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旧約聖書「ノアの箱舟」とは?
旧約聖書『創世記』5~10章の物語です。 ウィキペディアで内容を見たのですが、この物語にはどんなメッセージが込められれいるのでしょうか? 「神と共に歩んだ正しい人」は神に滅ぼされない~ただそれだけなのでしょうか? 回答おねがいします。
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>「神と共に歩んだ正しい人」は神に滅ぼされない~ただそれだけなのでしょうか? いいえ、聖書に記されているノアの方舟と大洪水に関する話が伝え様としているメッセージはその事ではありません。 聖書とは単なる神話を伝えているだけのものなどではありません。 聖書は「旧約聖書」と「新約聖書」に分かれていますが、その名称の中に含まれている「約」の文字は「約束」の「約」、「契約」の「約」という意味であり、「旧約」とは「(イエスの御降臨以前の)古い約束事」という意味であり、「新約」とは「(イエスによって)新たに交わされた約束事」という意味なのです。 つまり聖書とは「神との契約書」でもある訳です。 ですから、ノアの方舟と大洪水に関する話で重要なのは、神が大洪水によって人々を滅ぼしたという「経緯」に関する部分ではなく、その後の第8章21節から第9章17節にかけて記されている部分なのです。 第8章21節にはこうあります。 >主はその香ばしい香りをかいで、心に言われた、「私はもはや二度と人の故に地を呪わない。人が心に思い図ることは、幼い時から悪いからである。私は、この度したように、もう二度と、全ての生きたものを滅ぼさない。 又、第9章の9節~11節において主の御言葉として次の様に記されています。 >「私はあなた方及びあなた方の後の子孫と契約を立てる。 またあなた方と共にいる全ての生き物、あなた方と共にいる鳥、家畜、地の全ての獣、即ち、全て箱舟から出たものは、地の全ての獣にいたるまで、私はそれと契約を立てよう。 私があなた方と立てるこの契約により、全て肉なる者は、もはや洪水によって滅ぼされることはなく、また地を滅ぼす洪水は、再び起らないであろう」 つまり、主は人が人の道を乱していた事から、人々を洪水によってその他の生きものごと滅ぼす事もされましたが、ここで主は、人間を含む地上にいる全ての生きものに対して、「人間のせいで地上の生きものを滅ぼすような事は二度としない」という事を契約、即ち約束事として誓いを立てている訳です。 更に加えて、その後の第9章の12節~17節にはこうあります。 >更に主は言われた、「これは私と、あなた方及びあなた方と共にいる全ての生き物との間に代々限りなく、私が立てる契約の印である。 >即ち、私は雲の中に、虹を置く。これが私と地との間の契約の印となる。 >私が雲を地の上に起す時、虹は雲の中に現れる。 >こうして、私は、私とあなた方、及び全て肉なるあらゆる生き物との間に立てた契約を思いおこす故、水は再び、全て肉なる者を滅ぼす洪水とはならない。 >虹が雲の中に現れる時、私はこれを見て、私が地上にある全て肉なるあらゆる生き物との間に立てた永遠の契約を思い起こすであろう」。 >そして主はノアに言われた、「これが私と地にある全て肉なるものとの間に、私が立てた契約の印である」。 つまり、神は「虹」という契約の証があるから「二度と地上の生きものを洪水で滅ぼさない」という契約を忘れる事は無いと仰っておられる訳です。 これで地上の生きものが神に滅ぼされる事が無いという事が完全に保障されました。 この神の「契約が成された」という事が、ノアの方舟と大洪水に関する話が伝え様としているメッセージなのです。 【参考URL】 創世記(口語訳) - Wikisource > 8.21 8:21 https://ja.wikisource.org/wiki/%E5%89%B5%E4%B8%96%E8%A8%98(%E5%8F%A3%E8%AA%9E%E8%A8%B3)#8:21
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- tzd78886
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いろいろと解釈はあります。「宇宙船に乗せられて連れてこられた」ことを書いたという説まであります。
お礼
回答ありがとうございます。
簡潔に言うと「3回 鳩を飛ばした」事に 重要な意味があります・・ それ以外には 其処は あまり必要無いくらいに・・
お礼
回答ありがとうございます。
お礼
「ノアの箱舟」とは「神との契約」を現したものなのですね。 非常によくわかりました。 ありがとうございます。