• 締切済み

[E = mc2] の解釈違い 【等価原理】

運動をする物体の運動エネルギー K は、質量 m と速さ v の2乗に比例する。 >質量とエネルギーの等価性 >質量の消失はエネルギーの発生であり、エネルギーの発生は質量の消失を意味する。 これは、間違いで、 原子の欠損質量が、光速度( c )という超高速で原子核から放射されたというだけのことである。 と私は単純に思うのですが。

noname#178967
noname#178967

みんなの回答

noname#175206
noname#175206
回答No.5

 原子核反応(核分裂、核融合等)は、非常にはっきり質量欠損と、それに対応したエネルギーを発生させます。それが熱に変わるとしても、媒介するのは電磁波と解釈することも可能です。  とりあえず、運動によるエネルギーは置いておくとしましょう(相対論的質量は是か非か、みたいな議論になりがちなので)。  位置エネルギーにしましょうか。地表からhの高さにmの質量の物体があるとします。これによる位置エネルギーはgを地表の重力加速度として、mghです。  hにより位置エネルギーは正の値を取ります。h=0なら、位置エネルギーも0です。  物体以外の地球の質量をMと書くと、通常は物体と地球の質量の和はM+mとします。  しかし、エネルギーと質量の等価性を厳密に適用して考えると、物体が地表よりhだけ高い位置にあれば、その位置エネルギーmghに相当する質量が物体と地球を含めた系に存在します(厳密に適用することを考えると、一定の加速度gではまずいですが、定性的考察なので割愛して可)。  温度変化も理論的には質量を増減させます。これは、分子レベルの振動を運動エネルギーと考えても良いです。しかし、振動する分子を同一の場所と考えれば、質量足り得ます(相対論的質量のようなベクトル性がない)。温度が高いほど、質量が大きくなります。  化学反応で熱が発生すると、やはり質量欠損が生じます。個々の原子は変化していませんから、化学結合の中にエネルギーとしての質量があると考えられます。  物体の回転も運動エネルギーとは言え、同じ場所に留まることから、同様に質量と取り扱えなくもありません。  この他に一般相対論が予測する重力波があります。まだ観測事実はありませんが、一般相対論に関する他の検証から、重力波の存在は、ほぼ確実と思われます。  地球と月の系ですと、その月の公転だけ考えると、それは加速度運動です。このとき、とても観測できない程微弱ですが重力波が出ます。これはエネルギーの放出を意味します。  公転や自転程度で微弱ですが、二つのブラックホールの衝突では、膨大な質量が重力波として放出すると予想されています。同じ質量の二つのブラックホールですと、合計した質量の1/3が失われ、そのほとんどが重力波になると期待されています。そのくらいあれば、重力波が検出できそうだからです。  このように、核反応はエネルギーと質量の等価性が観測しやすい現象とは言え、エネルギーと質量の等価性は、それに限定されるものではありません。

noname#178967
質問者

補足

>とりあえず、運動によるエネルギーは置いておくとしましょう >エネルギーと質量の等価性を厳密に適用して考えると 置いておかないでください。 エネルギー=質量 ではない、ということを前提とした話なんですよ。

回答No.4

原子の欠損質量って、核力の結合エネルギーを質量換算したもののことだよね。 そういう話ではない?

noname#178967
質問者

補足

実際の原子核の質量は一般に陽子と中性子の質量の総和よりも小さい。この質量差を質量欠損と呼ぶ。 【核分裂反応】(ウィキペディアより) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%B8%E5%88%86%E8%A3%82%E5%8F%8D%E5%BF%9C [原子の欠損質量] 表現に問題があるのかも知れませんが、 物質=エネルギー、「欠損した質量分の物質がエネルギーに変わった」とする説は間違いである、と単純に考えているという話です。 E=mc2 左辺はエネルギーとしていますが、右辺は質量×光速度の二乗としており、エネルギー=質量とはしていないのですから。 結合エネルギーは運動エネルギー、光・熱エネルギーになった、と考えます。 それに、光速度( c )で放出されていった物質を検出することは難しい、と。 何が放出されたかは、私には全く分りません。

回答No.2

運動している質量をもった粒子のエネルギーは E = √[ (mc^2)^2 + (pc)^2 ] ですよ。速度が遅ければp=mvとv<<cを使って E = mc^2 + (1/2) m v^2 です。

noname#178967
質問者

お礼

>運動している質量をもった粒子のエネルギーは E = √[ (mc^2)^2 + (pc)^2 ] この数式を私には力不足で読み解くことができません。 ご回答有り難うございました。

回答No.1

>>質量とエネルギーの等価性 >>質量の消失はエネルギーの発生であり、エネルギーの発生は質量の消失を意味する。 >これは、間違いで、 >原子の欠損質量が、光速度( c )という超高速で原子核から放射されたというだけのことである。 前者と後者は、同じ事ではないでしょうか? 「欠損質量が、光速度( c )という超高速で原子核から放射」という のが、輻射(光量子)であれば、それはエネルギーそのものです。 たとえば、通常の素粒子とその反粒子がぶつかると、その質量の 100%が輻射エネルギーに変換されます。

noname#178967
質問者

補足

>「欠損質量が、光速度( c )という超高速で原子核から放射」という のが、輻射(光量子)であれば、それはエネルギーそのものです。 たとえば、太陽光ではない太陽熱は太陽の輻射熱(電磁波=エネルギー)である、というようなことですか。 そういうことであれば、何となく分かるのですが 「光量子」というのは、質量のある素粒子なのですか。 「反粒子」というのも、さっぱり分かりません。 粒子ですから、形や質量はあるのですか。 >その質量の100% 通常の素粒子とその反粒子双方の質量の合計ですか。

関連するQ&A

  • 斜面を下る運動

     すみません、中学3年の理科についての質問よろしいでしょうか。  斜面を下る物体の運動のグラフについて分からない部分があります。参考書などを見ると、時間と速さのグラフは原点を通り比例していますが、時間と移動距離のグラフを見ると曲線になっていました。  なぜ曲線になるのでしょうか。    それともう一つ、 「位置エネルギー…高いところにある物体がもつ。  物体のある高さ×物体の質量 に比例する。」 「運動エネルギー…運動している物体がもつ。  物体の速さ2乗×物体の質量 に比例する」  こうも書いてあったのですが、それぞれ「物体の高さ、物体の質量に比例する」、「物体の速さ2乗、物体の質量に比例する」ではだめなのでしょうか。  教えてください。宜しくお願いします。        

  • 原子核内における核子の運動エネルギー

    下記質問において、No.5(shiaraさん)の回答についてです。 質量欠損って何がなくなったの? http://okwave.jp/qa/q6607947.html shiaraさん、すみません、他の方が参照しやすいように全文掲載させてもらいます。 ____________________________________________________________________ 原子核は、陽子と中性子が集まって出来ています。これらはしっかり結びついていてまったく動かない、というものではありません。核力のポテンシャルは井戸型をしていて、陽子と中性子は、井戸型ポテンシャルの中で自由に動き回っていると考えられます。したがって、陽子と中性子は、運動エネルギーを持っています。これを原子核の外から見ると、原子核の質量は、陽子と中性子の質量の他に、陽子と中性子の持っている運動エネルギーから来る余分な質量を持っています。この余分な質量と運動エネルギーの関係は、よく知られているE=mc^2となります。 核分裂によって原子核が2つに分裂すると、それまで陽子と中性子が持っていた運動エネルギーの一部が、原子核全体の運動エネルギーに変わります。原子核全体としての運動エネルギーが増えるということは、温度が上昇するということです。これが原子炉で発生する熱となります。核分裂した後の原子核は、その原子核を作っている陽子と中性子の運動エネルギーが減っているため、原子核としての質量が減ることになります。これが質量欠損です。 ____________________________________________________________________ [質問1] 分裂前の原子に対して分裂後生成された原子では、原子核内の陽子と中性子の運動エネルギーが減るのは何故でしょうか? 核分裂生成物は結合エネルギーが強いため、陽子と中性子が動きづらくなるからと解釈してもいいのでしょうか? [質問2] 下記Wikipediaに、「自由な陽子と中性子を融合させると、その結合エネルギーに相当する約2.2MeVのガンマ線を放出することが知られている。」と記述されています。 これは、結合エネルギーの束縛により減った陽子と中性子の運動エネルギーが、2.2MeVのガンマ線として放出されたと理解してもいいのでしょうか? 質量欠損 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B3%AA%E9%87%8F%E6%AC%A0%E6%90%8D

  • E=mc^2

    物質は、光速を越えられないとすると、運動エネルギーの 極限値は、E=1/2MC^2 と考えられますが、質量 欠損のエネルギー、E=MC^2の半分と言う事なんですが 何か関連性はあるのでしょうか?

  • 核分裂の放射線について

    福島原発の放射線漏れが問題になっています。 原子力発電はウラン235の原子核に中性子が1個当たると2種類の原子核に分裂し 同時にガンマ線、中性子2~3個、質量欠損相当のエネルギー200MeVが放出され この質量欠損相当のエネルギーを利用し蒸気を発生させてタービンを回し発電してると 以前習った事があります。 そこで本題ですが、今放射線漏れが問題になっています。 何μシーベルト漏れたがこれは普段レントゲン等で浴びている放射線程度・・・。 などとよく聞きます。レントゲンはX線、この放射線漏れはガンマ線であるのに 比較してよいのでしょうか? 自分の中ではガンマ線の方がが遥かに危険と認識しているのですが・・・。 お手数ですがご教授ください。

  • 原子核反応について

    教えてください。過程もお願いします。 2個の重水素核の核融合によりヘリウム原子核が生成される原子核反応について答えよ。 ただし、重水素原子核およびヘリウム原子核の質量は、それぞれ、2.0140u、4.0026u とし、光速度はc=3.0×10^8[m/s]、1原子質量単位は1u=1.66054×10^-27[kg]である。また、1[eV]=1.602×10^-19[J]とする。 (1)この核融合反応における質量欠損をkg単位で、また、発生するエネルギーをeV単位で求めよ。 (2)1gの重水素がすべて核融合をおこしたときに発生するエネルギーをJ単位で求めよ。

  • 質量と「動かしにくさ」の等価性について

    質量と「動かしにくさ」の等価性について     「質量」とは端的に言えば「動かしにくさ」、つまり動かそう     とする力に逆らう性質のことと思います。     (発生メカニズムはまだ未解決のようです)     たとえば、コマを回すとその回転によってコマは垂直を維     持しようとし、倒そうとする力に逆らいます。     回転(運動エネルギー)によって倒れる方向が定まらなく     なっているているだけで重心が下に移動したわけではな     いですね。     ある意味これは本来のコマの質量以外に別の「動かしに     くさ=正確には倒しにくさ」が加わったことだと思いますが、     この回転によるコマの倒しにくさと「質量」という動かしにく     さには「等価性」はありますか?(回転運動のエネルギー     が見かけ上のコマの倒しにくさとしてふるまうという点で)      それとも全く無関係ですか?

  • 運動エネルギーと運動量の矛盾

    運動エネルギーは速度の2乗に比例します。2倍の速度に加速させるには4倍のエネルギーが必要と言うことです。 それに対し運動量は速度に比例します。2倍の速度に加速させるには2倍の力積が必要と言うことです。 では、質量1で速度1の物体Aと質量2で速度1の物体Bがあります。与えた運動エネルギーはAは1とBは2で合わせて3になります。運動量はAは1、Bは2です。AとBを衝突させます。すると、力積が伝わってBは止まり、Aは2の速度で跳ね返されます。この時の運動エネルギーはBは0ですが、Aは4になっています。最初与えたエネルギーは3ですが、衝突後のエネルギーは4になり増えたわけです。運動エネルギーをエネルギーとして取り出せれば、入力より出力が上回るおかしな結果となります。 これが運動エネルギーと運動量が別物とすることで起こる矛盾です。 この説明でおかしな所はありますか?

  • 核融合の質量欠損について

    核分裂時の質量欠損については理解できました。 それで今度は核融合の場合はと思い連投させて頂きます。 核分裂は欠損した質量分は結合エネルギーに使われており、 分裂時にはエネルギーとして放出される。 このとき放出されたエネルギーはもとの質量には戻らない。 ということでした。 これに対して核融合反応は融合させた原子核の総質量の1部が 質量欠損となり外部へエネルギーとして放出されるとあります。 ここで、融合するためには結合エネルギーが原子核内部に蓄えら れていないといけないと思うのですが放出される事実はどう考えた ら良いのでしょうか?

  • エネルギーと質量が等価?

    相対性理論が理解できません。 1.エネルギーと質量は等価だそうですが、たとえば、ボールを投げればそのボールは重くなるのでしょうか? 2.輻射圧という光が持つ圧力がありますが、単純にエネルギーをもつからと言って力を持つと考えていいんでしょうか? 例えば同じエネルギーを持つからと言って火と運動エネルギーを持ったボールとは同じだけの物体を押す力は持ちませんよね? 3.それと輻射圧で、物体に力を及ぼした光は、その分エネルギーを失って、波長が大きくなってしまったりするんでしょうか? 一つのタイトルに三つも質問をいれてしまってすいません。 どれか一つでもお答えいただけるとありがたいです。

  • 送風機のトルクや圧力が速度の2乗に比例する理由

    電験3種機械の問題で送風機のトルクや圧力が速度の2乗に比例する理由がわかりません。なぜそうなるのですか? 解説をみると、運動エネルギーが速度の2乗だからとなっています。運動エネルギーが速度の2乗になる事は知ってます。なぜトルクや圧力が運動エネルギーの公式と等価なのかわかりません。