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工業用レンズで写真を撮るとどういう写真になるのか
工業用レンズというのが存在するようで、しかるべきマウントアダプターを噛ませれば写真も撮影できるようですが、通常のレンズと比べるとどのような写真になるのでしょうか? シグマのArtレンズのような感じですか?
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http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/dressup/543242.html >デジカメドレスアップ主義:工業用レンズという選択肢 >工業用レンズとは、いわば産業用ロボットの目だ。工場のライン上の製品を撮影し、異常がないかチェックしたり、撮影画像を元にパターンマッチングなどを行なう。こうした用途は被写体を正確にとらえる必要があるため、工業用レンズは隅々までシャープに写るのが特徴だ。所定のイメージサークルを、所定の解像度で確実にとらえる。これが工業用レンズの使命である。 長い引用でしたが、実際の写真は引用元にあります。特定の目的で発注も可能ですので、焼き付きの起こしにくい透明度の高い、透過性の高いものも作れますし、逆に、フィルターとして95%とか、60%などの精密な減光を可能にするものもあります。 レーザーなどを使うと、可視光線で焦点を合わせる、その後、目的の波長で感光させて記録するなどの実験をするのですが、フィルターの組み合わせ方の順序を間違えると破損したりする、少し絞って、順次減光し、最終的に大きなカット率のものを使わないと焼損したりします。 いろいろなタイプの工業用のものがありますので、希望の焦点距離や明るさ、目的の範囲を撮影するのには組み合わせでいくらでも可能、ただし、高額の費用になることもあります。 さきほどのフィルターにしても、一枚30万円から100万円の特注も多いし、目的に合わせて作る、オーダーすることが多いものです。既成のサンプルのものや在庫があるものは比較的多く作られているものは安い、一枚数万円程度のものもあります。 >通常のレンズと比べるとどのような写真 市販の、民生品のカメラよりも精密な画像を表現もできる、特定の焦点距離だけピントがしっかりと平面に写せるタイプが多いです。周辺部の歪みが少ない、中心部だけでの撮影ですと、変わらない写真が撮れるものです。 深みのあるピントボケの写真は苦手、顕微鏡のレンズに似ています。ピントが合うと明瞭、少しずれると何か見えない、そんな画像が得意です。