• ベストアンサー

戦闘機のF-2についての質問

F-2についての質問です F-2は開発の時にアメリカに技術を吸い取られた と聞いた事があるのですが、本当でしょうか? 回答よろしくお願いします

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • makocyan
  • ベストアンサー率39% (1039/2623)
回答No.4

 アメリカが共同開発を認めたときには、以下のような条件がつけられていました。  1.F-16のソース・コードの供与を制約する   →飛行制御プログラムは渡さないよ  2.生産段階での米国の仕事分担率は最大限に確保を目指す   →こっちにも仕事を回せよ  3.日本からの技術を必ず提供するとの保証を設ける   →オマエんとこの技術は無条件でもらうからな  ということで「オレのものはオレのもの、オマエのものもオレのもの」という、実にジャイアン的な条件をつけられたものでした。  まあ、この手の嫌がらせ(?)はF-15J戦闘機の購入(電子兵装などの肝心な技術は渡さない)の時にもあったそうで、そんなに珍しいことではありません。F-15Jのときには「だったら自力で開発しちゃうよ」って、結果的に日本側がアメリカ製のものを上回る機器を開発しちゃったなんて裏話もあります。  さて、F-2の場合の「3:日本からの技術提供」に該当するものは、  1.炭素系複合材を使った一体成型技術  2.最新鋭のレーダーであるアクティブ・フェイズド・アレイ・レーダー(量産戦闘機で世界初)  3.CCV技術  くらいだったかと思います。結果的にアメリカに提供されたのは1.の炭素系複合材を使った一体成型技術くらいですが、F-22やF-35の機体製造に応用されているようなので、相当あちらにメリットはあったようです。レーダーとCCV技術もあちらに提供されたようですが、この手のものは機体とのマッチングなんかも大きくかかわりますので、参考程度に留まったのではないかと思います。  ということで、日本からの技術提供は本当の話ですが、実際に「吸い取られた」と判断できるのは炭素系複合材を使った一体成型技術くらいじゃないかと。ただし、この分野は結局今でも技術的に日本のほうが先行しているみたいで、B-787の主翼製造も日本が請け負っているくらいなので、なんとも微妙なんですが。

space_ocean
質問者

お礼

分かりやすい回答をありがとうございます。 やはりいくつかの技術は吸い取られていたんですね。 確認と訂正が出来てよかったです。

その他の回答 (3)

  • ji-young
  • ベストアンサー率24% (25/101)
回答No.3

日本で自主開発が進むとアメリカの戦闘機が売れなくなるので、アメリカの圧力で、F-16ベースで開発を強要されただけです。今回も水没した機体の修理も簡単にできないくらい複雑な契約にされて、ほとんどアメリカにお金をあげるための開発になってしまったのです。開発したものは当然アメリカも共有できる。 F-35はもっとひどい。ほとんどブラックボックス状態で高いライセンス料を取られて製造させられる。日本がユーロタイフーンを導入したら開発費を負担させられないばかりか、それこそ技術を吸収され独自開発力向上を恐れたアメリカが強引に手を裏に回してF-35にさせた。

  • Sasakik
  • ベストアンサー率34% (1698/4892)
回答No.2

三菱F-1の後継機「次期支援戦闘機(FSX)」は、当初、日本独自のCCV(Control Configured Vehicle:運動能力向上機)として開発がスタートして基本研究は進んだけど・・・実用化まで時間が掛かりそうだったり、エンジンが国内で開発できない=アメリカから買うしかなかったけど、アメリカ政府がエンジン単体の販売許可を出さなかったため、FSX国内開発を断念した。 国内開発を諦めて「国外機の導入」「現有機の転用」という選択肢もあったけど、様々な「大人の事情」が絡んで、「アメリカとの共同開発」を選んで、提案のあった中から「F-16」をベースに開発することになった。 で、日本、特に航空自衛隊の装備に関しては「アメリカ(空軍)ありき」的な体質があったり、時の内閣対米姿勢も関与したのか・・・共同開発をするための条件の中に、「日本側は、アメリカ側が入手することを希望するすべての技術を、すでに合意された手続きにしたがってアメリカ側に移転する」となっていた。 その結果、   アメリカより進んでいたとも言われた「CCV技術」 のほか   制御システムのソースコード(飛行に関わるコンピュータの基本プログラム)を、米議会の反対で提供を拒否されたため、日本で独自に開発した「制御システムのソースコード(アメリカ製オリジナルより優れた部分もあったらしい)」 など、主にソフトウェアがアメリカ側に提供されたとのこと(直接的に日本製ソフトウェアが転用されたワケではなく、改良・発展型の開発スピードの向上に生かされていると見るべき)。 因みに、ベースとなったF-16は、ベルギー・オランダ・韓国などで、ライセンス/ノックダウン生産されたほか、イスラエルのIAIラビのベースになるなど、日本だけにF-16に関する技術情報が提供されている訳ではない。   

回答No.1

F-2は、F-16をベースに作られているので、どちらかというとアマリカの技術を吸い上げていると思う。 それに、日本仕様の機器はアメリカでは使いづらいく不評と聞いているし、日本仕様は特殊で他国では使用できないとも聞いている。

関連するQ&A