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慶応SFC、環境情報学部のAO入試
帰国子女で現在高校2年生です。 慶応SFCの環境情報学部をAO入試で志望しています。 合格するためには英語の成績や資格はどれぐらいのレベルが必要ですか? 他にも情報処理系の資格など受けたほうが良いですか? それもどれぐらいのレベルが必要でしょうか? あまり時間が無いので、英語をレベルアップする方に時間を使った方がいいのか、 それとも他の資格などで独自性をアピールした方がいいのか迷っています。 経験者の方、詳しい方、ぜひ教えてください。 よろしくお願いします。
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- satoyama007
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初めましてAO特科の講師をしている者です。 英語の成績や資格に関しましては正直、帰国子女やTOEICハイスコアは当たり前なので、さほどレベルを気にすることはありません。どちらかというと学外での活動(いわゆる部活動等)での成績を重要視する傾向が見られます。 また資格等に関しましても1ヶ月や2ヶ月ですぐに取れるような資格を活動記録に書き込む人はまずいません。 大事なのは自分の一番強調したい資格を1つないし2つ面接員にわかりやすいようにシンプルに書き込むのがベストです。趣旨を理解していない人間で英検3級など書き込もうとする生徒がいますが、一番強調したい部分が目立ちにくくなります。 SFCで必要なのはその人がどのような人生経験を歩んできたか?またどれほどの専門性があるのか?が大事です。 私の所属している予備校の合格者の過去の実績は以下の通りです。 慶應義塾大学 環境情報学部 総合政策学部 (SFC)AO入試合格者の主な活動成績一覧 全国高等学校野球選手権大会 ベスト8 NPOボランティア 受賞 全国選抜高校テニス大会 ベスト4 全国高等学校サッカー選手権大会 ベスト4 全日本バレーボール高等学校選手権大会 ベスト8 高校生国際美術展 最優秀賞 全日本吹奏楽コンクール高校の部 金賞 高校生環境小論文コンクール 最優秀作品賞 全国高等学校将棋選手権大会 ベスト NHK杯全国放送コンテスト 優勝 全国高等学校柔道選手権大会 ベスト8 ホッケー高校日本代表選抜 全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会 ベスト4 レスリング国際大会優勝 JOCジュニアオリンピックカップ 優勝 全国高校ラグビー大会 ベスト4 全国学生書写書道展 文部科学大臣賞 フランス語スピーチコンテスト 最優秀賞 国際情報オリンピック 金メダル獲得 JTAテコンドー全国大会 ベスト4 琴伝流全国大会 出場 NHKスクールライブショー ダンスの部 チャンピオン 全国高校囲碁選手権大会 ベスト8 など 私的な意見ですが早稲田大学自己薦入学試験と同様レベルの活動成績が必要であるように思えます。 今まで自分が積み重ねてきた優れた活動記録を全面的にアピールする場です。 質問者様も素晴らしい成績等があることと思います。今から実績を作るより今まで行ってきた素晴らしい経験を志望理由書にうまく表現できるようにがんばってください。
- akeshigsb
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元塾講師です。 私自身は慶應の一般入試入学ですが、サークルにAO入学組がいる経験も踏まえて回答します。 まず、意識として変えていただきたいのは、「資格や英語力を磨けば合格する」という誤解です。勿論、これらが合格に貢献することはありますが、これが一般試験での点数のように合否に直結するものではないということです(他の資格等で独自性をアピールという点も同様です)。資格よりむしろ「NPO」や「ボランティア活動」の方が強みになりえます。 慶應がAO入試でで求めるのは「一般試験では取りこぼすが大学にとって有意義な人」です。スポ薦もそうですが、学外にアピールできたり、学内で積極的に活動できる(ゼミや授業で積極的に参加など)人を求めています。また一般試験は「いかに物事を覚えたか」が勝負になりますが、AOの場合は「いかに物事を考えられるか・発表できるか・行動性があるか」が勝負になります。一般試験では忠実・迅速に仕事ができるかを合否の基準とし、AOでは仕事そのものを考えられる経営者・幹部に求められるような能力が合否の判断基準になっています。 正直英語でアピールすることはほぼできないと思った方がいいです。勿論積極性のアピールの一つにはなりますが、英検○級とかTOEICで○点という数字でアピールはできないと思います。帰国子女枠の知り合いに「英検1級」「TOEIC970点」等がゴロゴロおり、彼らはそうした試験の遥か上をいく語学力があります(発音はネイティブです)。そうした人材がいるなかでわざわざ、TOEIC800点台をアピールすることは無意味どころか「学内を分かっていない」と判断されます。 また情報処理に関しても初級(?)レベルでは意味がありません。慶應に入学する学生は、ほとんどがそうした資格試験は簡単に突破できる脳みそがあります。やったかやらないかの違いで、やればできそうな資格はほとんど強みになりません。 ただ、全くない人より積極性がアピールできるというものにはなりますが、決定打になりません。 一方「NPO」や「ボランティア」に関しては、強みになることがあります。正直TOEICはそこそこの学力があり、AOを受けることを決めるのが遅くても受験ができます。しかし、NPOやボランティアは前もって活動している必要があり、真剣に活動しているかがわかります(面接等で活動期間等も聞かれます)。また先に書いた「行動性」もアピールできます。TOEIC等も誰もが考えうることで、どちらかというと与えられたことを迅速にこなす部類になります(AO受けるほとんどが受験していれば行動性には分類されません)。しかし、NPO等は自分で色々と調べたりする必要があるのでそうしたことを大学は評価します。 あと気をつけてもらいたいのは、推薦であってもそれなりの教養は求められることには注意が必要です。野球のスポ薦でも進学校からしか取らない等、教養が全くない人は受け付けない大学のようなので…(授業が他の大学より厳しいようで、推薦から退学者を出さないためでもあるようです)。 まだ、試験まで時間があるので、色々と調べるといいですよ。ちなみに予備校等の対策は、筆記(小論文)や面接対策のみなので、こうした部分は養成できません。3年次に講座を受けてもこうした対策は間に合わないだけでなく、予備校としてはお金が稼げないからやらないのです。 ご参考までに。
お礼
詳しいアドバイスをありがとうございました。 AO入試と言うもの自体、よく分かっていなかった自分がとても恥ずかしいです。資格や能力、技能よりも、自分で考え、行動する力の方が大切なのだと、はっとさせられました。 そう言うことを海外で学んできたはずなのに、日本の受験雑誌や塾の対策講座をいろいろ調べるうちに、焦ってしまって大事なことを見失っていました。 これから何が大事か、何をすべきか、よく考えてみます。 本当にありがとうございました。