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ジャンアヌイの「荷物のない旅人」のあらすじについて

フランスのジャンアヌイという劇作家の作品「荷物のない旅人」のあらすじをご存知の方がおりましたら、教えてください。ネットではちらちらとキーワードのような感じでしかでてきません・・・。 主人公は、第一次世界大戦で記憶を失ったのち、いわゆる精神病院で過ごしていたのでしょうか? 結末としては、主人公は過去の自分を直視できずに逃げてしまう、といった感じでしょうか・・。 すみません、ずいぶん古い話で、本も売ってないようなので、ご存知の方がいらっしゃいましたら、どうぞよろしくお願いいたします。

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回答No.1

「荷物のない旅人」は、第1次大戦が終わったあと、とある鉄道の貨物積み下ろし場で発見された老兵士、ガストンの物語。 身分証明書もなく記憶もなく、つまり過去を持たないまま精神病院で長い年月を過ごすことになる。ガストンが失ったものは記憶だけではなかった。彼が精神病院を出たときには、収容された時とは、道徳的にも別人となっていた。 デュポン・デュフォール伯爵夫人が、ガストンの家族を見つけてやろうと考え、その可能性のある、387の家族が奪い合いをする。その中から、息子を探していたルノー家が、穏やかで素朴なガストンを、家族の秘密の渦中に巻き込む。ルノー家の人々は、ガストンに、彼らの息子であると認めることを強要する。彼が前半生にどんなひどい人間だったか非難される。動物虐待者、他人の金を横領する詐欺師であり、兄弟の一人が戦争に行っている間、その妻と3年間愛人関係にあった。たった一人の友人に乱暴をし、障害者にしてしまった。すでに子供の時に「小さな化け物」であり、若いときには「ぞっとする奴」であった。傷つきやすいガストンは、これが自分であるはずはないと抵抗するが、一方で過去の自分がよみがえってくるのを感じた。ガストンはシャルル・ルノーその人であった。ガストンはもうこの「シャルル」とは関わり合いになりたくなかった。シャルルとガストン、それは別々の人生であり、肉体は同一であっても、2人の違う人間であった。その過去から逃れるチャンスがあるように見えた・・・ 以上は、ドイツの二つの劇場のホームページを参考にしたものです。劇場の上演演目の予告なので、結末がどうなるかまでは書いてないようです。 以上、御参考になれば幸いです。

pokono
質問者

お礼

とっても丁寧に回答いただき助かりました! ありがとうございます。

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回答No.2

No.1です。結末については、こちらの方に少し記述がありました。 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11100235176

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