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債権価格と金利、インフレと金利の関係は矛盾する?

経済学を勉強している学生です。 新聞を読んでいてどうも理解できない部分があったので質問させて下さい。 金融緩和を起こすと債権の価格が上昇し、金利が低下するとあったのですが、 同時に金融緩和によってインフレが起きれば金利が上昇するのではないんですか? 無知で申し訳ないのですが、 ご教授いただけますでしょうか。 よろしくお願いします。

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回答No.2

現実は、飽和状態のところへインフレなど起きないのです。だから増税インフレで起こそうとしています。しかし、首を絞める事になるので、苦しむだけです。苦しいから次の段階は、通貨ボイコット新しい通貨が現れたりするかも知れません。日本には藩札がありましたから。結局飽和状態では、配布経済に移行してしまうように思います。そして金利も意味を持たなくなります。

  • trytobe
  • ベストアンサー率36% (3457/9591)
回答No.1

債券金利と物価上昇率(インフレ)を混合すると、そういうおかしな話になります。 金融緩和は、金融機関が運用のために持っている国債などを日本銀行が買い取り、利子がつかない「日本銀行券」を金融機関に渡すことで、金融機関が顧客に「日本銀行券」つまり現金をローンなどで使ってもらってその利息で銀行が稼ぐよう仕向ける作戦です。 つまり、金融機関どうしで利息を取って儲けるわけにはいかなくして、国民の手元に現金が流れないと金融機関が現金をもてあますくらいにする、というかなり強引な手法です。 まあ、これで国民は「現金」をたくさん使えるので、物価が下げ止まり、インフレ傾向にもできるわけです。 ところが、インフレで物価上昇率が0%から1%に上昇すると、 例えば前は年利1%でも売れた債券が、年2%にしないとわざわざ債券を買う意味がない(物価上昇率で帳消しになる)わけです。 となると、年利1%で10年後返済の債券(単純化のために単利にしますが)は、10000円の元本に1年ごとに利息100円が付き、10年後までに11000円となって返済されます。 でも、そんな10年の間に年利2%の債券が出たら、年利1%の債券を途中で譲渡して、その金で年利2%の債券を買おう、という金儲けにみんな必死になるのです。 満期時の返済額が、年利2%で10年後返済の債券(単利)なら12000円が返済されるのに、11000円の債券を同じ元本10000円で買い取る人はいませんよね。 そのため、買い取ってもらうためには、満期で11000円になるよう「年利2%」だったらいくらの元本だと帳尻が合うか、という計算をします。すると、年利1%の債券を9166円で買えば、満期返済額が11000円の年利2%の債券のように満期時の価値が同じになる、と求まります。(11000÷1.20=9166円) このように、インフレが起きると、既発の債券の価格は下落します。そして、インフレが起きる前のデフレ時には既発債券の価格は上昇する(金利が下がるので高かった時代の債券のほうが価値が上がる)のです。

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