アースの話

このQ&Aのポイント
  • アース(接地工事)の役割は感電や火災事故を防ぐために非常に重要です。アースが取り付けてあると、漏れた電流の殆どがアースを通して大地に流れ、人体を通る電気は少なくなるため、重大な危険を避けることができます。
  • アースを省略することができる場合もあります。例えば、交流対地電圧150V以下の場合や乾燥した木製の床など絶縁性の高い場所に施設する場合です。
  • 漏電遮断器とアースによって感電や火災から守られているわけですが、電気機械器具の使用前点検も非常に重要です。定期的な点検を行うことで、安全な状態を保つことができます。
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アースの話

アース(接地工事)の話をそんなに電気の事を詳しくない(例えば工事現場の職方さん)などに説明したいのですが、色々見ながら纏めてみています。ご一読の上ご意見お聞かせください。                         アースの話 人に電流が流れ衝撃を受けることを感電といいます。感電による直接の被害は、感電による不快感・痛みや、身体を通過する電流により神経系統が麻痺することによる筋肉の振動や心臓麻痺や呼吸停止などです。 高圧の場合は、この他に接触によるアーク熱やジュール熱による火傷が加わります。そしてそれらは人体の中の通電経路、電流の種類(交流か直流)、通電の時間と電流の大きさ、体質やそのときの健康状態などによって違ってきます。 人体の通過電流と症状及び生理作用は (1)1~2mA:ビリっと感じる程度 (2)2~8mA:我慢できるが苦痛を感じる (3)8~15mA:安全に自力で接触した電源から離れられる最大限度の電流 (4)15~50mA:筋肉が収縮し自由を失う。電線は離せず、心臓の鼓動が不規則、相当危険な状態になり死亡することがある。安全限界。 (5)50~100mA:心臓の機能が失われ、例え電源から離れても数分以内で死亡する。 (6)100~3000mA:失神、血圧上昇、心室細動の発生、心拍停止が現れ死亡する。 とこのような関係になっていて,そこで電流から人体を保護する目的で現場などの仮設分電盤には漏電遮断器30mA定格感度電流で0.1秒でトリップする漏電遮断器が取り付けられていますが、これが人体保護ぎりぎりの電流値です。 そこで重要になってくるのがアース(接地工事)の役目です。アースは、漏電によっておきる感電や火災事故をを防ぐためのもので、非常に大切な役目があります。例えば電気洗濯機を例にとると、電気が漏れないようにすべて絶縁物で保護されていて、通常はケースのどこに触っても感電することは全くありません。しかし電気回路の絶縁性能が悪くなって金属製のケースへ電気が漏れ、その時にぬれた手で触ると大変な事になります。漏れた電気は、金属製のケースから人体を通って床から大地へ流れます。これが危険な感電です。この時危険から人命を守るのが、アースです。アースが取り付けてあると、漏れた電流の殆どがアースを通して大地に流れ、人体を通る電気は少なくなるので、重大な危険を避ける事ができます。  配線に漏電遮断器が取り付けてあると、アースを通って大地に流れる電流を感知して、瞬間に自動的に配線の電気を切ってしまいます。アースは、漏電遮断器をすばやく動作させるためにも必要なのです。 ここで接地工事を省略出来る場合をご説明致します。 (1)交流対地電圧150V以下の電気機械機器を乾燥した場所に施設する場合。。 (2)低圧用の電気機械機器を乾燥した木製の床、その他これに類する絶縁性の物の上で取り扱うように施設する場合。 (3)電気機械機器を人が触るおそれのないように、木製の架台などの上に施設する場合。 (4)鉄台または外箱の周囲に適当な絶縁台を設ける場合。 (5)外箱のない計器用変成器がゴム、合成樹脂その他の絶縁物で被覆する場合。 (6)電気用品保安法の適用を受ける二重絶縁構造の機械機器を施設する場合。 (7)低圧用の電気機械機器に電気を供給する電路の電源側に絶縁変圧器を施設し、かつ、当該絶縁変圧器の負荷側の電路を接地しない場合。 (8)乾燥した場所に施設する低圧用の電気機械機器の電路に電気用品安全法の適用を受ける漏電遮断器を施設する場合。 これらの様な場合は人体が感電する危険性も低いと考えられていることからアースを省 略する事ができます。 アースは電気設備の中でも地味な存在ですがもっとも重量な設備の一つですので面倒 がらずに必ずアースを接続するようにお願い致します。 又、漏電遮断器とアースによって感電や火災から守られているわけですが、忘れてなら ないのがこれら電気機械器具等の使用前点検で、 (1)電動工具・電動溶接機等の持ち込み時の点検。 (2)溶接棒等のホルダーは絶縁防護部分びホルダー用ケーブルの接続部の損傷の有無。 (3)交流アーク溶接機自動電撃防止装置の作動状態。 (4)感電防止用漏電遮断器の作動状態。 (5)移動電線及びこれに付属する接続機器の被覆又は外装の損傷の有無。 (6)検電器具の検電性能。 (7)短絡接地器具の取り付金具及び接地銅線の損傷の有無。 (8)絶縁用保護具のひび割れ、 (9)破れその他損傷の有無及び乾燥状態。 (10)電気機械器具の囲い等の点検などがあります。 この様に漏電遮断器の取付・アースの取付・機器の使用前点検を行うことによって電気 による感電と火災から私たちの職場も家庭も守って行きましょう。

noname#206023
noname#206023

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • Nannette
  • ベストアンサー率26% (1499/5698)
回答No.2

全部読みました。大変よくまとまっていると思います。  ですが、工事現場の職方さんたちが、はたしてこれだけの無味乾燥な文章の羅列を最後まで読み通すでしょうか、そしてさらに、頭にしっかり吸収して刻み込むでしょうか、それが心配です。  そうした心配を排除し、どうしてもこれだけを伝えたい…のであれば、あとはレイアウトの工夫が欠かせないと思います。  せめて、配布用の資料として編集し制作する際には、さらに行間を上手に使い、文章をもうすこし区切ることで、より読みやすくするぐらいの配慮は必要ではないかと思います。    文章自体は気持がよいほど大変簡潔に書かれていますし、この程度の用語や漢字は欠かせないのでしょうが、逆に、あまりにも簡潔過ぎて無味乾燥な感じが先に立ってしまい、それだけで読む意欲を減らしてしまいそうな気もしてしまいます。  さらには、とてもわずかなことですが、たとえば、もうすでに、…できます…、…あります…などは平仮名になっていますので、ついでに…致します…なども平仮名に統一するなどして、それによって逆に漢字で表現される専門用語を自然に浮き上がらせ目に飛び込ませる、そうした配慮というかテクニックは大切だと思います。  もしわたしがこの文章のレイアウトを任されたとしますと、前文をまずひとつのブロックとしてまとめて、この文書がいったい何を伝えたいのかが概略読み取れるような文章にしたいところです。  そのあとの文章も適宜切りの良いところで区切り、そこに行間を作ります。後に続くべき文章が一旦途切れる…、読む人は、その断絶によってむしろ、その後を読もうとするものですから。  説明文は必要に応じて、むしろ多少の文言を加えても、それによって表現の無駄が出来るのではなく、かえって読みやすくなることも多いものです。簡潔で短い文章は奇麗ですが、分かりやすい文書とは一概に簡潔なものとは限りません。  さらには、番号が付いた箇条書きの各項目は、その前後の本文の文章とのつながりを一旦上手に断ち切り、箇条書き部分だけの表現にひとまとめにしたほうが読みやすいのではないかと思います。  箇条書き部分をひとまとめに見せる演出としては、枠組みにするか、あるいは背景色を敷くとか、ひと目で一連の塊りと見えるように扱いたいところです。  余談ですが、箇条書き部分は、ひとまとめにすることで、必要であればさらに、もう一段平易な説明を書き加えることもやり易くなるはずです。わたしにはよく分かりませんが、そうした、噛み砕いた表現の付記が、ともすれば冗長になりやすい反面、うまく行けばかえって読む側の理解度を高めるようにも思います。  大急ぎの書き込みですので、細かいところまで書ききれませんでしたが、広報文書の作成を仕事とする者の立場から、気が付いたことを率直に申し上げました。

noname#206023
質問者

お礼

有難うございます。一つ違うのが文書で配布するのでは無くスピーチをするのです。色々とご意見頂いた内容は良く吟味してみようと思います。 話が飛びますが、はっきりいってこの話の内容を一回聴いて直ぐ理解する人はいないと思います。電気屋でも内容は判っても30分もしたら9割がた何を話していたか記憶から消えていると思います。ですから、こういった業界的な話がいいのか、それとも全く違う方面からがいいのか迷っているのが現実です。何種類も講話を作っていますがこれにしようと決めたら今度は何度も何度も話して暗記してしまおうと思ってます。そうすれば突然の講話依頼などがきても焦らずいつも通りの話をしておけば良いわけです。 細かなところまで有難うございました。これから確認します。

その他の回答 (6)

回答No.7

アースの目的と必要性,それらの理由について纏められた方が分かりやすいと思います。ご用意の説明案では,感電防止が最大視されそうです。 漏電電流による火災の防止。機器の保安についても最初に触れるべきです。 避雷器のアースについても,分かりやすい説明があれば,全体を理解しやすいと思います。 アースを取る場所と地中の電位を等しくすることで,建物,機器,人体への電流の分散を防止する。 このことの意味をハッキリ理解して貰うことが第一です。その為には,避雷針の働きを理解して貰い,続いて配電線からの漏電や,人体が受ける衝撃について説明します。 機器が接地されずに地中電位から浮いた状態だと,如何に危険かという点が大切です。 機器の接地を水道栓などで間に合わせることの危険性も説明しましょう。 また,接地板または埋設部品の規格や,埋め込み作業での留意点などにも,触れておくべきです。 以上のような説明が出来ない人は,工事現場での指導や監督に不適格かと思います。

noname#206023
質問者

お礼

あ有難うございます。感電防止に話のウェイトを置いているのは事実です。火災・機器の保安・避雷器まで話を広げると、聴いている方はだんだん混乱してくると思います。 >機器の接地を水道栓などで間に合わせることの危険性も説明しましょう。 >また,接地板または埋設部品の規格や,埋め込み作業での留意点などにも,触れておくべきです。 水道管がアースの変わりにならないことなどは話しとしていいと思いますが、部品の規格まで説明する必要はこの場合ありません。 工事現場での指導監督に行くのでは無いので不適格ぐらいがちょうど良いのですが。 ご丁寧に有難うございました。

  • tyagayu
  • ベストアンサー率24% (488/1996)
回答No.6

>人体の通過電流と症状及び生理作用 電流値と症状だけでは、実感が湧かないのでは。 電流値だけ挙げても、どのような場合にそのぐらいの電流が流れるのか、認識しにくいですね。 例えば100vの丸鋸だと、漏電するとこのぐらいの電流が流れます・・・といった事例をいくつか挙げると作業者も指針が見えて判り易いと思いますよ。 質問者さんがどのような立場で、またどのような責任をもってこの話をされるのか判りませんが、やはり重要な事項はプリントして職長に配布し、それを元に説明を行うのがよろしいかと思います。 箇条書きについての説明文は、もっと噛み砕いて書いても良いと思います。 手元に資料が残れば、細かい説明は忘れてしまったとしても、その資料を見ることでおぼろげながらでも思い出す事が出来るでしょう。 電気用語は慣れない者にとっては中々理解しづらいですからね。

noname#206023
質問者

お礼

有難うございます。箇条書きのところは話し言葉で説明したいと思います。ペーパーは配りたいのは山々ですが、最近はペーパレス化が進んで、紙を配るとその辺に捨てられるという事があって中々難しいです。

  • mota_miho
  • ベストアンサー率16% (396/2454)
回答No.5

No.3です。朝礼のときですか、などと思い込みを書いて失礼しました。 安全講習などの場でしたら、項目ごとに、 結論を先に言う → 理由を説明する → 事例を挙げる とされるのはどうでしょうか。

noname#176692
noname#176692
回答No.4

ネット上にある挿し絵でも拾いまくって適宜挿入すると分かりやすい。

  • mota_miho
  • ベストアンサー率16% (396/2454)
回答No.3

いつ、どこで、説明されるのでしょうか? 現場で、朝礼の時、なら、いくらなんでも、長ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー過ぎます。 ほんとに伝えなければならないポイントに絞り、簡潔にしたほうがよいと思います。    

noname#206023
質問者

お礼

朝礼は朝礼でも安全大会の時です。

回答No.1

学生のときに電気を学んでたから言ってることが理解できるけど、これわからない人が読んだら 途中で読むの止めると思う。 法的な部分はいるのかな?

noname#206023
質問者

お礼

有難うございます。法的な部分は眠くなりますね。

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