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海上自衛隊の艦船はカメラがついてないのですか

今回、海上自衛隊の艦船と民間の釣り船が衝突事故を起こしました。 以前にもイージス艦と漁船が衝突事故を起こしました。 自衛隊が民間の船と、しかも小さめの船と衝突した場合、マスコミは自衛隊が悪いかのような報道をします。 「自衛隊側と釣り船側とで証言が食い違う」などと報道されています。 自衛隊艦船にはタクシーにつけられているような車載カメラ・ドライブレコーダーのようなものはないのでしょうか? 艦船の要所要所にカメラはつけてられていないのでしょうか? カメラをつけていれば、証言など曖昧なものでなく、映像が証拠として提出できるのではないでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

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  • NURU_osan
  • ベストアンサー率50% (297/593)
回答No.4

 自動車用のドライブレコーダーというのは、ある一定以上の衝撃をセンサーが感知した時にその前後の映像を記録する装置です。  最近のドライブレコーダーは常に撮影しておいて、衝撃を感知した時や運転者がスイッチを押した場合にその前後の映像を保存するようになっていますが、それ以外の映像は残しておいても無駄なのでメモリーがいっぱいになると上書きされてしまいます。  ところでこの自動車用ドライブレコーダーですが、乗用車や小型トラック・バスには普及してきましたが、大型トラック・バスにはほとんど普及していません。  何故かというと、衝撃の大きさは自分自身の質量に対する衝突対象の質量の大きさに比例するからです。つまり、自分自身に対して相手が軽すぎると衝撃はほとんど感じません。  このため、重量の大きい大型トラック・バスでは人を跳ねても衝撃はほとんど起きず、ドライブレコーダーが映像を保存してくれないのです。  大型トラック・バスでドライブレコーダーが作動するほどの衝撃が起きるとすれば、少なくとも荷物を満載した小型トラック・バスか中型トラック・バス以上の重量物と衝突した時だけなのです。  ということは、大型トラック・バスの場合だと、事故の状況を記録するためにドライブレコーダーを積んだとしても肝心な時に作動しない可能性の方が高く、わざわざお金をかけて取り付けようなんて誰も思わないのです。  同じことは船舶にも言えて、今回の様な場合、仮に自動車用ドライブレコーダーのような装置があったとしても、おおすみ側は質量差がありすぎるのでまったく衝撃を感じることはありません(夜間であればおおすみは釣り船の衝突に気づかずに通り過ぎてしまう可能性すらありました)し、当然ながらドライブレコーダーが作動することも無いでしょう。  それに船舶の場合、一度の航海にかかる時間が自動車の数倍~数十倍に達します(外航船は半月くらい無寄港で航海を続けるくらい普通にする)。撮りっぱなしにして映像を常に保存しようとすると、それだけで大容量のHDDがいっぱいになってしまいます。  捕鯨船の場合はシーシェパードによる妨害行為を証拠として記録する必要があるので、要所要所にカメラを配置しているようですが、これはかなりな例外です。自衛艦はもちろん普通の船舶は他の船に付きまとわれることなんてありませんから。  ただ、密漁や密輸を防ぐ観点からも自身がいつどこを航海していたかを記録する装置は装着が船舶には義務付けられていて、今回の事件でもその装置の記録が捜査に使われています。しかし、この装置は3分毎に船舶の位置・針路・速度を記録するだけなので、事件の詳細(何時何分にどの方向へ舵を切ったとかいつ衝突したかというような詳細な情報)は記録されていません。  また、船舶の衝突事故は規模が大きい分、被害も大きいので大型船舶は船舶自動識別装置という装置を使って大型船舶同士の衝突を防ぐようになっています。しかし、小型船舶には装着が義務付けられていませんし、今回の釣り船にも装着されていませんでした。

suikamelon
質問者

お礼

詳しい説明ありがとうございました。 自衛隊は、自分たちの敵に日本マスコミが含まれるという意識をもっと強くもってもらいたいものですね。 裁判結果がでる頃は、多くの国民は忘れています。 裁判がどうあれ、最初の報道のされ方による自衛隊へのイメージダウン攻撃から守るためにも 尖閣事件のときのようなわかりやすい、ビデオ映像を利用してほしいものです。

その他の回答 (3)

  • at9_am
  • ベストアンサー率40% (1540/3760)
回答No.3

これから海事裁判なので、一般には公開されないかもしれませんが(大体の裁判では証拠は公開されない)、レーダーで船の位置関係・航路・速度・操作等の記録を含めて全て残っています。 船にあるドラレコに相当する部分をVDRといい、搭載が義務付けられているものです(小型船舶は除く)。 それでも、どちらが避けるべきだったのかで、揉めるときは揉めるわけですが。

suikamelon
質問者

お礼

ありがとうございます。 数年前の尖閣事件の動画のような鮮明なビデオ映像を、マスコミ対策用の武器として利用する手が あると思います。 テレビを見ている一般ピープルは、私を含めVDRとかレーダー記録とか難しいこと言われても理解出来ませんから・・・

  • mrst48
  • ベストアンサー率9% (303/3050)
回答No.2

カメラをつける必要が、自衛艦船には無いから つけてはいないのでは。 任務遂行のために、カメラが必要ならば カメラをつけると感じます。 事故時の証拠のためだけに カメラをつけると、それがムダだ。と 言ってくる方も出てくる? 「事故を起こした、おおすみ」と言っている メディアがあることに、違和感がある。 過失が、おおすみ側にある。と言っているようで。 調査によって、漁船側に過失があるかもしれないのに。

suikamelon
質問者

お礼

ありがとうございます。 日本のマスコミについては、適性組織としてとらえ、彼らといかに闘うかという意識が必要ですね。 そのためにも多くの人に簡単にわかりやすく訴えるビデオ映像は武器になると思うのですが・・・

  • rikukoro2
  • ベストアンサー率21% (1316/6195)
回答No.1

カメラについては不明です、  ただ、今回の事件に関しては おおすみには船舶自動識別装置(AIS)がついております。 http://www.marinetraffic.com/jp/ais/home/centerx:132.3517/centery:34.09521/zoom:8/mmsi:431999627  非常時ではないので全部公開されてます。 詳しくは http://military38.com/archives/35728717.html  証拠など有ろうが無かろうが、マスコミは報道の自由があります。 無論 自衛隊に都合の良いことは報道しない自由もあるのです

suikamelon
質問者

お礼

ありがとうございます。 そのような装置がついているとは知りませんでした。 しかし、私を含め多くの人がAISとか横文字をいわれても分かりませんし・・・やはり、 数年前の尖閣事件の動画のような鮮明なビデオ映像の方が、なんでもかんでも簡単な説明を求めたがる大衆には訴える力はありますね・・・

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