偏微分方程式を解く方法と理解

このQ&Aのポイント
  • 偏微分方程式の解法を解説します。まず、(1)の偏微分方程式の解は、u = φ(y)です。
  • (2)の偏微分方程式は、(δ/δx)(δu/δx) = 0となります。解はu = xφ(y)+θ(y)です。
  • (3)について、(δ/δx)(δu/δx) = 0の解析結果がu = xφ(y)+θ(y)であることから、(δ/δx)(u - xφ(y)) = 0となり、u - xφ(y) = θ(y)となります。
回答を見る
  • ベストアンサー

偏微分方程式 (δ^2 u)/(δx^2)=0

下記 (2) (δ^2 u)/(δx^2) = 0 の説明が理解できていません。まず、本の内容を: 例) 次の偏微分方程式を満たすu(x,y)の形を求めよう。 (1) δu/δx = 0 xに対する偏微分が0であるから、uはxを含まない関数、すなわちuはyだけの関数である。φ(y)をyの任意の関数として      u = φ(y) である。 yの任意の関数φ(y)をxで偏微分しても結果は0であるため、φ(y)は1階の常微分方程式の解に含まれる任意定数に対応している。 (2) (δ^2 u)/(δx^2) = 0 (δ/δx)(δu/δx) = 0 であるから、(δu/δx) = φ(y) (φ(y)はyの任意の関数)となる。つまり、      (δ/δx)( u-xφ(y) ) = 0 したがって、もう1つのyの任意関数θ(y)を用いて      u-xφ(y) = θ(y) となる。よって      u = xφ(y)+θ(y) (φ(y), θ(y)はyの任意の関数 ) ・・・と本に書いてあります。 (1)は多分理解できています。普通の積分の積分定数C1, C2, ...みたいなものですよね? ただ、それを踏まえて(3)ですけど、理解できていません。 まず、(δ/δx)(δu/δx) = 0になる理由は分かっているつもりです。 1階のをもう1回微分したから2階になったんですよね。 (δu/δx) = φ(y)は分かりません。もしそうなら、      (δ/δx)( φ(y) ) = 0 でもいいということですか?そうなると次の式      (δ/δx)( u-xφ(y) ) = 0 と矛盾してきませんか?u-xφ(y)が突然出てきた理由は、      δu/δx = φ(y)      δu = δxφ(y)      u = xφ(y)      u-xφ(y) = 0 ということですよね?これが合っているなら、むしろ、      (δ/δx)( 0 ) = 0 じゃないですか?(←ここは多分自分が間違えていると思いますが何故か分かりません) そんなことを考えていると次にまた、      u-xφ(y) = θ(y) が出てきて混乱しています・・・。 ネットで検索したらあるかと思ったのですが、すぐに応用の話になって見つかりません…。 ということで、上から一つ一つどうなっているのか説明して下さい。お願いします。

  • libre
  • お礼率93% (230/245)

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.2

代入して…というのは、丁寧にやるなら、 (∂/∂x)(∂u/∂x)=0 ここで v=∂u/∂x とおく ∂v/∂x=0 (1) と同様にして、v=φ(y) (φ(y) は y の任意の関数) ゆえに ∂u/∂x=φ(y) …という感じです。 次に、この式は ∂u/∂x=∂/∂x(x∙φ(y)) と変形できます。(∂x(x∙φ(y))=φ(y) となることは、x での偏微分を考えるときに y だけの関数 φ(y) は定数と見なせることから従います) これを移項すれば (正確には偏微分作用素が線形であることを使って) (∂/∂x)(u-x∙φ(y))=0 であることが言えます。 ここでくどいようですが w=u-x∙φ(y) とおけば、 ∂w/∂x=0 となるので、(1) 同様に w=θ(y) (θ(y) は y の任意の関数) となります。 結局, u=x∙φ(y)+w=x∙φ(y)+θ(y) です。 * * * * * >(δu/δx) = φ(y)は分かりません。もしそうなら、 >     (δ/δx)( φ(y) ) = 0 >でもいいということですか? (∂/∂x)(φ(y))=0 でも構いません。これは (1) でみた通り「yの任意の関数φ(y)をxで偏微分しても結果は0であるため」です。 >δu/δx = φ(y) >δu = δxφ(y) >u = xφ(y) >u-xφ(y) = 0 うーん、一般的にこういう書き方をするのかどうか、私は知らないです。 (例えば 1変数の微分で du/dt=f(t) のときに du=f(t)dt と書き直して積分する、とかはよくやりますが、偏微分の場合どうなんだろう) ですがもしこういう書き方をするとして ∂u = φ(y)∂x を x で積分して u = xφ(y) としたのでしょうが、これでは積分したときの「積分定数」が抜け落ちており、正確には u = xφ(y) + C となります。 ただし C というのは「xで偏微分したときに定数とみなせるもの」であれば何でもよいわけですから、結局 C=θ(y) と書けます。

libre
質問者

お礼

理解できました! 質問する前は内側と外側のどちらの偏微分をやってるのか分かっていませんでした。確かにv=∂u/∂x や w=u-x∙φ(y) とおくと分かり易いですね。 > ∂/∂x(x∙φ(y))=φ(y) なるほど、xで偏微分するとちょうどφ(y)が残る仕組みですね。xがなかったら0になってしまいますよね。移行してみたら、ちゃんと(∂/∂x)(u-x∙φ(y))=0になりました。 > (∂/∂x)(φ(y))=0 でも構いません。 納得しました。 >δu/δx = φ(y) >δu = δxφ(y) >u = xφ(y) >u-xφ(y) = 0 その通りです、勝手に積分してみました。でも積分定数が抜けていました。すみません、ここは忘れてください。 分かり易かったです。 これで次に進めます。 ありがとうございました!

その他の回答 (1)

  • Tacosan
  • ベストアンサー率23% (3656/15482)
回答No.1

(1) を本当に理解できてるのかなぁ.... u = φ(y) が δu/δx = 0 の解だというなら, 代入して成り立つはずでしょ?

libre
質問者

お礼

では(1)を理解できていないということでいいです。 どこにどう代入して成り立つか説明してもらえますか? (δ/δx)( u-xφ(y) ) = 0 (δ/δx)( φ(y)-xφ(y) ) = 0 (δ/δx){ φ(y)(1-x) } = 0 ・・・ではないですよね? 分からないから質問しているのです。 そこのところをお願いします。

関連するQ&A

  • 偏微分方程式 (∂^2 u)/(∂x∂y)=0

    ※先週、質問させていただいた 「偏微分方程式 (∂^2 u)/(∂x^2)=0」 http://okwave.jp/qa/q8102140.html に関連した質問です。 u を x と y の関数として、次の偏微分方程式の解 u(x,y) の形を求めよ。 (∂^2 u)/(∂x∂y)=0 模範解答 (∂/∂x)(∂u/∂y)=0 であるから、      ∂u/∂y = φ(y)      (φ(y)はyの任意の関数) である。したがって、      u = ∫φ(y)dy + θ(x)       = φ_1(y) + θ(x)      (θ(x), φ_1(y)はそれぞれxおよびyの任意の関数) となる。 ・・・と本に書いてあります。 最初の(∂/∂x)(∂u/∂y)=0は自分でも出来ました。 でも、なぜ ∂u/∂y = 「φ(y)」になるのか分かりません。 てっきり、∂u/∂y = 「φ(x)」になるのかな、と思っていました。 というのも、前回の質問にも載せた、本からの抜粋によると: 例) 次の偏微分方程式を満たすu(x,y)の形を求めよう。 (1) ∂u/∂x = 0 xに対する偏微分が0であるから、uはxを含まない関数、すなわちuはyだけの関数である。φ(y)をyの任意の関数として      u = φ(y) である。 yの任意の関数φ(y)をxで偏微分しても結果は0であるため、φ(y)は1階の常微分方程式の解に含まれる任意定数に対応している。 ・・・でしたから、今回の場合、 「yに対する偏微分が0であるから、uは『y』を含まない関数、すなわちuは『x』だけの関数である。φ(x)をxの任意の関数として      u = φ(x) である。」になると思っていました。なぜ、こうならないのですか? (そして、後半では突然θ(x)が出てきて、こっちはxの任意の関数のようですね・・・。) 混乱しています。分かる方、どうか説明して下さい。お願いします。

  • 偏微分方程式 ∂u/∂x = u^2

    u を x と y の関数として、次の偏微分方程式の解 u(x,y) の形を求めよ。 ∂u/∂x = u^2 模範解答 1/(u^2) (∂u/∂x) = 1 と変形して      - 1/u = x + φ(y) を得る。これより      u = -1 / { x + φ(y) }      (φ(y)はyの任意の関数)   ・・・と本には書かれていますが、 1/(u^2) (∂u/∂x) = 1 と変形してから      -1/u = x + φ(y) を得るまでの過程を正式にどう書くのかが分かりません。 自分なりにやってみますと:      1/(u^2) (∂u/∂x) = 1 両辺をxで偏積分(?)する      ∫{ 1/(u^2) (∂u/∂x) } ∂x = ∫1∂x      ∫{ 1/(u^2) } ∂u = x + φ(y)      ∫{ u^(-2) } ∂u = x + φ(y)      (1/-1) u^(-1) + C = x + φ(y)      -u^(-1) + C = x + φ(y)      -1/u + C = x + φ(y)      -1/u = x + φ(y) - C 積分定数Cをφ(y) で吸収・合併(!?)      -1/u = x + φ(y) ・・・となりました。まず、考え方はこれで合ってますでしょうか? そして、正式にはどう書くのでしょうか? 教えてください。お願いします。

  • 偏微分方程式 (∂^2 u)/(∂x∂y)=0続き

    ※つい先ほど、質問させていただいた 偏微分方程式 (∂^2 u)/(∂x∂y)=0 http://okwave.jp/qa/q8116262.html の続き(後半)です。 また、先週、質問させていただいた 「偏微分方程式 (∂^2 u)/(∂x^2)=0」 http://okwave.jp/qa/q8102140.html にも関連しています(ややこしくて、すみません)。 u を x と y の関数として、次の偏微分方程式の解 u(x,y) の形を求めよ。 (∂^2 u)/(∂x∂y)=0 模範解答 (∂/∂x)(∂u/∂y)=0 であるから、      ∂u/∂y = φ(y)      (φ(y)はyの任意の関数) である。したがって、      u = ∫φ(y)dy + θ(x)     ←これに至るまでの過程が分かりません       = φ_1(y) + θ(x)      (θ(x), φ_1(y)はそれぞれxおよびyの任意の関数) となる。 ・・・と本に書いてあります。 u = ∫φ(y)dy + θ(x) に至るまでの過程が分かりません。 上記の「∂u/∂y = φ(y)      (φ(y)はyの任意の関数) である。」以降を自分なりに解いてみますと: 次に      (∂/∂y){y・φ(y)} = φ(y) となることを活かして      ∂u/∂y = (∂/∂y){y・φ(y)} と変形する。これを移項して      ∂u/∂y - (∂/∂y){y・φ(y)} = 0      (∂/∂y){u - y・φ(y)} = 0 w = u - y・φ(y)とおけば      ∂w/∂y = 0 となるので、例題の(1)式(http://okwave.jp/qa/q8102140.html参照のこと)と同様にして      w = θ(x)      (θ(x)はxの任意の関数) u - y・φ(y) = wと戻すと      u - y・φ(y) = θ(x)      u = y・φ(y) + θ(x) (θ(x), φ(y)はそれぞれxおよびyの任意の関数) ・・・となりました。 どのタイミングでu = ∫φ(y)dy + θ(x)にしないといけないのか、 そして、たとえ∂u/∂y = φ(y)の両辺をyで積分したとしても、 なぜいきなりθ(x)が出てきたのか分かりません。 ちなみに本の模範解答のφ_1(y)って、 φ(y)をyで掛けようが割ろうがyの任意の関数であることには変わりはないので、 もしかして私が出した答えのy・φ(y)と同じ意味でしょうか? いろいろ質問してすみません。どうか教えて下さい。お願いします。

  • 微分方程式の解き方

    y"+ay'+by=c (yはxの関数で、y"はyをxで2階微分したもの、y'はyをxで1階微分したもの。a、b、cは定数。) この微分方程式はどうやって解けばいいのでしょうか? c=0の場合の解法はよく見かけるのですが、cが0ではない定数の場合どうやって解けばいいのでしょうか?

  • 完全微分方程式は、平ら?

    完全微分方程式についてなのですが、zの全微分dzが0。このとき関数z = f(x,y)はもとから変化のない定数関数といえるので dz=0 ならば z = C(Cは任意定数) …と本には解説が書いてあるのですが、f(x,y)=zが定数ということは、xy平面に平行な平面ということでしょうか? よろしくお願いします。

  • 数学  偏微分 方程式 について

    数学の偏微分方程式について教えて下さい。 1階線形偏微分方程式の問題で疑問に思ったので質問させて頂きます。 問題 ∂u/∂x+∂u/∂x=0 解答は、 u=f(x-y)「fは任意関数」でした。 任意関数fとはどんな関数でもいいのですか? 三角関数や指数関数はOKだと思いますが、 u=|(x-y)|やu=2(x-y) さらに、u=x^2(x-y)など微分出来ればどんな関数でも OKなんですか? 以上、ご回答よろしくお願い致します。

  • 偏微分方程式: u(x,y)をβの関数とみなす

    uをxとyの関数として、次の偏微分方程式の解u(x,y)を求めよ。      ∂u/∂x = ∂u/∂y 模範解答 2つの変数x, yに対して      α=x+y      β=x-y なる変数を定めると      x=(α+β)/2      y=(α-β)/2 u(x,y)をβの関数とみなすと              ←u(x,y)をβの関数とみなす、とは?      ∂u/∂β = (∂u/∂x)(∂x/∂β) + (∂u/∂y)(∂y/∂β) ←なぜこうなるんですか?      = (1/2)(∂u/∂x - ∂u/∂y) = 0 となる。 すなわち、u(x,y)はαのみの関数である。 よって、x+yの任意の関数φ(x+y)を用いて      u(x,y) = φ(x+y) と表される。 ・・・と本に書いてあります。 この「u(x,y)をβの関数とみなす」というのが分かりません。 なぜ      ∂u/∂β = (∂u/∂x)(∂x/∂β) + (∂u/∂y)(∂y/∂β) になるんですか? 元の問題の式 ∂u/∂x = ∂u/∂y を移項すれば、      ∂u/∂x - ∂u/∂y = 0 になるので、違いますよね? (これのお陰で(1/2)(∂u/∂x - ∂u/∂y)を0にできるんですよね) もし、u(x,y)を「α」とみなした場合は違う式になったりしますか? (∂u/∂α = (∂u/∂x)(∂x/∂α) - (∂u/∂y)(∂y/∂α) とか?) ※質問した部分以外は一応理解できています。 どうか教えて下さい。お願いします。

  • 微分方程式の偏微分問題について

    微分方程式の偏微分問題について 大学で微分方程式の授業を履修しているのですが、指定された問題がまったくわかりません 問u0>0,p>1とする。次の1階単独ODEの初期値問題について、(u0の0は小文字でユーゼロです) du/dt=u^p (t>0) u(0)=u0 u(t)が発散する時刻をTmaxとするとき、解u=u(t) (0<t<Tmax)を求めよ という問題です。 偏微分の計算の説明を少しされただけなので、このような文章問題はどうすればいいのかまったくわかりません。 一応この問題の前に 『1階単独ODEの初期値問題と局所解の一意存在定理』 2変数関数f(x,y)は点(x0,y0)の近くで偏微分できて、さらにその偏導関数fx(x,y),fy(x,y)は連続とする(これは短く「点(x0,y0)の近くで連続微分可能である」という)。そのとき、次の1階単独ODE y´=f(x,y), (y=y(x);unknown) について、y(x0)=y0をみたす解がx=x0の近くでただ1つ存在する という定理が書いてありましたが、説明されていないので自分で読むだけではまったく理解できませんでした。 明日までなので焦っています。 どなたか問題を解いて下さる方はいらっしゃいませんでしょうか?

  • 再び微分方程式の質問(2)です。

    全くわからず手が付けられません。ご回答よろしくお願いいたします。 微分方程式 y’+2y(2乗)-2y=0 について問1~問3について答えよ。  問1 問題の微分方程式は変数分離型である。変数を分離した積分として、次の(1)~(4)の中から正解を選べ。正解がないときは(5)を選べ。  (1) ∫1/y(y-1)dy=∫2dx  (2) ∫1/y(1-y)dy=∫2dx  (3) ∫1/y(y+1)dy=∫2dx  (4) ∫1/y(y-1)dy=∫1/2dx  (5) (1)~(4)に正解はない。  問2 問題の微分方程式の解として、次の(1)~(4)の中から正解を選べ。正解がないときは(5)を選べ。  (1) 一般解y=1±√1-Ce(2x乗)/2 (Cは任意定数)  (2) 一般解y=Ce(2x乗)/1+Ce(2x乗) (Cは任意定数)  (3) 一般解y=Ce(2x乗)/1+Ce(2x乗) (Cは任意定数)と特異解y=1  (4) 一般解y=Ce(2x乗)/1+Ce(2x乗) (Cは任意定数)と特異解y=0  (5) (1)~(4)に正解はない。  問3 問題の微分方程式の解y=y(x)で、y(0)=1/2をみたすものがy(x)=2/3となるxとして次の(1)~(4)の中から正解を選べ。正解がないときは(5)を選べ。  (1) 1/2log2  (2) 3/2  (3) log6  (4) 1/6  (5) (1)~(4)に正解はない。  以上、よろしくお願いいたします。

  • 2階線形微分方程式の問題なんですが…

    かなり初等的な問題だと思いますが、教科書を読んでもさっぱりなので質問させていただきます Q. 関数 y(x) において次の微分方程式を解け  y'' + y = 2*sin(x) 右辺を0とおいて y_t = C * cos(x) + D * sin(x) (C,D は任意の複素定数) が解の中に含まれる事は解ったのですが、この後どうすればいいのかがわかりません。 多分、CとDを何か適当な関数に置くのでしょうが、どんな関数にすればいいのかさっぱりです。 ためしに C=u(x), D=v(x) とおいて強引にやってみたところ y_s = -( (x+E)*cos(x) )/2 ( y = y_t + y_s , Eは任意の定数) と出たのですが、yは周期関数になるはずなので(コンピューターに微分方程式のままでシミュレートさせました)多分違うと思うんです。 どうかご教授願います。