- ベストアンサー
「狐の嫁入り」について
「狐の嫁入り」という意味は辞書でひくと、 1、狐火が多く連なって嫁入り行列の提灯のように見えるもの。 2、日が照っているのに雨の降る天気。浄、壇浦兜軍記「―のそばへ雨、晴らして いかう」 と書いてありますが、なぜ狐の嫁入りと言うのでしょうか?黒澤明の映画「夢」のなかで、一番最初に狐の嫁入りの話があります。その中の内容は確か次のようなものでした。 お母さんが、子供に「こんな天気の日は狐の嫁入りがあるから林へ行ってはいけないよ。」と言われているにもかかわらず、子供は林へ行ってしまいます。家に帰ってきたら母親は、「おまえ、狐の嫁入りを見てしまったんだね?これから狐のとこに行ってあやまってきなさい。」 この内容を見て、友達に狐の嫁入りってどういう意味なの?と聞いてみたら、その友達は「不義の結婚のことだよ」と言ってました。しかし、図書館に行って調べてみても、詳しいことは載っていません。どうか詳しく知っている方、教えてください!!!
- yasu1110
- お礼率100% (10/10)
- 文学・古典
- 回答数3
- ありがとう数24
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
もともとは、理由のはっきりしない、原因不明の現象を警戒心を込めて表現したものだ、と聞いています。 キツネにつままれた、とかいうのも、キツネにばかされた、というのも、因果関係が不明確な時に不安な感情を含んで使われます。 日が照っているのに雨が降る、というなんとも不可思議な天気の時に、これは常々人をだましているキツネが絡んでいるに違いない、ということで、キツネが人間に化けて嫁入りしてくる時には山中に狐火が並ぶ、というのと同じ発想で、わけのわからない事を狐の仕業に転嫁して、そんな原因不明の事が起こる時には何があるかわからないからおとなしくしていよう、ということでしょう。逆に言えば、不思議な自然現象のある時には嫁入りなどの大イベントはやらない方がいいでしょう、という事ですね。そんな時に嫁入りを決行すると、まわりからあれはキツネだ、なんていわれるから止めときなさい、という抑止効果が狙いだったのだと思います。
その他の回答 (2)
- tosembow
- ベストアンサー率27% (200/718)
『平凡社世界大百科事典』「狐火」の項に、 「狐火がよく見られるというのは薄暮や暗くなる間際のいわゆるたそがれどきとか翌日が雨になりそうな天候の変わり目に当たるときであり、出現する場所も……キツネに化かされる場所とも一致するようである」という記述があります。 思うに、日が照っているのに雨が降っているという天候の変わり目にいわゆる「狐火」が現実の自然現象として見えることがしばしばあり、さらに狐火が見えなくても、日が照っているのに雨が降るのは、キツネに化かされているのだという連想が働くようになって「狐の嫁入り」の(2)の意味がでてきたのではないかと考えられます。
お礼
調べていただいてありがとうございます。「不義の結婚」とは関係無いんですかね?何か深い意味があるんじゃないかと思ったのですが・・・
- sydneyh
- ベストアンサー率34% (664/1947)
ある地方の民話を紹介したホームページに以下のとおりに紹介されていました。 >昔娘の嫁入りは夜にかけて行なわれ、あたりは暗く、提灯を下げて行列しました。 >この提灯の明りと、たまに里に現れる狐火が、その時ばかりは一緒に平行して見え、狐の嫁入り行列では?というお話が生まれたとも言われています。
お礼
調べて頂いてありがとうございます。私はどうも不義の結婚と関係しているんじゃないかと思うのですが、関係ないのですかね?
関連するQ&A
- 壇浦兜軍記について
『狐の嫁入り』について調べているのですが、辞書をひくと例として壇浦兜軍記が出てきます。壇浦兜軍記と狐の嫁入りにはどのような関係があるのでしょうか? また、壇浦兜軍記のあらすじがわかる本を探しています。 回答宜しくお願いします。
- ベストアンサー
- その他(演劇・古典芸能)
- きつねが出てくる絵本
20年くらい前の絵本を探しています。 内容は、キツネが葉っぱをもって化けるお話で、 雨の日に「傘」に化けて、うさぎ(?)やその他のお友達が雨に濡れないように・・・と言うのが印象に残っています。 また、傘に化けたとき、傘の骨の先に、化けたキツネの鼻・ひげの形が残っている絵だったと思います。 もし、題名などわかりましたら、是非教えてください。
- ベストアンサー
- 絵本・子供の本
- 晴れている時に降る雨のことを何と言いますか
関西にすむ友人がきつねの嫁入りという言葉を使っているのを聞いて 地域差・年齢差・性差があるのかを調べてみたいと思い投稿させていただきました。 Q1晴れている時に降る雨のことを何と言いますか a天気雨 bきつねの嫁入り cその他 Q2その他と答えた方は何というか教えてください。 Q3きつねの嫁入りと答えた方 a.どうしてそう言うのかを知っている b.知らないが使う 差支えなければ出身地・年代・性別等お答えいただければと思います。 お答えがたくさん集まるようでしたら、 統計的処理をした結果をこちらでお知らせしたいと思います。 よろしく、お願いします。
- 締切済み
- アンケート
- 「キツネの嫁入り」の語源は
このカテゴリでよいかどうかわからないのですが…。 晴れているのに雨が降る状態を「キツネの嫁入り」と言いますよね。なぜそう言うのでしょう。何か理由があるのでしょうか。
- 締切済み
- 日本語・現代文・国語
- キツネの嫁入りと、どう言う関係か?
「先日、春分の日連休の最終日、つまり春分の日の3月21日が、丁度最終日だった、京都市東山区にある、円山公園から清水寺方面で開催してた、「東山花灯路(灯籠)」を、見に来た時。 手元の携帯電話で見た、時間で言えば、午後7時前後だったか、その午後7時は過ぎてた様に、思えるが…?」と、言う時です。 私は、この花灯路で、北側の出入口となる、円山公園から清水寺方面へ、向かって歩いていて、関係箇所の1つ、高台寺の真下の道路付近に来た時。 昔話として、時々良く聞くが、私が大阪で住んでる地域では、「男女関係無く、地元出身者メインだが、最低で70歳前後の年令の人からであれば、晴れた日の夕方、晴れてるのに、突然夕立ちとして、雨が降った事態を、指摘する言い方」として、時々聞く。 「キツネ(狐)の嫁入り」として、キツネの面を付けた、花嫁役の女性が、人力車に乗って、これも同じキツネの面を付けた、新郎役の男性や、周辺の警備担当者や、先導の担当者含めて、見た目では、最低で約20人前後、ミニパレードと言って良いと思うが、高台寺の本堂らしき建物迄、歩く行進してたのを見た為、その行進の後ろに、同行してた他の観光客と共に、同行しました。 この行進は、「後ろに、同行して貰うなら、観光客も同行OK」と言う体制を、取ってた模様です。 その為、「キツネの嫁入りは、昔話として、昔から知ってる」らしき感じした、観光客が、男女関係無く多く同行していて、持ってれば、携帯電話や、デジカメ等のカメラで、撮影してた観光客も、結構居たのは見ました。 実際、警備兼見学者としての観光客誘導の担当の係員らしき、最低で60歳前後以上の男の人1人は、「パレードの見所を、案内しながら…?」ですが、同行する観光客を、誘導してました。 結局、約30分程前後で行列は、高台寺の本堂らしき建物に着いたので、私はその後、本来の目的地の清水寺へ、再び向かい始めました…。 そこで、質問したいのは、「高台寺と、キツネ(狐)の嫁入りは、どうして関係すると言うか、関係してるか?」に、なります。
- ベストアンサー
- 関西地方
お礼
詳しい解説、ありがとうございます。「不義の結婚」とは関係無いんですかね?黒澤明の映画と、友達の一言から、何か深い意味があるのじゃないかと思ったのですが・・・もし、「夢」という映画を見てらっしゃなく、お暇な時間がありましたらどうか見て下さい。なんかすごく意味深なんです。