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石英管の耐熱について
実験で石英管を使用しています。いつもは電気炉にセットし常温から昇温させながら1000℃いかない温度まで上げていき途中で水滴を滴下したりしています。石英管自体は1000℃付近までは耐熱すると思うのですが、次の実験では、電気炉を600℃付近まであげてから石英管をセットし途中で水を滴下したいのですが石英管は割れないでしょうか?急激な温度上昇+水を滴下するので割れないか心配です。 わかる方教えてください
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大抵の物体は温度が上がると伸び、温度が下がると縮みます。たとえばガラスを加熱中に水滴を垂らすと、水滴が触れた表面の温度が下がって縮みますが、内部は温度が高いままなので「伸びている」内側と「縮んだ」外側との間で大きな応力が生じます。この力によって割れているのです。 さて、石英は温度変化による膨張収縮の度合いがかなり小さく、温度差で生じる内部応力が小さくて済むのが特徴です。 http://www.maruwa-g.com/products/faq/images/quartz_chara.pdf このリンク先データからすると、200℃あたりが厳しいのでしょうが、それでも割れる心配はないと思われます。 石英ガラスの鍋蓋なんか売られてますよね。温度が高いまま水に漬けても割れたりしませんよね。 ちなみに、強化ガラスは温度変化による応力をわざと残して、「残留応力」によってガラスの強度を高めたものです。 http://www.glassman.or.jp/info1005.html 「オランダの涙」なんか有名ですが、石英ガラスは「オランダの涙」を作るのには向かないものですね。
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- ORUKA1951
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石英ガラスは、熱衝撃にも強く赤熱した状態で水中に入れても割れ難いです。 あくまで割れ難い--と言うことで傷が付いていたり、結晶化が進むと割れます。 割れることもあるという前提で作業を進めましょう。
お礼
回答ありがとうございます。割れることも念頭において実験してみます
お礼
回答ありがとうございます。リンク先データも参考になりました。