二次方程式は、y = x² が最も単純な式でしたよね。これを
y = ax² でやはり原点を通る方程式ですが曲がり方が異なる。
この方程式をx方向、y方向にずらすことを考えて見ます。
y = a(x + b)²
と書き直すと、[ x = -b ]の時に原点を通りますから、グラフは 右に(-b)ずれたことになります。一方
y - c = ax²
とすると、yが -cの時に原点を通ります。
変形すると、y = a0² + c 式が上に移動した時に原点を通る。合わせて
y -c = a(x + b)²
はすべての二次方程式を示した形で、y = x² の式をy方向に a倍して、x方向に-b、y方向にc移動したことを示します。
変形して
y = a(x + b)² + c
言い換えれば、平方完成とはグラフの形を、y=x²からどのように変形したかを示す物だという事です。
仲間はずれにするというよりは、
a(x + b)²を展開すると、ax² + abx と、xを含まない部分に分けることができるということです。後で定数部分は足し引きできるので考えなくて良い。欲しいのはa(x + b)²の部分だけを知りたいということです。
平方完成すると、グラフの頂点とかが分かりますよね。
※微分を習うと頂点はもっと簡単に出るようにはなりますが、それを習う前は平方完成で・・