だとすると自由度が120で信頼値が0.975を超えていますから自由度が499だと信頼値はさらに上がる筈です。だから合格と判定できます。エクセルならその数値が出て来ます。

参考URL:
http://case.f7.ems.okayama-u.ac.jp/statedu/table/index.html#chi2
arist_watch
質問者

お礼

Willyt様 私のわがままをお聞きくださいましてありがとうございました。 大変参考になりました。

その他の回答 (2)

  • backs
  • ベストアンサー率50% (410/818)
回答No.2

質問文を見る限りでは、1については「相関係数の差の検定」、2については「回帰式の同等性の検定(切片・傾きが等しいかどうかの検定)」でしょう。 例えば↓ 前者:http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/Corr/corr2.html 後者:岩崎「統計的データ解析入門 単回帰分析」東京図書(2006)p.88-90 なお「回帰式の同等性の検定」という名称は一般的な呼ばれ方ではないと思うので、論文などに記載する場合は注意が必要です。かといって、「適切な名称は?」と聞かれても困りますが・・・

arist_watch
質問者

お礼

ありがとうございます。 具体的な事例まで挙げてくださり大変参考になりました。

  • Willyt
  • ベストアンサー率25% (2858/11131)
回答No.1

通常、二乗分布検定を用います。その場合信頼度を何パーセントにするかが悩ましいところになるのですが、5%とするのが一般的でしょう。

arist_watch
質問者

お礼

早速のご回答ありがとうございます。 1.のケースだと、http://www.geisya.or.jp/~mwm48961/statistics/kai2.htmに示されている[カテゴリーの併合]の部分を応用すればよいのかと思うのですが、2.のケースの場合どのように検定したらよいのか分かりません。 重ねてのお願いで大変恐縮ですが、差し支えなければ具体的な例等を示して改めてご教授願えたらと存じます。

関連するQ&A

  • 統計の有意差に関して

    あるデータの有意差を求めたいのですが、データAとBは全く別のデータでなければいけないのでしょうか?Aの中にBが含まれる場合は、有意差を求める事は不可能なのでしょうか?測定の頻度を再考するために、全てのデータAと、抜き出したデータのまとめBに差があるのかどうか検定したいのですが。

  • 2群間の有意差検定について教えてください

    加齢により徐々に低下していく血液学的パラメーターがあります。ある薬剤を使うと差が出るのか調べています。A群266例とB群278症例です。回帰式はA群;y = -0.970x + 54.69でR² = 0.067 、B群はy = -1.824x + 88.10 、R² = 0.150 となりました。群間の有意差検定をするにあたって相関係数を比較することは可能でしょうか?別のやり方があればご教示いただけると助かります。ヒントでも構いませんのでよろしくお願いいたします。

  • 統計解析;spssで有意差検定

    次の試験区を設定した場合、どのような手法を用いて有意差検定を行うのが妥当でしょうか? 左から阻害物質の有無、阻害物質の種類、阻害物質を取り除く処理の有無 1,無、-、- 2,有、A、無 3,有、A、有 4,有、B、無 5,有、B、有 解析はspssで行いたいと思っております。 皆さんの考える方法をお聞かせて下さい。よろしくお願いいたします。

  • 平均の差の有意性について教えてください

    ある組の数学の点数 A組 89,90,100,50,40,20,40,30,90,70(10個) B組 90,30,50,90,100,40,29,59,50,19,10,40,50,10,20,30,40(17個) 2組の平均の差が有意であることを示す 式は |(A組の平均61.9-B組の平均44.52941176)|/ルート(分散856.1/A組の個数10+分散742.1397059/B組の個数17) と思い計算すると1.527824906となります。 この式でいいでしょうか、また有意であるかどかの基準値は通常いくつ くらいでしょうか(3くらいと聞いていますが) よろしくお願いします

  • 統計(有意差の検定)について

    実験データの統計処理についての質問です。 A,B,C,Dという項目をそれぞれ3回ずつ測定し、以下のようなデータが得られました。 A (1)1.369 (2)1.58 (3)1.484 B (1)0.180 (2)0.169 (3)0.180 C (1)1.543 (2)1.648 (3)1.519 D (1)0.297 (2)0.300 (3)0.318 そこで、B/AとD/Cの2群について有意差があるのか検定したいと思っています。 しかし、このデータで、例えばB/Aに関して、 B(1)/A(1)、B(2)/A(2)、B(3)/A(3)のように(1)(2)(3)がそれぞれ対応しているわけではありません。 こういう場合、どのようにして有意差の検定をすればいいのでしょうか? 同じような質問を検索したのですが、見つからなかったため質問させていただきました。 よろしくお願いします。

  • 回帰曲線の有意性検定

    回帰直線の有意性検定がしたいので、いろいろ勉強していますが、教科書を探しても下記の答えが見当たらず悩んでいます。質問は二つあります。 1) 重回帰分析の場合、T検定とF検定の違いは、各パラメータの検定と、全体的な検定の違いだと理解したのですが、単回帰分析(y=ax+b)の場合、T検定とF検定は全く同じことをしていることになるのでしょうか? 2) 単回帰分析(y=ax+b)の有意性検定(F検定)を行った場合、aが0に近ければ近いほど、少しのバラつきで有意でなくなると思うのですが、その認識はあってるでしょうか? その場合、有意でないものを棄却すると、aが0に近いものが多く棄却される傾向になり困っています。 (多数あるデータのうち、棄却されるものに偏りがでてきてしまう。) これを解決する方法はあるのでしょうか?

  • 検定で出てしまった有意差を認めたくないのですが。。。

    2つの装置で同じ試料を測定した値を比べています。 この2つの装置が同等であると言いたいのですが、一元分散分析による検定でも対応のあるt検定でも有意差が出てしまいます。n数が多い(n=120)のも問題なのですが、これはどうにもなりません。 以前、ある統計の本で、有意差が出てしまったけれど、それが意味のある差とは思えない場合は、区間推定までやって説明(言い訳?)することができる・・・というようなことを読んだことがあるのですが、それは具体的にどういうことなのでしょうか。 また、それ以外にも検定で出てしまった有意差を言い訳できるような手法があればご教授いただきたいと思います。

  • どうしても解けないので統計学教えてください

    干し草の収穫(kg/10a)と使用した灌漑の給水量(10cc)の関係を調べたところ、以下のようになった。 i ,単収(Yi),気温(Xi),Y^i,u^i,u^2i,Y-Y ̄,(Y-Y ̄)2,X-X ̄,(X-X ̄)2 1 , 1317 200 2 , 1420 300 3 , 1562 400 4 , 1803 500 5 , 2005 600 6 , 2178 700 7 , 2105 800 合計,12390 3500 (1)干し草の収量をY、給水量をXとおいて、回帰式を推定せよ (2)給水量が、450ccのときに、予想される単収を求めよ (3)この回帰式の決定係数を求めよ (4)回帰係数βとαの有意性を5%有意水準で検定せよ (注)Y^2などの^は予測値で、2は二乗です。Y ̄の ̄は平均(バー)です。 見にくくてすみません よろしくお願いします。

  • 統計学のF検定、T検定、有意差について

    統計学のF検定、T検定、有意差について教えてください。 ●F検定…分散の有意差を求める検定。有意差がない=等分散 ●T検定…等分散なデータ同士の有意差を求める検定 F検定を行う→等分散であればT検定を行える 【例】 データA、B、CについてF検定を行う。 データA、B間に有意差なし。その他の間には有意差あり。 よってデータA、Bは等分散。 データA、Bの平均値についてT検定を行える。 という認識で合っているでしょうか? ご回答よろしくお願いします。

  • t検定における有意差について

    いま、学校でt検定について勉強しています。 t値を自分で計算した結果、t値の絶対値がt分布表の対応する値より小さくなりました。 これは有意差が無い。ということになりますよね? ここまでは良いのですが、そもそも有意差とは何を意味するのでしょうか。 例えば、Aの平均が150、Bの平均が100だとします。この時、AはBより大きいです。 しかし、標準偏差はAが50、Bが60だとすると、Aが100、Bが160になることがあると思うんです。 この時、AはBより小さくなります。 こういった、A,Bの関係が変わってしまうような差を有意差というのでしょうか? また、有意差がないというのは、A、Bの関係性は変わらない。ということですか? いろいろ、調べたのですが、よく分からなかったので質問させていただきました。 初歩的な質問でしたら、すみません。 お教え下さるとうれしいです。