• 締切済み

遺伝子組み換え食品摂取での腫瘍形成

遺伝子組み換え食品を摂取すると腫瘍を形成する動物実験がありますが そのメカニズムはどこまで明らかになっているのですか? 食物の遺伝子を組み替えても所詮は特定の遺伝子(タンパク質)を発現させただけでしょ? 消化の過程でアミノ酸レベルまで分解された遺伝子が、生体の遺伝子にまで組み込まれるとは到底考えられません。 PS. それよりも今話題のiPSの方ががん遺伝子を組み込んでいるので将来癌化のリスクとしては高いのでは?(研究者たちもそれについては危惧しているし、それに代わる遺伝子を模索しているようですが・・・)

みんなの回答

回答No.4

NO.2 です。 NO.3 の方以降の回答も期待していましたが,その後回答が寄せられませんので,戴いた補足についてお答えします。 ミクロの遺伝物質とは,遺伝情報そのものです。 生物は,各器官が細胞で構成され,細胞の主体はタンパク質であることは説明するまでも無いことと思います。細胞内部には細胞核その他の細胞内組織があります。 細胞核には,遺伝情報を持つ遺伝子が存在します。細胞核や遺伝子を構成するのはアミノ酸です。 アミノ酸は電子顕微鏡で無ければ見えない超微粒子です。 もし消化器官がアミノ酸までも分解・消化してしまうとしたら,細胞で形成される腸管までも壊してしまうことになります。 ですから,消化器官の能力には限界があることを言いたかったわけです。 仮に腸管が無事だとしても,遺伝物質よりも遙かに大きい腸内細菌(大腸菌など)や,喉元まで這い上がってくる腸内寄生虫など,生存出来るはずがありません。 幾らかご理解の助けになりましたでしょうか。

  • negigi
  • ベストアンサー率60% (86/142)
回答No.3

がん化に関しては、最近だとフランスのSeraliniが報告してましたね(Seralini et al., 2012) 方々の研究者が、杜撰な統計処理や実験計画を批判していますし、 私自身が論文を流し読みした範囲でも、到底納得できるレベルではありませんでしたが。 結局のところ、がん化との関連を示す再現可能なデータが出ていないので、 そもそもの質問の前提が成り立ってないのではないかと思います。 何世代か進めても、有意な発がん性は確認されてなかったような気もしますが、 きちんと論文を追いかけているわけではないので、ちょっと自信がないです。 No2さんは、人体実験をしろとおっしゃってるようですが、 さすがにそれはねぇ・・・ #iPSCは、GM食品とは全く別の話ですね

回答No.2

遺伝子組み換え技術は実用化されたとは言え,生物学的には未開の分野です。 例えばある種の植物病原菌に対する抵抗性が確認された遺伝子が,人体にどのような影響をもたらすかなど,ミクロの世界での効果を確認するには,少なくとも数世代の増殖の結果を見なければ確認できません。組み替え実験の効果は,少なくとも我々の孫・曾孫の世代で無ければ確認できません。 人体の防衛機能が如何に優れていたとしても,消化器官でミクロの遺伝物質まで消化しきれると考えるには無理があります。何故なら,放射線障害に対しても一定の抵抗力,防御力は持っていますが,体内被曝の無害化などの機能は確認できていません。人工的放射線の人体への影響度も,原爆を被爆したせいぜい三世代程度までしか検証できず,積極的な検証も行われて来なかったからです。まして遺伝子操作は極く近年の新技術です。世代交代の早いマウスなどの小動物実験で数十世代間の検証が出来ても,その結果が直ちに人体に応用できるなら,新薬の開発も臨床試験抜きで出来ることになってしまいます。 iPS細胞の応用も,これからの研究分野であることは,山中教授の認める所で,癌治療などはせいぜいマウスでの実験段階に過ぎません。 経済効果優先の急速な実用化展開は,将来に禍根を残さないかという点が議論されているのです。

hiro206
質問者

補足

ミクロの遺伝物質とはなんですか?例えばでいいので具体的に教えてください。 もし消化できなかった遺伝物質が癌化を引き起こすのであれば、どのようなメカニズムで癌化すると思われますか?推測でも構いません

  • thegenus
  • ベストアンサー率49% (330/673)
回答No.1

全く詳しく存じませんがご指摘のとおりに思います。そういう文脈で恐怖心をあおっています。 ただ除草剤耐性→除草剤活用→残留農薬の桶屋が儲かる式の論理が暗示されている面もあるようです。もちろん遺伝子組み換えの有無とは相関しませんから人工的(遺伝子操作)の不気味さによる排斥心理です。 要するに外国式の農産物の代名詞なんでしょう。 そしてプロ市民の金儲けプロパガンダです。不安の創造です。不安は覚えるとたちが悪いです。 この日本人の精神を弱体化させる洗脳商売は、日本人の不安で利益を得るプロ市民や役人の固有名詞を名指しするまでやみません。プロ市民を逆に訴えて責任を取らせましょう。腐った法曹界の日本ではありますが。

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