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純金と金属アレルギーの機序について

金属製アクセサリーなどによる金属アレルギーについてなのですが、一方で、宝石やガラスアレルギーと言うのは聞いたことがありません。 王水にしか溶解しないとされる安定した物質である純金ですが、日常生活ではまずイオン化もしない物質を、何故、免疫細胞が識別できるのでしょうか?  分子構造レベルで識別している?100%純金でないためとのことでしょうか? 私は、「例えば、金属の場合は、皮膚の脂肪酸や汗に微笑溶解(イオン化)した物の電荷か何かで異物と識別するのかな?」との素人発想から質問しております。 どうか、宜しくお願い致します。

質問者が選んだベストアンサー

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  • caf-caf
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回答No.2

>宝石やガラスアレルギーと言うのは聞いたことがありません。 ガラスは、既に酸化物質なので、それ以上酸化しない=皮膚で酸化しないのでアレルギーが起きにくいということです。 (正確には99.99…%の割合で酸化しにくいのであって、0.00…1%程度は酸化する) 硝酸をガラスのビーカーに入れても、ガラスが溶けないのはこの為ですね。 >「例えば、金属の場合は、皮膚の脂肪酸や汗に微笑溶解(イオン化)した物の電荷か何かで異物と識別するのかな?」 ほぼ正解です。 金や白金が電子を失っても皮膚のタンパク質と結合しにくい(=アレルギーが起きにくい)ということです。 逆に、ニッケルなど電子を失うと皮膚のタンパク質と結合しやすいと、これが抗原となってアレルギーを引き起こしやすくなります。 金属だけでなく、抗生物質などの薬剤や食品添加物などでのアレルギーもこの類です。

sai_play
質問者

お礼

早々かつ明快端的なご回答を有難うございます。 この質問をさせて頂いたのは、「個別金属アレルギー」の書き込みを散見したのがきっかけなのです。 ご回答より、「金属とタンパクの結合」の概念が欠落していることにきづかされました。   また推測なのですが、例えば「鉄アレルギー」の場合は、たまたま「鉄とタンパクの結合物」のみが抗原と感作されているために発症し、他金属結合タンパクは感作されないとの解釈になるのでしょうか? お礼が質問になり、大変申し訳ございません

その他の回答 (3)

回答No.4

金でもアレルギーを起こす人はいるそうです。 この下のサイトに、次のような記載(抜粋)があります。 ~~~  ~~~  ~~~ http://www.dental-plaza.jp/gakujitu/magazine/contents/dm107/56.pdf パラジウム、金、スズ、プラチナなど、ほとんど全ての金属元素に対してのアレルギーが報告されている。 金、パラジウム、ニッケル、水銀、プラチナ、亜鉛が原因となった掌蹠膿疱症、ニッケル、コバルト、クロム、水銀が原因となった皮膚炎や湿疹、ニッケルが原因となった紅斑、ニッケル、コバルト、クロムが原因となった汗疱状湿疹など多くの報告がある。 現在、比較的安全と言われている金属は純チタンであり、私どもはこの金属を金属アレルギー患者に臨床応用して良好な結果を得ているこれ以外にもまったく金属を使用しない、オールセラミックスや硬質のプラスチックを使用することもある。 ~~~  ~~~  ~~~ 原因は私にはわかりません。 http://jja.jsaweb.jp/am/view.php?pubdate=20101025&dir=2010a&number=10a_ws001W1-4 金属の陽イオンが、一種の触媒のような効果を現して、細胞に変化を生じさせてしまい、その変化した細胞が存在することがT細胞を動かすことになって、、、、、 その後は、通常の免疫反応が加速するということではないかと思います。 http://www.nihongo.com/aaa/jewelry/j4sonota/Pierced/147810.pdf http://www.oral-immunology.dent.tohoku.ac.jp/research2.html

sai_play
質問者

お礼

ご回答有難うございます。 金属アレルギーは。その名前のとおり、金属であればなんでも起きてしまうみたいですね。以前、中国製の入れ歯?だったか、問題になっていたのを思い出しました。 アレルギーをお持ちの方の場合は大変なことになりますね。

  • caf-caf
  • ベストアンサー率64% (1414/2208)
回答No.3

2です。お礼ありがとうございました。再回答します。 >例えば「鉄アレルギー」の場合 簡単に言ってしまえば、個人の免疫機能により、特定の「モノ」に対して有意に上昇するから、ということです。 抗体には何種類かあるのはご存じかと思います。それぞれの抗体の違いと個人の持つ免疫の違いで、銀はOKだが、ニッケルはNGといったような個別のアレルギーとなります。 例えば、ニッケルNGの人は、ニッケルを含むアクセサリーのほか、ニッケルを含む食品のみ(特定の食品のみ)食べないように指導される、ということです。 例えば、インフルエンザの抗体を持っている人と持っていない人がいるが、その抗体を持っている人の全てが風疹の抗体を持っているとは限らない、とでも言えば分かりやすいでしょうか。 自分が持っている免疫に対して、どれが弱くてどれが強いか、ということです。 もう少し詳しくすると、アレルギー反応の仕方にも類があります。 例えば、Aという特定の金属のアレルギーと、Bという薬物のアレルギーとでは、反応するに至る過程も違うのです。 アレルギーを起こす細胞自体にも類があり、それぞれ受け入れる能力、反応する能力がそれぞれ違う…とでも言えば良いか、どこまで説明すれば良いか少々悩みますね…。 質問者様がどの程度、免疫学などをご理解されているかわかりませんので、このような曖昧な回答になってしまいました。(詳しく説明すれば最低でも丸1日はかかりそうです。) もう少し詳しくとも良いのであれば、免疫学を少し学習されると理解できると思います。

sai_play
質問者

お礼

caf-caf教授(Prof)様 再度のご親切なご回答を有難うございます。 次回質問の機会がございましたら、ご教授の程、宜しくお願い申し上げます。

  • yuyuyunn
  • ベストアンサー率41% (20359/48651)
回答No.1

こんにちは 本来の回答ではないと思いますが 通常のアクセサリーやジュエリーの金属部分は K18やK10などプラチナ900やプラチナ850などで100%ではないです K24でも処理をされていることも多いです その時に混ぜ物をして割りますので その割る素材に反応することが多いです 100%地金自身はアレルギーが起きないことが多いんですよ

sai_play
質問者

お礼

早々のご回答有難うございます。 やはり「」純金の場合はアレルギー反応が出にくい(出ない?)のですね。 アクセサリーの仕様についても参考になりました。疑問が1つ解消したようです。 大変参考になりました。

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