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「変わる」「変る」

今現在 「変わる」という言葉は (わる)を送り仮名にして読むことがほとんどですが、夏目漱石の『こころ』の文中では 「変る」 (る)が送り仮名となっています。 iPhoneの予測変換で 変る(かわる)とでてくるのですが あまり一般的ではないと思うのです。 同じ『こころ』の作品内で 「頓着」(とんちゃく)を (とんじゃく)と わざと 振り仮名がふってあるように 単に 夏目漱石が そのようにしたかっただけなのでしょうか? また 別になにか意味があるのでしょうか?

noname#211447
noname#211447
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  • Prome_Lin
  • ベストアンサー率42% (201/470)
回答No.1

昔と今では、送り仮名は大きく変わりました。 例えば、昔の新聞などを見ると、「行なう」となっていますが、現在は、もちろん「行う」です。 京都の「修学院離宮」は、今では「しゅうがくいんりきゅう」と読むのが一般的ですが、昔は(私の祖父)などは、「しゅがくいんりきゅう」と言っていました。 今、ネットで調べると、どうも正しくは「しゅがくいんりきゅう」みたいですが。 夏目漱石は、例えば、「やかましい」を「喧しい」とは書かず、「八釜しい」と書いたり、「うるさい」を「五月蠅い」と書いたりしています。 ただ、漱石の場合は、当時の正しい知識はちゃんとあったと思われるので、文学者としての表現と考えればよいのではないでしょうか? ただ、「変る」に関しては、当時はそれが正しい送り仮名だったのです。 古い文章がそのままのものを読んでいると、漢字も旧漢字が使われていますが、当時は、それが正しかったのです。 時代によって、送り仮名や漢字、言葉の意味などは変化しています。 「新しい」は「あらたしい」が元々の読みですが、言いにくいので「あたらしい」になったと言われています。 「新」で「あらた」と読みますよね。 あまり、気にしないで、読まれることをおすすめします。

noname#211447
質問者

お礼

やはり 時が経つことで 読み方も変わるのですね。 日本史でも 読み方、仮名遣いが今とは異なるものが多いので 時代を感じます。 とてもわかりやすく 丁寧な解説ありがとうございました( ˘︶˘ )

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