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お好きな私小説を教えてください。

からあげ ミームン(@marc2bolanti)の回答

回答No.6

 今晩は、満月なので、。 ☆「Kの昇天」ー梶井基次郎。ドッペルゲンゲルを作家分身とすると、私小説とSFの融合か? でも幻想ではなく、ボードレール以来の阿片知識による本当の意識の姿かも、。  月に昇天ですが、、4次元座標に虚数導入されて、光のヌルラインの距離求める式で、光速に達すると距離はゼロになります(複素空間を通って)。人の意識イマージュには可能かも、月まで距離無しで、。 トンデモですがチベット仏教修行で「あの遠くに見えてるカイラス山の頂きまで一寸行ってこい!」ってのが有ります、意識分身がです。この頃は結構過激で根源的ですね。  ☆森敦「意味の変容」デビュから40年のビッグブランク中に研究した数学と自伝の融合。 トポロジー<近傍>概念駆使して、この世とあの世・生と死・内と外が反転する幽冥界の論理と救いを探る。それが小説に見事に結実したのが、  ☆天沼;月山の後日譚として併載、じさまと雪山の自然描写の土台に厳密な数学論理が隠れてるのは驚き。絶品です。  ★灰色のコカコーラ by 中上健次;60末新宿Jazz喫茶ラリッパ、無名のビートたけしらしき姿も、。 マイルスとコルトレーンの日々の人達には今尚リアルか!? 私は作家が熊野にもどってからが、。 ✿中上健治「化粧」より<修験、欣求>など。熊野特有の伝奇的・霊的世界と路地の強烈な体験の現実世界が交差して織りあげられている。数年後の同様作品集はさらに練られた実験かつ私小説、 ★熊野集」より<桜川、妖霊星、葺き籠り>等。都会に居ると判らないけど私、全国の港湾肉体労働長くて、地方行くと中上の世界は本当の事ですね。家族・性愛・暴力・粋・早死、シャッター通り等の問題と土地の精霊。福島に行っても感じたけど正にアクチュアルですね、世界的にも。  ジャズの文体の事、評論家あまり言わないけど中期からは己に書き直し訂正を禁じて、ほぼJazzアドリブのように一気に綴ったそうです。全集扉裏の生原稿の装丁見ると、古代の祝詞のような文字がぎっしりと、異常です。古事記などの神話・ギリシャ悲劇と現在の労働などの問題に興味が無い人には退屈な小説でしょう。よく言われますのでお薦めはしません。ジャズな主さんは別ですよ(笑)。  あと私小説の大漫画家;つげ義春さんは小川国夫氏の私小説が好きだそうです。  では、ごゆっくり。

alterd1953
質問者

お礼

>「Kの昇天」 「闇の絵巻」と良い勝負で好きです。 しかし、こっからヌルラインまで行きますか(笑) ローレンツ変換はおろか虚数だって、せいぜい1の3乗根ぐらいしか 馴染みの無い私にはとてもとても(笑) ただ、量子力学なんかが顕著みたいですが東洋思想との接点が出て来るみたいですね。 >森敦 親戚に借りパクされたので私小説かどうか確かめられなかったので 例に挙げませんでしたが、仰る通り「月山」最高でした。 ウィキペディアによると数学者の森毅さんも理系的センスを褒めてたみたいですね。 そういえば「月山」の主人公もダムの技師かなんかでしたね。 >中上健次 この人、何か有名なやつ読みかけたんですがダメでした。 イメージの爆発は結構なんですが何かしっくりこなかったです。 でも、今なら読めるかもしれませんね。 まぁ、ジャズは元々奴隷の音楽ですし 私も紋々入れるのが当たり前と思ってる土方のおっちゃんと働いてたこともありますので 肉体労働の匂いは少しは知ってるつもりですし 下請けの作業員は線量計はずされた上に手当てピンハネされ 東電の偉いさんは高額の退職金貰ってとっとととんずらかましてるのとかには 無茶苦茶腹立ちますが、それって大昔から全然変わってないですよね。 そりゃあ、18才かそこらで、とんでもなく難しい東大の問題を解けるのは 凄いとは思いますが、その後の人生が違い過ぎると思います。 それを許している大衆も奴隷根性じゃないかと思いますけどね。 まぁ、こんなところでグチャグチャ言っても仕方ないですね。 とりあえず、大好きなつげ義春さんのお気に入りの小説を読んでみます(笑) ご回答ありがとうございました。

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