- ベストアンサー
重力のホログラフィック理論について
空間の果てにある二次元の平面上で起きていることを,三次元空間で起きているように幻想しているのです。 http://blogs.dion.ne.jp/ppnet/archives/11039540.html らしいのですが、空間の果てからどうやって(超光速?)重力のある3次元空間に重力が伝わるのでしょうか? 仕組みを教えてください。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
大栗博司は最近ブルーバックスから「超弦理論入門」という、ulrにある「重力とは何か」の先の解説本を出版しています。ホーキングを読んでもさっぱりわからなかった超弦理論が少しはわかるようになりました。重力のホログラフィー原理はマルダセナの理論を表現したもので、弦と量子力学とブラックホールが絡むものと理解しました。
その他の回答 (3)
>重力は3次元でなくても、紐が結べるのでしょうか? それを知りたくなったら、ホログラフィック理論そのものを学んでみることです。啓蒙書的解説からあれこれ考えても仕方ありません。トピックだけを、正確性を犠牲にして、単純化・平易化して、それだけについてイメージを伝えるのが啓蒙書的説明ですから。 もっとも、必要な前提知識は大量になるでしょうから、それが興味に対して割が合うかどうかは別問題です。そこまで手を掛けたくないなら、諦めて説明だけ受け入れておくことです。
>無関係に結んでも物理ではないので、 無関係ではないですよ? 2次元の幾何学で3次元を表せる方法があり、それをこの宇宙に適用可能だ、という主張ですから。問題にするとすれば、本当に数学的に再現できているか否かでしょう。 空間的な表現では、別の例として、空間でないものを軸(次元)にして表現することがあります。位相空間と呼ぶことがあります。現実世界と対応が取れるように表現することも可能です。
「空間の果て」というのは比喩的表現です。また、そこに置いた2次元平面に重力が伝わったり、それがこの3次元空間に作用したりするのではありません。 3次元の物体を2次元平面上に射影するという数学的操作があります。簡単に申せば、物に光が当たって、地面に影ができるのも、そういう射影の一つと言えます。 その場合は、射影された2次元の情報から、元の3次元物体の形状を計算し、再現することは不可能です。物体の形状に関する情報が、一部失われてしまっているからです。 重力のホログラフィック理論(仮説)は、この宇宙の3次元空間を2次元平面に射影して、しかも情報が一切失われないようにできる、とするものです(ホログラフが3次元の形状を2次元のフィルムに記憶できることから、ホログラフィックという名前が付いた)。 その2次元平面は実在しないもので、数学操作によって得られる数学的な仮想のものです。計算上の便宜、と言っても差し支えありません。ちょっとイメージしにくいかもしれませんが、この3次元空間とは無関係になるように、数学操作として置いてみた平面です。 1次元下げて説明すると、ある平面があるとして、それに交わらないような直線を考えることができます(ある種の平行)。もしその直線上に、平面を射影するとして、しかもその平面の情報(平面上にある図形など)を全て表せるとすると、その直線だけで平面を表現できます。 ホログラフィック理論(仮説)は、平面の代りにこの3次元空間、直線の代りに平面を考えます。平面と直線の例からの類推で分かるように、その平面はこの空間ではない場所にあります。その平面でこの空間の様子を表せる、というわけです。 そうしてみるメリットとして例えば、その平面上では重力を考える必要がなくなる、などと言われています。量子力学に重力理論を組み込むこと(量子力学+一般相対論)は、現状では至る所に無限大が現われてうまく行っていません。もし重力を無視できるなら、それがうまく回避できる可能性があります。
補足
丁寧な回答有難うございます。 同じ認識で安心しました。 >この3次元空間とは無関係になるように、数学操作として置いてみた平面です。 無関係に結んでも物理ではないので、電磁気学の自由空間と物質場の空間を等価に結んだのではよいのではないか、大栗さんにも聞いたのですが、聞き方が悪かったのかもしれませんが回答が得られませんでしたw ひゃまっていうのは私です。 http://planck.exblog.jp/17948023
補足
またまたの回答ありがとうございました。 光りのホログラムならホログラムシート自体が3次元なので、現実なのですが 重力は3次元でなくても、紐が結べるのでしょうか? あー、よけいわからなくなりました^^;