• 締切済み

美大予備校の粘土造形はなぜ表面を凸凹にするのか?

美大予備校で粘土での造形の授業があります。 手とかを作ることが多いのですが、そのときヘラで表面をつるつるにしたら 講師に「人間の皮膚はつるつるじゃない、ざらざらだろう」と言われました。 確かにそうとも言えますが、そういう講師の示した物は、 実際の皮膚よりもずっと凸凹したものでした。 こんな感じです↓ http://www.dobachou.net/diaryblog/2011_02_19DSC_5028.jpg これではあまりに実物とかけ離れており、ヘラでつるつるにした方がまだ実物に近いです。 なのでこの講師の言うことには納得できません。 ところがその講師に限らず、美大予備校での粘土造形は表面を凸凹にするようです。 http://www.dobachou.net/diaryblog/2011/02/ しかし世間一般の粘土造形を見ると、表面をつるつるにしている物が多いです。 https://www.google.co.jp/search?q=%E9%80%A0%E5%BD%A2&hl=ja&biw=1280&bih=856&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0CAYQ_AUoAWoVChMI8u24zJHYxgIVpTKmCh02pQcT#hl=ja&tbm=isch&q=%E9%80%A0%E5%BD%A2+%E7%B2%98%E5%9C%9F なぜ美大予備校での粘土造形は表面を凸凹にするのでしょうか? なぜつるつるにしてはいけないのでしょうか?

みんなの回答

noname#224207
noname#224207
回答No.2

>これではあまりに実物とかけ離れており、ヘラでつるつるにした方がまだ実物に近いです。なのでこの講師の言うことには納得できません。 理屈だけで言えば、確かに実物とはかけ離れています。 これをご覧になられて、この手は赤ん坊の手と受け取られますか。若い女性の手と受け取られますか。 なぜ赤ん坊の手ではない、と思われましたか。 これを文章で書こうとされると相当に長文になり、その文章だけを読んだ人が、この塑像を直ちに思い浮かべることができるとお考えですか。 人が物事を理解する仕方には大きく分けて三つの理解の仕方があると言われています。 一つは、理屈つまり言葉で言い表せる理解の仕方です。 二つめが、好きとか嫌いという感情による理解の仕方です。 この食べ物がなぜ好きか嫌いかを言葉で言い表せますでしょうか。 焼き魚は好きで煮魚が嫌いというような場合に、言葉で説明しようとしますと、どこまで説明ができますか。 異性で好きな人と嫌いな人の説明がどこまでできますか 最後の一つが感性で理解する理解の仕方です。 音楽を聞かれたり風景をご覧になられて、いいな~と思われたときに、それを言葉で説明ができますか。 ショパンのこの曲はこうだ、AKB48のこの曲はこうだと文章で書けますか。 書かれた文章でその曲を全く聞いたことが無いに人に理解させることができますか。 絵画や彫刻というのはこの感性の世界を表現する世界です。 言葉では説明ができない世界です。 ご質問の文章からしますと、すべて理屈、つまり言葉で受け取られて言葉で考えられておられませんんか。 講師の方も単に「ざらざら」と言葉で表現されていますが、別なことを伝えたいのではありませんか。 それを抜きにされて言葉で説明されたから、言葉でだけで考えておられませんか。 言葉では説明がしきれないからご質問にある塑像を見せたのではありませんか。 絵画や彫刻と言うのはこの言葉では説明ができないものを説明する一つの手段です。 講師の方は人の手というものをこのように受け取っているという表現方法です。 それも赤ん坊の手ではなく成人の手についてのご自身の受け取り方を表現しています。 >美大予備校での粘土造形は表面を凸凹にするようです。 凹凸の形が問題なのではなく、凹凸を付けることによってもたらされるものを表現しそれを受け取ることを学習しないさい、という意味です。 質感という言葉で表されることもあります。 つるつるにしてしまえば、手の形だけをまねただけで、その対象となる手を見たときにどのような印象を持ったかということが抜けてしまいます。 つまり自分が受けた印象や自分のそのときの気持ちが、できた塑像を見る人には伝わらないということです。 絵画や彫刻が作者の主張であったりメッセージである、というのはこのことです。 この人の心の動きを表現する技法や、人の心の動きを見る人に受け取らせる技法を学ぶのが学校の目的です。 この技法をマスターすれば、後は応用問題で、自分の気持ちをいかに伝えるかということになっていきまます。 美大の入試でも、いかに自分の気持ちを伝える能力を身に着けているか、という点が問われます。 見た物を単に正確に引き写す能力だけを見ている訳ではありません。 ご質問の最後に挙げられたURLの作品は目的が全く違いますので、学校のものと混同しないで下さい。 言葉での説明が難しい世界ですが、何かあれば追加の補足質問をお願いします。

回答No.1

つるつるにしたら、マネキンの手になってしまいます。 立体は、面の組み合わせです。 そして、面には、方向(向き)と張りというものがあります。 それを捉えるのが、粘土の勉強であり、つまり、絵を描くときの デッサンの基礎になります。 デッサンというのは、彫るように書きます。 それがないと、似顔絵になります。 あなたが、表面をつるつるにしたいのは、アナタが似顔絵を描く感覚で、 物を捉えているということの証明です。 つるつるにしたら、面の意識が甘くなるからです。 本来ならば、そういうことは、対象物を見て、アナタが気がつかなくては いけないことです。 先生は、そういうことをふくめて、ざらざらだ、とおっしゃっています。 美大を受けるなら、もっと事物を、空間でとらえるようにして下さい。 言うまでもありませんが、先生の粘土像はよく出来ています。 なぜだろう、と自問自答を繰り返して下さい。

関連するQ&A