• ベストアンサー

2重円筒の電場

写真の左の図のような2重円筒に関しての質問です。電流Iは無視してください。 この時、中心軸からの距離xに応じた電場を求めたいのですが、 円筒に挟まれた領域では写真の右図のようなになることはガウスの法則を用いて求めることができましたが、二つの円筒より外で図のような電場になることが分かりません。 円筒の半径より大きいxのとき、ガウスの法則を適応させれば正味の電荷は0になり、電場も0となるように思うのですが、正しくはどう考えればいいですか? よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • siegmund
  • ベストアンサー率64% (701/1090)
回答No.4

siegmund です. > 図のように電池を繋いだ場合、また内側の円筒に正の電荷を与えた場合それぞれで、 > 外側の円筒を接地したとき、電荷の様子はどのようになるのでしょうか? この場合,接地というのは無限遠と外側円筒を導線で結ぶことをいいます. 導線で結ばれると一体の導体となりますから, 外側円筒と無限遠とは等電位で,それらの間に電場はありません. この状況は電池をつないだときも同じですから, 電池の場合では外側円筒を接地しても変化は起きません. 次に内側円筒にのみ電荷を与えた場合. 接地する前に外側導体円筒の外側表面にあった電荷(総量-Q,単位長さ当たり)は 無限遠に移動します. したがって,R+d < x <∞ で円筒にガウスの法則を適用したときに, その内部の電荷の総和はゼロになっていて(内側円筒外側表面に Q,外側円筒内側表面に -Q), この部分での電場がゼロであることと符合します. 接地しないときは,内側円筒外側表面に Q,外側円筒内側表面に -Q,外側円筒外側表面に Q, でした. > 電池をそのまま接地するというのはなんとなくおかしな気もしますが… そんなことはないです. この円筒は要するにコンデンサーです. コンデンサーに電池をつないだ単純回路を作ったときに, 電池の負の側をアースしようとしまいと別に変化がないのと同じことです.

ty1048
質問者

お礼

<この場合,接地というのは無限遠と外側円筒を導線で結ぶことをいいます. この説明で上手く理解できました。 また、円筒をコンデンサと見なせば良いのですね、とても参考になりました。 何度も返答していただきありがとうございました。

その他の回答 (5)

回答No.6

>なぜあきらかなのでしょう 電場の形とガウスの定理からです。 外側の電極の内側表面にマイナス電荷が、外側表面に同量のプラス電荷があることはちょっと考えればわかりますよね。A NO 3 の詳細な分析の通りです。このような電荷の配置は両極に電池をつないだだけでは得られませんが、それに至った手順があるはずです。

ty1048
質問者

お礼

返答遅れてしまい、申し訳ありません。 問題文は、 厚みdでできている、図のような無限に長い2重円筒が真空中におかれている。真空の誘電率εとして以下の問いに答えよ。 2本の導体間の電位差をVとする。中心軸からの距離をxとして 電場の大きさを求め、図示せよ。 この問題内容だけではtknakamuri さんがおっしゃっているような手順は問題の中には書かれていないと言ってしまっても大丈夫でしょうか?

回答No.5

図だけではよくわからないですが、外側の電極の 電荷の合計が0であることはあきらかなので、 外側の電極に電池を使って電荷を送り込んで いることはありえません。問題文にその からくりがかいてあるのだと思いますよ。

ty1048
質問者

補足

返答ありがとうございます。 >電荷の合計が0であることはあきらかなので、 なぜ明らかなのでしょうか? 初歩的なことかもしれませんが、よろしくお願いします。

  • siegmund
  • ベストアンサー率64% (701/1090)
回答No.3

siegmund です. > この問題の解答には図の右のように、円筒間の電場と同じ形で与えられるとあるので、 > 0ではないということなんですが、解答が間違っている、 > もしくは私が問題を読み間違えるているということでしょうか? (a') 円筒は導体. (b') 電荷は与えていない. (c') 電池をつなげている. という条件でしたら,解答が間違っています. > また、図のような電場が与えられるという条件はどのようなものか、 > そもそもこのような電場が存在するのかについて教えていただけると助かります。 内側の円筒に電荷を与えたとします. 電荷は円筒の単位長さ当たり Q としましょう. 電池はつないでいません. 導体の性質として与えた電荷は表面にのみ存在しますが, この場合は内側円筒の外側表面(半径 r+d のところ)に存在し, 内側表面(半径 r) には存在しません. もし内側表面に電荷があると,内側の導体円筒内を通る円筒面 S にガウスの法則を適用したときに 矛盾が生じます. つまり,S 内の電荷の総和はゼロではないですが,S 表面の電場の面積分はゼロです (∵導体内では電場はゼロ). で,外側の円筒ですが,静電誘導により外側円筒の内側表面には単位長さあたり -Q の電荷が, 外側表面には単位長さあたり Q の電荷がそれぞれ誘起されます. こうなっていないと上と同じ理屈によって, 外側の導体円筒内を通る円筒面 S’にガウスの法則を適用したときに矛盾が生じます. もともと外側円筒には正味の電荷はなかったのですから, 内側表面の電荷と外側表面の電荷を合わせればゼロです. 以上の状況を頭に入れてガウスの法則を使えば (1)  x < r,R < x < R+d のとき E = 0 (2)  x< r+d,x> R+d のとき E = Q/(2πε_0 x) が得られます. 円筒間の電位差は V は E を積分して (3)  V = (Q/2πε_0) log[R/(r+d)] ですから,(2)は (4)  E = (1/x) {V/log[R/(r+d)]} となって,質問の図にある式と同じになります. > さらに、円筒間を電池で繋いだ場合、 > 円筒はそれぞれ同じ大きさの符号の異なる電荷を持つという解釈であっているでしょうか? それで合っています. 詳しくいうなら,内側円筒の外側表面と外側円筒の内側表面に それぞれ同じ大きさの符号の異なる電荷が存在します. この状況は先ほど話で外側円筒の外側表面の電荷がないとの同じことです. 先ほどは内側円筒と外側円筒は電気的に完全に離れていました. 今度は電池をつないだために両者は電気的につながっていて, 外側円筒から内側円筒に電荷が移動したと思えばよいのです. 移動電荷量は r+d から R までの電位差がちょうど電池の電圧の V になるように決まります. この場合は x>R の内部の総電荷量はゼロですから, ガウスの定理を使えば x>R で電場がゼロであることがわかります.

ty1048
質問者

補足

返答ありがとうございます。 なるほど、問題の解答は電荷を与えた場合の結果だったんですね! <内側表面(半径 r) には存在しません. <もし内側表面に電荷があると,内側の導体円筒内を通る円筒面 S にガウスの法則を適用したときに <矛盾が生じます. また、この説明もとても助かりました。 さらに、電池を繋いだとき電荷が移動するという考えも当たり前なことかもしれませんが、正確に理解していなかったので助かりました。 ここで再度質問なのですが、 図のように電池を繋いだ場合、また内側の円筒に正の電荷を与えた場合それぞれで、 外側の円筒を接地したとき、電荷の様子はどのようになるのでしょうか? 電池をそのまま接地するというのはなんとなくおかしな気もしますが… 電荷を与えた場合については、外側の電荷が同じ大きさの負の量を持っているのが変化すると思うんですが、どのように変わるかが上手く理解できていないので、その辺りを教えていただきたいです。 何度もすいませんが、よろしくお願いします。

  • siegmund
  • ベストアンサー率64% (701/1090)
回答No.2

ものの配置は図の通りだとして, (A) 円筒は絶縁体なのか導体なのか. (B) 電荷は与えたのか,与えたのならどのように与えたのか. (C) 電池は図のようにつなげているのか. を明確にしないと議論が出来ません. 答の図のようになるには, (a) 円筒は導体. (b) 内側の円筒のみに電荷を与えた(このために電位差 V が生じた). (c) 電池はつなげていない. が必要です. もし, (a') 円筒は導体. (b') 電荷は与えていない. (c') 電池をはつなげている. なら x > R+d の電場はゼロです. あと, ○ 円筒は半径に比べて十分長い ○ どちらかの円筒をアースしてはいない. でよいのですよね.

ty1048
質問者

補足

回答ありがとうございます。 おっしゃるとおりです、申し訳ありませんでした。 <(a') 円筒は導体. <(b') 電荷は与えていない. <(c') 電池をはつなげている. この3つの条件であっています。 円筒は無限遠に伸びていて、接地もされていないです。 <なら x > R+d の電場はゼロです. やはり、電場0ということなんですか… この問題の解答には図の右のように、円筒間の電場と同じ形で与えられるとあるので、0ではないということなんですが、解答が間違っている、もしくは私が問題を読み間違えるているということでしょうか? また、図のような電場が与えられるという条件はどのようなものか、そもそもこのような電場が存在するのかについて教えていただけると助かります。 さらに、円筒間を電池で繋いだ場合、円筒はそれぞれ同じ大きさの符号の異なる電荷を持つという解釈であっているでしょうか? 重ねて、質問してしまい申し訳ありませんが、回答よろしくお願いします。

  • uen_sap
  • ベストアンサー率16% (67/407)
回答No.1

電流が流れているのではないですか?

ty1048
質問者

補足

回答ありがとうございます。 電流は同じ円筒を使った次の別の問題に出てくるものなので、ここでは使用しないです。

関連するQ&A

  • 電場について

    テキストに以下のような記述がありましたが、「電荷分布の対称性から、電気力線は円柱面に垂直」がどういうことなのか理解できません。わかりやすく教えてください。お願いします。 無限に長い円柱に一様に分布している電荷のつくる電場 電荷分布の対称性から、電気力線は円柱面に垂直で、放射状に一様に分布していることが導かれる。円柱と同じ軸をもつ半径をr、高さLの円筒を考えて、ガウスの法則を適用する。円筒の底面は電場に平行なので、二つの底面を電気力線は通り抜けない。側面積Aは2πrLなので、円筒の中の全電荷をQとし、円筒中心軸から距離rの点の電場の強さをE(r)とすると、ガウスの法則は ΩE=EA=2πrLE(r)=Q/ε0 したがって E(r)=1/2πε0×Q/L/r=λ/2πε0r となる。 r>Rの場合、λ=Q/Lは円柱の単位長さあたりの電荷である。

  • 電場の求め方

    問題1 半径 R1, R2 の無限に長い二つの円筒に電荷が、それぞれ面電荷密度 σ1, σ2 で一様に分布している。二つの円筒の軸が一致している場合に、生じる電場 を求めよ。 ===== 解答 ===== 対称性から電場は円筒の軸から放射状に生じ、その大きさは軸からの距離 のみに依存する。閉曲面として、円筒と軸が同じで半径 r ながさ l の円筒を 考える。円筒の上下の面に垂直な磁場は存在しないので、側面のみに注目してガウスの法則を適用すれば良い。 2πrlε0E(r) = 0 (r<R1のとき) 2πR1lσ1 (R1 < r < R2のとき) 2π(R1σ1 + R2σ2)l (R2 < rのとき) 従って、電場は E(r)= 以下略 問題 2 半径 R の無限に長い円筒の内部に電荷が、電荷密度 ρ で一様に分布して いる。円筒の内外に、生じる電場を求めよ。 ===== 解答 ===== 閉曲面は上と同様にとる。 2πrlε0E(r) = πr^2ρl (r<R のとき) πR^2ρl (r > Rのとき) 以下略 この2つの問題の2πrlε0E(r) =の式の右辺の違いが生じる理由がわかりません。なぜ問題1は2πRlσで問題2はπr^2ρlなのですか?

  • 円筒型コンデンサーの電場

    円筒形のコンデンサーの電場について質問です。 今、内径が1 cm、外径が4 cmでそれぞれ±10 kVに帯電している円筒形コンデンサーがあるとします。円筒の長さは無限大です。この場合、内筒と外筒の内部の3cmの場所の電場はどのようになっているのでしょうか?自分の考えでは、その内部では電場は一定、もしくはガウスの法則を適用すると、中心軸からの距離rに反比例して小さくなるのではないかと考えています。どちらが正しいのでしょうか?よろしくお願いします。

  • 電場がよくわかりません・・・

    点電荷に関する電場は解けるようになったのですが、以下に示す問題が理解できません。クーロンの法則やガウスの法則の適応の仕方が間違っているのか、合いません。解き方のポイントなど、おしえてください。 1、長い直線状に線密度zで電荷が分布している。このとき直線からrはなれた点に生じる電場。 2、球の表面に合計qの電荷が分布している。 この場合球の内部(中心からrはなれている)の場所の電場。

  • 無限に長い円筒の側面上に電荷が一様な面密度

    半径Rの無限に長い円筒の側面上に電荷が一様な面密度σで分布しているとき、ガウスの法則を用いて生じた電場を求めよ。 以下参考書の解説  閉曲面Sとして、電荷の分布する円筒と同軸の半径r、長さLの円筒面を選ぶ。Sについての電場Eの面積分はE2πrL  Sの内部に含まれる電荷はr<Rのとき0、r >Rのときσ2πRL  よって、ガウスの法則より、E=0(r<R)、σR/εr(r >R) なぜ、Sの内部に含まれる電荷はr >Rのときσ2πRLなんですか? なぜ、E=σR/εr(r >R)なんですか? 詳しい解説お願いします。

  • 電場に関する疑問

    半径Rの無限に長い円筒の側面上に電荷が一様に分布しているとき、円筒の内外の点に生じる電場を求めよ。また側面上の点ではどうか という問題なんですが電場の定義から求めると点P(r,0,0)に生じる電場E(r)は電荷の線密度をλとすると r<R のとき E(r)=0 r=R のとき E(r)=λ/4πε0R r>R のとき E(r)=λ/2πε0r (問題の解答より)このようになるんですが ガウスの法則を用いると r<R のとき E(r)=0 r=R のとき E(r)=λ/2πε0R r>R のとき E(r)=λ/2πε0r という答えになると思うんですがr=Rのときで答えが一致しないのでわけがわからなくなりました。 ガウスの法則を用いたものは自分で出した答えなのでこっちが間違ってるのだと思うのですがなにがいけないんでしょうか? ガウスの法則で境界面上の電場を求める場合境界条件が必要なのでしょうか? 説明できる方ご教示お願いします。

  • 電場と電位

    無限の長さ、半径Rの円筒の表面に一様な電荷密度σで電荷が分布しています。 [1]周囲の電場Eを円筒の中心軸からの距離rの関数として求めなさい。 [2]周囲の電位φ(r)を求めなさい。 このような問題なんですけど、電場が間違えているのか、電位が無限大になってしまって…困ってます。 よろしくお願いします!!

  • 電位・電場

    『薄い導体の孤立した同心球殻において内球(半径R1)にQ1、外球(半径R2)にQ2の電荷を与えたとき、各点の電位Ф、および電場の大きさEをガウスの法則を用いて求めよ。』という問題があります。どの様にガウスの法則を用いて解いていくのか方針が今ひとつ分かりません。解説をよろしくお願いします。

  • 表面の電場って…

    半径Rの球内部に一様に電荷が分布していて、半径rの閉曲面を設定して、ガウスの法則から電場を求めています。 このとき、R=rのときの電場Eはどのように表現すればよいのでしょう? 授業で、電荷の表面から直接は電気力線書いちゃだめだと聞いた気がするのですが、この場合も電場は無くなるのでしょうか? グラフで電場を表したとき、1次関数と反比例のつなぎ目(r=Rの箇所)が数値的に連続させてよいのでしょうか?いくつかの参考書のグラフはつなげて書いてありましたが、詳しい説明がなく、よくわかりません。 高校で物理を履修していない大学生なので、できるだけ易しい言葉でご説明いただければうれしいです。よろしくお願いします。

  • 電場の問題です

    空間中の-d<x<0の範囲には一定の電荷密度ρ(>0)で、また0<x<dの範囲には一定の電荷密度 -ρ(<0)で電荷が一様に分布しているとする。このとき、電場ベクトルE(x)を求めよ。 ただし真空中の誘電率をε0とする。 これってガウスの法則を使うんでしょうか? そうである場合電荷密度が異なる場合どうするのか、 閉曲面はどうとるのか教えてください。 もし違う場合使うべきポイントを教えてください。