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電気緊張電位
少しの刺激を起こしたときの電位である電気緊張電位が どうしてナトリウムチャネルの閾値に達することができるのですか?
- anasa77777
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anasa77777さん こんばんは。 刺激がない状態の、細胞膜の「静止電位」というのは、ニューロン(神経細胞)ではマイナス70mV、心筋細胞ではマイナス90mV、肝細胞ではマイナス40mVと言われています。 ニューロン(神経細胞)においては、ナトリウムチャネルを開かせるのに必要な、閾値はマイナス60mV付近と考えられています。 ナトリウムイオンは正電荷ですが、細胞内には負電荷に帯電した塩化物イオンがあり、正電荷のナトリウムイオンと負電荷の塩化物イオンが引き付けあい、細胞膜において平衡状態になることを「平衡電位」と言われています。 ナトリウムチャネルが開くと、ナトリウムイオンが細胞内に流入しナトリウムイオンの平衡電位(プラス61mV) に向けて活動電位が発生し、脱分極します。 むろん、プラス61mVまでは到達せず、多くの場合、ゼロ電位の線を超えるくらい(オーバーシュートと言います)ですが、それでも、静止電位のマイナス70mVに比べると、プラス70mVの電位が発生します。先に書いたナトリウムチャネルを開かせる閾値のマイナス60mVには十分な価です。 もっと詳しく知りたかったら生理学の教科書をお薦めします。
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