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古典文学について

10世紀から11世紀の平安朝の貴族社会では、どうして多数の女流文学者が生まれたのかなるべく詳しく教えてください。

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古典文学の原典が読めるほどには古典に精しくはないのですが, 現代語訳とか,読み下し文とかならある程度理解出来,接しても居ます。 平安→鎌倉・足利時代にも,公的文書は漢文体が標準でした。 婦女子のための私的書き付けや,男女間の意思疎通などには,漢字交じりカタカナひらがな文も使用されました。仮名文字の方が覚えやすくて便利でしたから。 女性に読まれることを念頭に,女性によって書かれた日記や読み物が,男性にも愛読されるようになったのは,仮名文字が普及し,書きやすく且つ読みやすくなった為でしょう。それが平安期です。 ひらがなは,元々漢字の音だけを活かした万葉仮名で,覚えるのは大変でしたが,草書体を極端に省略化したのが今日のひらがな,字画の一部を拾い出して音標化したのがカタカナです。 万葉集の原典が解読困難なのは,万葉仮名が定式化されていなかった,発音が近ければどんな当て字でも用いられていた,奈良時代の作品だからです。 古代の識字率は低いもので,男性でも貴族や僧侶・神官と貴族に近い武家に限られ,女性ではごく一部の宮中女性(官女)等の身分高い人に限られていた様です。 時代の変遷と共に文字や文章の定型化が進み,産業の発展と共に庶民の間にも普及します。 そうした時代の流れの中で,女流文学が芽生え・発展した時代が,丁度平安期にあたる訳です。

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