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真空管アンプについて
私はいわゆるモダンジャズが好きでして、54年から60年過ぎくらいの 物を聴いております。今まで真空管アンプを使ったことはないのですが 音が柔らかいとか、暖かいとか聞きます。ですが音の立ち上がりとか 切れ、ガッツ、前に出てくる感じなどはどうなのでしょうか。 なおさら録音の古いソースを聴くので、そういうことが気になります。 ボーカルとアコーステイックには真空管が適しているともいいますが どうなのでしょうか。今気になっているスピーカーはJBLの4428です。 ただ私はオーディオマニアではありませんし、仮に買うとしても20万 位のものです。真空管に興味を持ち出したのはJAZZをただいい音で聴くのではなく、もう少し味のある奥行きのあるものをと思い出したためです。宜しくお願いします。
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憶測の範囲の話で申し訳ないのですが、多分インピーダンスに左右されにくい出力特性の影響かと思います。音の安定感は石よりも優れていると感じます。 繊細でありながら力強さも兼ね備えていると感じるので、長時間のリッスンにも余裕があります。 暖かさに関しては球の明かりがあったかいです。音の暖かさは感じません。 >切れ、ガッツ、前に出てくる感じなどはどうなのでしょうか。 これはスピーカー次第です。スピーカーの長所短所を増幅します。 JBLの4428で聞くと4428のひずみ部分が如実に伝わります。(特にピアノ) できれば3極管シングル回路構成(A級)の物を選ばれると音の切れに満足するのではないでしょうか。
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- neconama
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真空管の音が音が柔らかいとか、暖かいとか感じるのは、 偶数次の高調波ヒズミを多く含むからだと聞いたことがあります。 ちょうど倍音になるのでハーモニックな感じになるわけです。 でも、当時は真空管アンプや真空管ラジオの時代だったわけですから、 ある意味、こちらが本当の当時の音と言えなくもないですね。 子供の頃、物置にあった真空管ラジオを聴いていたことがありましたが とても優しい音がしたような気がします。
お礼
ありがとうございます。ヒーターがともる雰囲気がよけいに 暖かいやさしい感じにするのかも知れませんね。
- c80s3xxx
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ここは議論の場ではないのですが,ちょっとだけ. #1> 例えば矩形波を再生してオシロで見ると、頭が出た感じになります。 これは位相特性をきちんと補償できていない回路です.つまり,調整不良.トランスとか,高域特性が乱れやすい部品を使っているので,その辺の補正はけっこうやっかいなのです.音に色を付けるために意図的にやっているのかもしれませんが. 熱電子だから,とか,そういうのも関係ないですね.高域特性が全体に良くないものが多いのは,トランスの問題と,真空管自身のグリッド容量の問題であって,熱電子だからとかそういうものではないです.
- c80s3xxx
- ベストアンサー率49% (1634/3294)
真空管は単なる素子なので,音作りは回路とかトランスなどの部品とかに大きく左右され,柔らかいと評されるようなものもあれば,そうでないものもあるわけです. 私は自作マニアなので,「真空管でアンプを作って,それで聴く」ということ自体が目的で真空管アンプを使っていますが,音を求めるのであれば「真空管」だからではなく,「(自分にとって) 良い音に聞こえる」という基準で選んだ方がいいと思いますが. つまり,真空管ならこういう音,というのがあるわけではないので,真空管を含めて,試聴して気に入ったらそれにすればいい,という,おもしろくも何ともない答になってしまうのですが. ただし,完成品で20万程度で買えるものとなると,ほとんどがシングルアンプになるでしょう.となると,出力は小さいです.せいぜい10Wかそんなもの.4428 のようなスピーカを小音量で BGM 的に静かに聴くとも思えないので,これを大迫力で鳴らすにはちょっとどうかなあ,という感じはします.まあ,真空管アンプはクリップが耳につきにくいので,10Wといってもトランジスタアンプよりは大きな音で鳴らせることは鳴らせるのですけど (リミッタがかかっているような感じにはなるけど,人の聴覚はそこまで敏感ではないので). そういうことを考えた上で真空管アンプを買ってみたいというのでしたら,出力段がプッシュプルのものを勧めます.価格的な理由でシングルの方が多いし,回路はシンプルな方がというような話をマニアはすぐにしますが,低音再生能力などは明らかに劣りますので,ジャズのベースがぶんぶん鳴るのをある程度の音量で楽しみたいのなら,出力を大きく取れ,物理特性にも勝るプッシュプルタイプにすべきだと思います.問題は,20万程度で買える,そこそこまともなプッシュプルのアンプがあるのかどうか,そして,その音があなたの気に入るものなのかどうか,ですが.まあ,ベースといっても,ほんとうに耳に入っているのは基音ではなく倍音成分が多いし,50年代の録音技術ではこのあたりはあまりうまく録れてもいないものがほとんどでしょうから,それほどこだわらなくてもいいといえばいいのですけど.
お礼
ありがとうございます。真空管だから音が柔らかいとは一概に 言えないのですね。「それほどこだわらなくてもいい」というご意見 参考になりました。
- kamiyasiro
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自宅の近くにサウンドピットという、ビンテージオーディオ専門店があり、時々聴かせてもらっています。(マッキン+オートグラフです) 真空管の音が柔らかいとかいうのは、音特で見たときに高音が寝ているからで、そういう面では、ハイハットのスカッと抜けるような音は期待できないかもしれません。 でも、ガッツ,前に出てくる感じは強いですよ。 それは、真空管が熱電子を使っているからだと思います。つまり「飛び出すな。熱電子は急に止まれない。」標語のようですが、例えば矩形波を再生してオシロで見ると、頭が出た感じになります。 ツヤツヤ,ヴィヴィッドな音です。 反面、作られた感じの音だからキライだという人もいます。(それはワタシだよ。)失敬。
お礼
ありがとうございます。やはり高音部は真空管は弱いのですかね。 そうなるとちょっと考えますね。
お礼
ありがとうございます。音の暖かさは感じないというご意見 参考になります。