減磁した棒磁石は電磁石になるか磁力が回復しますか？

質問

自然放電でほとんど磁力のなくなった弱った棒磁石に、コイルを巻きつけて乾電池（3～9V）で電磁石を作れますか？
または、少しは磁力が回復しますか？

回答No.6

tetsumyi

乾電池なんかでは、少し磁力が出るくらいで使い物になりません。
着磁するには、鉄で棒磁石が入る磁気回路を作って、コイルを巻いて短時間１００Ａ程度の電流を流す必要があります。
つまり、棒磁石の内部エネルギーを一瞬で変えるほどの強力な磁力を作り出すことが必要です。

方法として磁気回路を作って、車のバッテリーをコイルに一瞬つなげばすごい火花が出るけど着磁できると思う。
バッテリーを充電した直後にこれをやるとバッテリーが爆発する可能性があり失明した人もいますし、またバッテリーは少し痛むかも知れないので、お勧めはしない。

お礼

ご回答有難うございました。

回答No.5

tadys

磁石の磁力が無くなる事を自然放電とは言いません。
それは、「減磁、脱磁、消磁」などと呼びます。

電磁石や永久磁石に使用される材料を「磁性材料」と呼びます。

電磁石に使用される材料は「軟磁性材料」と呼ばれます。
軟磁性材料に外部から磁力を加えると弱い磁力でも磁化されますが、外部の磁力を取り除くとその材料の磁力もなくなります。

（棒）磁石に使用される材料は「硬磁性材料」と呼ばれます。
硬磁性材料に外部から磁力を加えると弱い磁力では磁化されませんが、ある値より強い磁力を加えるとその材料も磁化されます。
その材料が一度磁化されると外部の磁力を取り除いても磁力は無くなりません。

磁力のなくなった棒磁石を再度磁石にするには、その磁力がなくなる前に持っていた磁力より強い磁力を外部から加える必要が有ります。
必要な磁力はかなり強いので乾電池で再度磁石に戻すのは困難ではないかと思います。
同じ理由で、電磁石として使用してもあまり良い性能は出ないでしょう。

硬磁性材料を磁石にするときに使用するものは「着磁器」と呼ばれています。
下記を参考にしてください。
http://www.tdk.co.jp/techmag/inductive/201007/index2.htm
http://www.j-ndk.co.jp/product/index_chakuji.html

お礼

ご回答有難うございました。
質問文にあることを実行した場合、電磁石にした時の性能と、外した後の性能では前者の性能が上ではないでしょうか。

回答No.4

teppou

磁石の強さが元に戻るかどうか、正反対の回答が付いていますが、No.3の回答が正解です。
　電磁石または着磁する場合、電流値が重要です。この場合の電流値は巻線に流れる電流×巻回数になります。アンペアターンと言う言い方もあります。
　教材として、単一乾電池一本で強力な電磁石になるものがありますので、乾電池で十分な電流が流せると思います。
　直径 0.6mm か 0.8mm のホルマル線(エナメル線)を、100回以上(たぶん300回以上)巻けばうまくいくと思われます。試してみる価値は十分あります。

お礼

ご回答有難うございました。

回答No.3

foomufoomu

電磁石になりますし、ふたたび磁石になります。
しかし、これは、「回復」というよりは「着磁」という操作です。
磁石になりやすい金属は、強い磁力を近づけると、わりあい簡単に永久磁石になります。

お礼

ご回答有難うございます。
そうでした。着磁でした。

回答No.2

kia1and2

昔、TDKって磁石をつくり工場見学しましたが、着磁は何千ボルトとかの瞬間でした。３~9Vぼ乾電池では、何の回復もないと思います。

お礼

ご回答有難うございました。

回答No.1

tzd78886

電磁石としては使用できますが、永久磁石としてはほとんど回復しないと思います。

お礼

ご回答有難うございました。