健康診断で癌が発覚しないのは何故か

質問

私の母が、肝臓に５センチの腫瘍が見つかったそうです。
「腫瘍が悪性か良性かは、検査が滞っていて未だ分からない」のですが、

先月受けた健康診査の受診結果通知表によると、
肝機能検査では異常が発見されず、次の結果が出ました。

『AST(GOT) (IU/1)（基準値３０以下）』の項目の数値が、「２１」　（昨年の数値は「２３」）
『ALT(GPT) (IU/1) (基準値３０以下）』の項目の数値が、「２０」　（昨年の数値は「１５」）
『γ-GT(γ-GTP) (IU/1)（基準値５０以下）』の項目の数値が、「２７」　（昨年の数値は「２５」）

上記のように、健康診断上は「異常なし」でした。
しかしその翌月のCT検査で肝臓に５センチの影が見つかったそうです。

本質問の主旨は、
「健康診断で肝機能に異常が見つかっていないなら、腫瘍は良性ではないか？」ということです。
これについて如何思われますでしょうか？

ある医師はそれを「血の塊だと思う」と推定し、
別の病院の医師はそれを「腫瘍であり、良性でも手術しなければならない」と仰います。
ただし検査は滞っており、良性か悪性かもわかっていません。

勿論、その検査結果が出るまで、あらゆる断定はできないでしょうが、
検査結果が分かるのは当分先であり、母は上記の疑問が気になる様なので、
皆さまのお知恵をお貸しいただきたく、質問致しました。

蛇足ですが、本人に強い自覚症状があるわけではありません。
確かに、腹部に稀に痛みを感じるということは３年以上前からあったそうです。
しかし、肝臓は胃と近い位置にあるため、それが胃の痛みだったのか肝臓の痛みだったのかまでは分からないのではないでしょうか。というのも、その時期は母の心労が重なっていた時期であり、耐えず胃をキリキリ痛ませていたからです。CT検査をしたのも、実妹の末期がんを契機にした思いつきの検査でした。

回答No.4

jing0708 · ベストアンサー

ほかの方の回答が間違えていますので、訂正のためお答えします。
まず、ガンを見つけるために全身MRIをやるべきだというのは商売絡みの発言です。臨床的に全身MRIをやって腫瘍が見つからないケースを私はほぼ見たことがありません。なぜなら、全身には良性腫瘍が出来ては消えて…を繰り返しているからです。

こうした検査は保険適用外でやれますから病院の大きな収入になります。従って、全身MRIをやって
『ほら、ここに腫瘍がありましたよ。良性かもしれませんが、悪性になるかもしれないからできるだけとってしまいましょう！』
といって手術をするとあっと言う間に患者からの信頼感も金も手に入るということになります。私は医療従事者としてこういったやり口は嫌いなのではっきりと申し上げますが、米国やEUでは全身MRIは臨床的な意義は無いということが様々な論文でしっかりと明記されています。

ご質問の内容ですが、私は肝臓の腫瘍は良性である可能性が高いと思います。担当医が指摘しているとおり、悪性であれば肝数値が悪化しているケースが多いというのが理由です。ただ、PIVKA-IIなどの血液検査はするべきだと思います。既にしていて、正常値ならより良性の可能性が高いです。
血腫であると断定するのは微妙だと思います。CTに熟達した医師の場合は血腫と腫瘍を見分けられますが、個人的にはあれは特異的な技術だと思っているので安易に信頼しないようにしています。細胞診断で判別すべきです。
また、ウイルス性肝炎やアルコール性肝炎の既往もないのであればさらに可能性は減ります。具体的には肝臓がんの8割以上の可能性を除外できることになります

　肝臓がんは急性転化することがほぼありませんので、まずは落ち着いて検査結果が出るまでのんびり過ごされることをオススメします。検査などについては大きめの病院でしっかりとなさってみてください（恐らく1ヶ月～２ヶ月程度掛かると思います）

お礼

御返信が遅くなり、大変失礼致しました。

心のこもった御回答を戴いて、母ともども感激しています。
戴いた御回答は一言一句熟読し、家族で何度も読み返しています。

戴いた提言の一つ一つは全て非常に有益なものでしたが
最後の「まずは落ち着いて検査結果が出るまでのんびり過ごされることをオススメします」の一言はとくに母には効いたようです。
というのも、母の担当に当たった若い医師が少々冷淡で、素っ気ない対応だったことも相まって、本人は鬱病の傾向にありました。家族としても当分先の検査結果を待つことしかできず、ただ不安が鬱積していくだけの日々だったように思います。

医療従事者であるjing0708様より戴いた貴重な知識と、そしてお心遣いは、母にとっても私たち家族にとっても安心になり、何よりも自信になりました。その自信を胸に、これからの検査に備え、その後の治療に臨もうと思います。
それは「ああ、自分は大丈夫なんだ」という楽観主義に基づく自信ではありません。
素人ではない医療従事者の方から「真心で」相談に乗って頂いたという自信です。

貴重なお時間を割いて御回答を戴き、母ともども心から感謝しております。
戴いた情報とお心遣いを決して無駄にはしません。

回答No.3

noname#222558

会社にも依りますが年齢層を労組と協議した上で癌検診を取り入れて居る会社も有ります。但し希望者のみの場合がほとんどです。

お礼

御回答ありがとうございます。

回答No.2

panacon

GOT、GPTなどの酵素は、肝臓に多く含まれ、肝臓にダメージがあると血中に流失して高値となると聞きます。素人考えですが、発見された腫瘍が暴れていないのかも知れませんね。

http://medical-checkup.info/article/79625916.html
血液検査でできる腫瘍マーカー検査が実施されているか、Drに聞いてみてはと思います。肝臓の腫瘍のマーカーでAFPとPIVKA-IIというのがあり、たいていは院外検査なので3日くらいで結果がでます。
高齢者の手術となると体力が心配だと思います。腫瘍は若年者に比べて進行は遅めだと思いますので、良く見極めてから摘出手術をすると良いのではと思います。

お礼

ご回答、どうも有難うございます。
母ともども、ご回答に助かっております。

>>GOT、GPTなどの酵素は、肝臓に多く含まれ、
>>肝臓にダメージがあると血中に流失して高値となると聞きます。

成程、貴重な情報、大変参考になります。
少しでも知識を得たかったので、そうした情報は有りがたいです。

>>血液検査でできる腫瘍マーカー検査が実施されているか、Drに聞いてみてはと思います。

お張り戴いたリンク先をみるまで、そのようなものがあったということを知りませんでした。
正確な検査結果は二週間後なので、その間に出来ることとして大いに参考になります。
また肝臓に関係するマーカーまでご紹介していただき助かっております。

>>高齢者の手術となると体力が心配だと思います。
高齢というほどでもないのですが、身体はあまり丈夫ではないし、
実妹のこと等で精神的にも弱っており、手術の負担が心配ではあります。

>>腫瘍は若年者に比べて進行は遅めだと思いますので、
>>良く見極めてから摘出手術をすると良いのではと思います。

成程、そうですよね。
万事そのように致します。　

貴重なお時間を割いて有益な回答を戴き、ありがとうございます。

回答No.1

kichikuma

そもそも、健康診断では、何がベストで最も癌を早期発見できるかなんて考慮されていませんよ。

CTを引き合いに出すなら、健康診断でやった検査の名称も具体的に出すべきです。

そうすれば、CTと健康診断との違いを、あなた自身が考えられるようになると思います。

癌を見つけることだけに重きを置くと、全身MRI、一部CTに加えて胃カメラがベストらしいです。

私の場合は人間ドックで胃カメラ以外はやりました。

15万くらいはしましたけど、この費用を毎年会社が全員分負担するのは厳しいですよね。
毎月1万円以上給料が下がっても良いなら可能になりますが、どちらが良いかは難しい問題です。

>健康診断で癌が発覚しないのは何故か

シンプルに回答すると、健康診断での検査は、CTよりも制度が低いからです。

お礼

ご回答ありがとうございます。

>>CTを引き合いに出すなら、健康診断でやった検査の名称も具体的に出すべきです。
>>そうすれば、CTと健康診断との違いを、あなた自身が考えられるようになると思います。

当然私もそう考えましたが、その名称を母は記憶していません。だから敢えて伏せていましたし、
だから敢えて質問しました。想像力を働かせて戴ければ、そのことを、あなた自身が考えられるようになると思います。

>>15万くらいはしましたけど、この費用を毎年会社が全員分負担するのは厳しいですよね。
ですね。地獄の沙汰もカネ次第ということでしょうか。
とはいえ、車検や葬式代で１５万払うよりは幾らかましだと私は思いますがね。