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昔詩を書いていたのですが
10年以上前「美しい自然、その言葉」という詩集を書いていました。今はもうセンスが鈍って何も出て来ません。 まだ誰にも感想を訊いていません。よかったら感想を聞かせて下さい。 「冬の夜」 月明かり 飛行機雲に たち切られ 空の遠きに 風は冷洌 「瀬戸内海」 潮風波立つ草はらの 誰かの墓標が立つ丘に 陽射しにきらめく木が揺れる 眼下を仰げば紺碧の 大海を切る漁船 水平線は空に溶け込み 遠くのあなたに思いを馳せる 「部屋のろうそく」 暗闇に 燻らす炎 眺めては あるがままとは 安閑と知る 「夜明け」 朝焼け山のセミの声 霧立ち昇る森の中 無明を払う光差す 幹の間に幾筋も 心洗うは 神の慈悲なり 「陽炎」 辺りも赤く燃ゆる頃 海辺の坂を見上げれば 静かな凪にこだまする 焼き芋屋ゆらり のん気な船もまたゆらり 脚もゆらりと付き合えば 小春日和も夢心地 名残惜し日を愉しみに ほら 釣り人も惚けてる 「虫たちの宴」 草木も眠る深き夜の 闇に佇む公園は 静かな明かりに照らされて 気ままに光と戯れる 姿楽しき者達集う 羽根を震わせ踊るもの 優雅に舞い飛ぶ山まゆ蛾 淡いミズアオ眺めては 思いにふけるコガネムシ ひっくり返ったカミキリは 駄々をこねてる元気者 不思議な晩の太陽に オニヤンマさえ土下座する 誰も知らない夜の遊び場 ひっそりと 盛り上がりつつまどろんで かすむ幻遠ざかる 「月光の美」 暗い部屋 窓に沸き立つ微かな予感 おもむろに 覗いてみればベランダは 無数に浮かぶ銀世界 桟の影 物干し台も 電柱も 黒い宇宙と続く闇 何とまあ 遠い屋根まで音もなく 真と夢の 別もなく 「川面」 何事も いつか儚く移り行く 数多の太陽 流れ去らねど 「冬の朝」 陽が昇る 金の海霧 よく見れば 小さな舟が 空を行く様 「たった二色の世界」 極寒の 氷雪地帯で疲れ果て いよいよ熱砂の砂漠と重ねる のん気に空はいつも青いと 諦め切った 瞬時の余裕で
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- kimari14
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歌詞ですか? あまりに使い古された言葉が多いので、 それしかないようにおもいます。 それももっとも相当に削ってのことですかね 詩とするには、最低、重力に打ち勝つ心構えはいるでしょう
お礼
「使い古されているかどうか」ですか。 「歌詞」ならオッケーなのですか。 「削ってのこと」…ですか。 「重力」…ですか。 …そうか、キャッチコピー的な何かを求めてらっしゃる、ということなのですね。私はイメージそのものを愉しむということと、語呂の美しさを考えていましたね。あの頃。自分から出た言葉は「世界に一つだけの…」なのだから、自ずと新しいのかと思っていましたね。 ふむ。 もっと若いころボカロがあればな~。歌詞でもどんどんピアプロで作曲家と組んで曲が作れたかもしれないのにな~。生まれたのが早かったな~。感動や妄想力が衰えちゃって。 ありがとうございました。