＞外出しの妊娠確率について
その様な条件で調査されたことは無いので、回答は「判りません」が正確でしょう。
人間が妊娠できるのは、排卵時期に集中的にセックスして、最初の月経1周期目で38％です。
この数字は1985年から現在も継続中ですが、ドイツで346組のカップルで実証実験を行い2007年に中間報告された結果です。
アメリカでも同様の実験が行われていますが、そちらの結果は37％でした。
この数字が、巷で色々（２０％だ、３０％だと）言われている人間の妊娠率の元になっている情報です。
＞我慢汁が出るでないは個人差があるのでしょうか？
当然！個人差も、その時の体調に拠っても差があるでしょう。
尿道球腺（ガマン汁を蓄えている袋）は、直径5～8mm程度の大きさで左右で２つあります。
勃起した際に、尿道内を潤すために1ccほど分泌されます。
唾液の分泌が活発な人がいるように、尿道球腺液の分泌が活発な人もいるでしょう。
PS；
＞外出しは避妊にはならない、と言われているのはよく聞きます。
その様な事が言われているのは日本ぐらいでしょう。
事実、日本産婦人科学会の避妊方法のなかには、抜去法（外出し）は避妊方法の分類にすら入っていません。
しかし、2007年に国連が行った「世界の避妊実態調査」では、世界中で一般的に行われている避妊方法です。
＞ガマン汁に精子が含まれてると言われていますが、
やはり、日本では一般的に言われている事柄ですが、その様な事実を証明した文献やデータはありません。
無謀なセックスをさせないための恫喝的な要素を含んだ迷信ですね。
＞この場合、抜くタイミングがずれて中で出してしまってる確立は高いですよね？
見ている訳ではないので判りません。
＞ピルを処方してもらったので来月からは確実に避妊する予定です
ピルに拠る避妊は、最も確実な避妊方法と言われていますが、前述の「世界の避妊実態調査」と、「人工妊娠中絶の国際比較」調査からは、その様な実績は得られていません。
例を挙げると、日本人女性1,000人当たりの人工妊娠中絶者数は９．９人ですが、世界で最もピルで避妊しているドイツは６．２人、２番目にピルで避妊しているフランスが１４．７人です。
日本人の避妊実態は、５４．３％が避妊をしていると回答していますが、残りの４５．７％は避妊せずにセックスをしています。
避妊をしている人の４０．７％がコンドームによる避妊で、確実性が低いとされている基礎体温法やオギノ式、抜去法の３つを合わせると１２．８％の人が行っています。
ピルによる避妊は１％（一時期は８％まで普及しました。）程度です。
ドイツ人は７０．１％の人がセックスする度に避妊をしていると回答しており、その内の５２．６％もの人がピルで避妊をしています。
日本より人工妊娠中絶者数が多いフランスでは、８１．８％もの人が避妊をしていると回答しており、その内の４３８％がピルで避妊をしています。
薬としてピルの避妊効果は抜群で、それは科学的にも証明されていますが、実態は薬の効能ほど避妊できていません。
ピルを飲んだから確実に避妊できると安易に捉えない事です。
正しい性の知識を身に付けて妊娠の仕組みを理解し、基礎体温を測るようにすべきです。
