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イギリスの古いスピーカーセレッションUL6
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古い Speaker を手に入れられましたね(^_^;)。 CELESTION UL6 は本来ならば、小型ながらも Passive Radiator によって低域がかなりの低周波数まで伸び、広域も Soft Dome Tweeter らしく Smooth で、兎に角 Flat とか Smooth といった形容がなされていた音色に特徴があった Speaker ですね。 「躍動感に富む Wood Bass の重低音」なんて Jazz 系には英国製の小口径 Speaker System は向かないのではないかと思いますが、Full Orchestra Classic の重厚な低音域をその Size からは信じられないほどの量感を持って解き放ったり、Chamber Classic の妙なる弦楽音の重なりを緻密に描きあげるといった方向を得意とする製品が多いことからも、本来の音色が保たれているのであれば女性 Vocal などは艶めかしいほどの感動が得られることでしょう。 分解して Speaker Unit の Edge 裏などに溜まった埃を綺麗に掃除されていますか? Woofer、Passive Woofer、Tweeter の内部配線を外して 1 つずつ鳴らしてみることにより、埃等が邪魔をして妙なビビリ音が出ていないか Check されましたか? Network は交換しましたか? Network の Condenser は消耗費ですよ。 >ボーカルなどはピーキーな感じでちょっと刺激のある音が混ざります。 Network が劣化しているのではないかと思います。 英国製の Speaker は ALTEC や JBL といった米国を代表する Speaker 群に較べれば遙かに日本製 Speaker の音色に近く、同じ Soft Dome Tweeter で名を馳せた VICTOR 等の日本製 Speaker に較べるとやや Dry な方向性を持つものの決して Peaky と言った形容がなされるような音色ではない筈です。 Vocal 音が Peaky に感じるということは 10kHz といった超高域に Peak があるのではなく、2.5~5kHz といった高域に Peak や Dip が生じ、それが原因で 5kHz 以上は目も当てられないほど暴れているという場合があり、そうなのであれば 2.5kHz に Crossover Point を持つ Network 回路の Condenser が劣化して容量抜けを起こしていることにより、Crossover Point から上の周波数帯域が大幅に乱れているのではないかと思います。 UL6 の Network は 2.5kHz Cross だったと思いますが、Woofer 用 LPF (Low Pass Filter) と Tweeter 用 HPF (High Pass Filter) を 12dB/oct で Cross させているのか、一方を 6dB/oct で Cross させているのかまでは判りません(^_^;)。 また、Network に使用する Condenser の Maker、型番によって音色も若干変化します。……私は Coil の違いでの音色変化までは聴き分けられませんし、Condensor の違いによる音色変化も大きく変わると言うほどの変化は感じられないのですが、(音が詰まっているかスカスカかみたいな) 密度感のようなものの違いは体験しています。 経験上「耐久性が高くて、音色も妙な色付けの少ない Polypropylene Condenser ならば後悔することはない」とは思っているのですが、Speaker Network 用 Condenser には電解型もありますし、Film 型も樹脂 (Polypropylene 等) だけのものもあれば銀箔や銅箔を挟んだものもある等、千差万別ですので何を選ぶかは聴者の好みの問題です。 因みに多くの種類があるということはそれだけ多くの音色の違いがあるということです。 Condenser 素材や構造で音色の違いは生まれないと言うのであれば単純に耐久性が高くて安価なものだけが選ばれるものでしょう。 Polypropylene は Polyethylene よりも耐熱性が高く、遙かに吸湿性が低いので、温度や湿度変化での劣化が少なく、しっかりと Protect された円筒形の素子であれば鳴きによる妙な音色の色付けも少ない上に、素材 Cost も安価という Merit だらけの素子なのですが、Metal Film を挟み込むことで敢えて音色を調整している素子も決して改悪されているわけではありませんので、音色の善し悪しは本当に聴者の好みに尽きます。 UL6 発表当時の Network 素子は既に入手不可能でしょうから他の Maker 型番のもので代用するしかありません。 >真空管アンプと合うのか?、 Network が壊れているのであれば何を組み合わせてもまともな Balance にはならないでしょう。 >なにか上手く鳴らす方法はないのか?と試行錯誤しています。 Network を直してからのことですが、Soft Dome Tweeter の Metal Cover に Vinyl Tape などを貼って制振すると高域の音色感が大きく変わります。 私はこの手の Soft Dome Tweeter を使用した Speaker を 2 機種使ったことがあるのですが、あれこれ手を入れている際に Tweeter Housing の鳴きを制振してみたところ、驚くほど音色が変化してしまい、「この手の Tweeter は Tweeter Housing の鳴きを音色の色付けに利用している」 と気付いてからはこの手の Soft Dome Tweeter は使わなくなりました……結局、小口径 Full Range (+ Monaural の Super Woofer/Tweeter) 派になってしまったのですが(滝汗)。 あと Enclosure 内の Cable 配線を空中配線ではなく、Enclosure 板に Tape で貼り付け、吸音材を被せることにより、空気圧で Cable が揺すぶられないようにすることも大きく音色を変えます。…… Cable 自体を変えることはあまり大きな変化を生み出さないようですので、あれこれ考えるのが面倒なのであれば Amp' と Speaker とを結ぶ外部 Cable と同じものを内部にも使ってしまうのも手です。……私はそうしています(^_^;)。 中古品は決して往年の性能を持っているものではなく、必ず劣化しています。 中古品を採用するには Overhaul を施したり、改造したりする覚悟が要ることを御忘れなく……。 素敵な Audio Life を(^_^)/
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- nijjin
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中は発泡スチロールみたいですね。 一度ユニットを取り外して内部の状態やボイスコイルが接触していないかゴミなどが入っていないか、 発泡スチロールが朽ちていないか、各ユニットから政情に音が出ているかなど調べてみてはどうでしょうか? 以前中古で手に入れたスピーカーには中にゴルフボールや子供のおもちゃの一部が入っていました(^^;