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気体の溶解度と固体の溶解度について
化学の勉強をしていて、ふと疑問に思ったことがあります。 固体を液体に溶かすとき、液体が高温であればあるほど溶け易いですよね。 しかし、気体を液体に溶かすときは、液体は低音のほうが溶け易いです。 この違いはどこにあるのでしょうか。 (なんだか私が基本的な事項を忘れている気もする…笑) どなたか教えてくだされば幸いです。 因みに化学の勉強の進捗具合は理論化学は履修済み、無機有機化学はこれから、といったところです。
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荒っぽいイメージで考えてみます。 固体は成分粒子がきっちりとくっついている状態です。自由な運動はできません。 気体は完全にバラバラになっています。自由な運動状態にあります。 液体はその中間です。制限された運動をしています。 固体を加熱すると液体、気体と移り変わっていきます。 だんだんバラバラになっていきます。 固体と液体の境目の温度が融点です。 固体を液体に溶かして溶液にすると成分粒子はバラバラになります。 溶液にするというのは加熱してバラバラにする代わりに他の液体物質の助けを借りてバラバラにするということです。温度の高い液体に溶かすほうがバラバラにするのは楽だと思いませんか。 気体はすでにバラバラになっています。 液体は気体と固体の中間の状態ですから液体になればバラバラの程度は小さくなっています。 気体を液体に溶かすというのは気体の成分粒子の自由な運動を制限して液体の状態にまでバラバラの程度を下げるということです。走り回る犬に紐をつけて、ひもの範囲しか動くことができないようにするのと似たイメージです。温度が高くなると動きが激しくなるのですから元の気体の自由な運動状態に近づく方向の変化が起こることになります。溶けていた気体粒子が液体の外に出ていくことになるでしょう。
お礼
なるほどそう考えてみればイメージしやすく、また理にかなっている、と感じました。 htms42さんの回答に加えて平衡の原理とかも考えに入れて、完璧に理解することができました。 自分も柔軟な考え方というものを身につけたいですね…。 分かり易い回答ありがとうございました!