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テストで漢字の書き順を問う問題を見ないのは何故
テストで漢字の書き順を問う問題を見たことがない気がします。何故なのでしょうか?
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9ですが、 近代の書道(芸術)以前に実用の場面で個人個人の段階で違っていて、それで良いのだと思います。 流派が正当を争うという概念とはちょっと違うのではないかと感じました。物のわかった書家であれば「どれも正当である」「ひとつだけが正しいとする指導は疑問である」という主張をしたのではないでしょうか。そこに引かれているエピソードも「こちらが正しい」と争ったとは書いていないように思います。
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- Postizos
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No.8です。 中華(大陸・台湾どちらも)でも標準的な書き順はあるようです。 たしかに右は現在横画から始めているようです。 http://stroke-order.learningweb.moe.edu.tw/characterQueryResult.do?word=%E5%8F%B3 http://www.zdic.net/z/16/js/53F3.htm ただ昔の字を見ると「右」についてはやはり字源主義が根強く守られていたようにうかがわれます。「右」「左」については手の象形だという意識がとりわけ強かったからだと考えられます。 ↓のリンク先の行草書体を見ると縦画から始めているのがわかります。違う例は毛沢東の草書だけですね。横画を第一画とするのは近代からではないかと想像します。 http://sf.zdic.net/sf/xs/1019/fb9b6c5d61a55da5ae26937a41b787de.html しかし逆に日本の古文書には横画から書いている物が少なくなくて、縦画からとされたのは近代の事だと考えられるのです。 http://clioz39.hi.u-tokyo.ac.jp/ships/ZClient/W34/z_list.php?title=%E5%8F%B3&resourcetype=0 ↑の例で、草露貫珠は縦画からになっているように思います。 日本が字源主義で統一した頃に逆に中国では楷書の字形主義になったようで興味深いです。 字源参考 http://140.111.1.40/yitia/fra/fra01151.htm http://140.111.1.40/yitia/fra/fra00483.htm 小学校の書き順で習ったことで今役に立っているのは、一画で書くことになっている部分ありますよね。田の二画目とか、糸の一・二画目とかの。 これはあまり崩してしまうと書きにくく・読みにくくなると思います。漢和辞典・漢字辞典が引きにくいし。 「糸」など印刷書体との乖離がはげしい字は教わっておくかどうかは違いが出てくるように思います。まあ印刷書体のように書いても読めないわけではないですが書きにくいでしょう。 中国の現代の簡体字では印刷書体の方を手書きに近づけてしまっています。(繁体字は康煕字典の書体を引き継いだと思われる日本と似た形の物と両方あるみたいですが詳しく知りません。) http://www.zdic.net/z/20/js/7CF8.htm http://dict.revised.moe.edu.tw/cgi-bin/cbdic/gsweb.cgi?ccd=JoGz3K&o=e0&sec=sec1&op=v&view=0-1 http://140.111.1.40/yitia/fra/fra03120.htm http://www.zdic.net/z/20/kx/7CF8.htm 以上ご存知でしたら蛇足を失礼いたします。
お礼
日本でも(おそらく)中華圏でも「書道の流派」によって、筆順は違う(違っていた)ようですね。日本では、学校教育を行うにあたって統一されたのが文部省著作『筆順指導の手びき』のようですね。 もちろん、長い歴史の中でも筆順は変わったでしょうし。 >そもそも筆順とは、より美しい字を書くための「手びき」にすぎません。絶対的なものではないのです。 ∴筆順のテストはしないというか、出来ないと言うことになるんでしょうね。 http://kanjibunka.com/kanji-faq/old-faq/q0313/
- Postizos
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ANo.7です。 「学校で習った書き順でなくても判別できれば問題無い」 まあそうですが、ぎりぎりで判別できても変な形の字や美しくない字は好くないと思います。 書き順がひとつでなくても良いことと判別できさえすれば良いかどうかは別のことです。 書き順が同じであっても読みやすい字もあれば汚い字や読みにくい判別不能な字もあるのではないでしょうか。 筆順について学校といっても小学校でしかやらないのには理由があるのです。 https://www.sanseido-publ.co.jp/publ/gakusan/e-j/kanji-hitsujub_hb_3rd.html ここに書かれているように文部省の「筆順指導の手引き」には 「本書に取りあげた筆順は、学習指導上の観点から一つの文字については一つの筆順に統一されているが、このことは、本書に掲げられたもの以外の筆順で従来行われてきたものを誤りとするものではない。」 と明記されています。 もともと正解が無いからひとつの正解を求めよという設問は不可能なのでそのような試験ができないのです。 小学校ではこうせよと指導されたことが高校以上では実はそうではないということは他にもあります。 例えば義務教育では常用漢字しか習いませんし常用漢字は誤字というわけではありません、しかし高等教育ではいわゆる旧字体とか旧仮名遣いも読めないとなりません。また異体字もあります。板書で略字体を使うこともあります。
お礼
現実的には学校で習った書き順が原則であることには間違いないでしょうね。無茶苦茶な書き順で書くのは好ましくないということですね。 (自分がそもそも何故、このような疑問を持ったのかというと、中国で使われている漢字と日本で使われている漢字とまったく同じ字でも日本と中国で書き順が違う字があるので聞いてみました。例えば、さっきのリンクにある「右」とかは日本と中国で書き順が違いますね。)
- Postizos
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漢字で大事なことは字形と形の要素であって、書き順は楷書の字形を整える上で合理的と思われる順序でしかないからです。つまり「書き順はどう書いても最終的に同じ形であれば同じ字だ」という了解が求められているからです。 書き順は・左から右へ・上から下へという法則があってどっちか迷うような場合にはどちらもOKである、それだけのことですしそれ以上にややこしくしても意味がありません。 下は大学の書写教育の先生のご意見のリンク http://home.hiroshima-u.ac.jp/forum/29-2/hitujyun.html 小学校では書き順が教えられますが、教えられるようになったのは比較的最近のことです。 「草書のような続け字になったときに読むのがむずかしくなるのではないか?」という疑問もあると思いますが、実は草書には同じ字なのにいろいろの書き順で違う字形に見える物がたくさんあったので書くのは書きやすいのですが読みにくい字になってしまっていました。 金という字がいろいろの筆順で書かれている例 http://clioz39.hi.u-tokyo.ac.jp/ships/ZClient/W34/z_list.php?title=%E9%87%91&resourcetype=0 草露貫珠は徳川幕府(水戸光圀)が作らせたいわば公式の草書の字体・書体集です。 単純な字でもいろいろの筆順で書いていてどれもありとされて、おぼえていたことがわかります。 山 http://clioz39.hi.u-tokyo.ac.jp/ships/ZClient/W34/z_list.php?title=%E5%B1%B1&resourcetype=0 夜 http://clioz39.hi.u-tokyo.ac.jp/ships/ZClient/W34/z_list.php?title=%E5%A4%9C&resourcetype=0 江戸時代には御家流と言って公文書に使う崩し字にある程度統一した行書(一部草書)を使うなどのルールがありましたが、同じ字でもいろいろ形の違う草書体をおぼえて使っていたのが実態でしょう。草書体が違う形になるのは前後の字と続け字で書いている都合もあったと思われます。 高等教育で筆順試験が無い理由を整理すると ・筆順、書き順はバランス良く楷書を書くため、おぼえるための方法であって決まりではない。 ・楷書では書き順によって字形が変わることはないので書き順を統一する意味があまり無い。 ということでしょう。
お礼
学校で習った書き順でなくても、判別できれば問題がないという考え方なんですね。
- boko10cho
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端的にお答えすると、筆順は全ての漢字に一種類しかない、というものではないからです。 少なくとも現時点の日本で、国が定めた漢字の書き順はありません。 昭和33年に『筆順指導の手びき』という冊子が出されましたが、「1.本書のねらい」 には、「学校教育における漢字指導の能率を高め、児童生徒が混乱なく漢字を習得するのに 便ならしめるため」、つまり、教育現場ではひとつに決めたほうが指導習得が能率的だから 作成したと書かれているのですが、さらに「ここに取り上げなかった筆順についても、 これを誤りとするものでもなく、また否定しようとするものでもない。」と明記されて いるのです。
お礼
筆順は1種類ではないからだというご意見ですね。
- bgm38489
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違う書き順を使っても、何ら支障がないからでしょうね。「書」という字にしても、上の部分は最後に縦線を書くのが正式な書き順ですが、大多数の人が、縦・横・横とするでしょう。書道では、字の本来の美しさを追求するため、正式な書き順を使うことが求められるでしょうが。 字体によっても書き順が変わることがあります。省略されて書かれる漢字を見てみると、元の書き順に従わないものがままあります。草冠にしても、もともとは「艸」という字ですから、++と書き、横縦横縦とするのが本来です。小中学校で習う漢字の書き順はこれ、と定められているかもしれませんが、覚えさしても無駄でしょう。
お礼
書き順が多少違っても支障にはならないからではないかというご意見ですね。
左利きに不利だからだと思います。 左利きじゃない人にはわからないと思いますけど、 右利きの書き方で書いたらかきにくいし時間がかかって仕方がありません。 書き順を左利きに強要しないで欲しいですね。
お礼
左利きの人に配慮した結果ではないかというご意見ですね。
確かに小学校の低学年の頃に書き順をとやかく言われた覚えはありますが、 テストという形式ではなかった気がします。 もしかして”習字”の授業がテストの代役を果たしていたのでは。。。 (とめ、はね、はらい、書き順すごく厳しく言われた記憶が。)
お礼
習字の授業がテストの代役してたのではないかというご意見ですね。
- oteramairisuki
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昭和40年代に小学生をしてたおっさんですが、我々の世代では先日もニュースになってた「とめ、はらい」などは細かいくらい教わってきましたし、事実ちょっとでも違ってたら(チェック)でした。書き順に対してももちろん事細かに指導されました。 が、しかし。先日のニュースと同じように、そんなこともうどうでもいいという事になったというわけです。実際に、書いた字が読めればいいわけですし。 多くの人が他人の書き文字よりも、こうしたパソコン上での文字や印刷された活字を読む限り、書き順やとめ、はらいなどは本当にどうでもいいと思います。 もちろん文字の成り立ちや、書道を行う場合には必要不可欠な要素ですが。
お礼
寛容になりつつはあるんですね。学校教育ではきっちり教えて、実務上は判別できればいいというスタンスなんですね。 http://www.asahi.com/articles/ASJ2Y5613J2YUCLV00C.html
- Pochi67
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二色刷りをされていると、「赤部分は何画目?」なんて問題はありますよ。 二色刷りでなくても、太線になっている場合もありますが。 書き順よりも、読み・書きが多く出来る方が重要とする上、書き順を問題にするとテスト用紙のスペースを取るからじゃないですか?
お礼
読み書きの方が重要だからではないかというご意見ですね。
お礼
分かった書道家であれば、お互いの流派を尊重すべきだと言うご意見ですね。