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JR 西日本 乗車券を分割購入で安くなる理由

(1)敦賀→新三田 3260円 (2) 敦賀→大阪 2210円 大阪→新三田 740円 合計 2950円 上記のように経路は同じにも関わらず 乗車券を分割して買った(2)の方が安くなるのは何故ですか? 直感的には(1)の買い方の方が安くなる気がします さらに、普通は(1)の買い方をする人が多いと思います

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  • PAP
  • ベストアンサー率62% (1578/2526)
回答No.3

まず、旅客運賃の決定方法でみていきましょう。 敦賀~新三田:営業キロ181.5km 敦賀~大阪:営業キロ136.9km 大阪~新三田:営業キロ44.6km 旅客営業規則第77条第1項から 300キロメートル以下の営業キロ(第1地帯)は1kmあたり16円20銭の賃率とする。 同条第2項から 営業キロ181.5kmの運賃は営業キロ190kmとし、1kmあたり16円20銭の賃率とし、 同項第1号の端数処理をする。 190km×16.2円/km=3078円→3100円 さらに、同項の第2号に従って、消費税を付加する。 3100円×1.05=3255円→3260円 以上が敦賀~新三田の運賃の計算方法です。 同様に敦賀~大阪と大阪~新三田は以下のようになります。 【敦賀~大阪】 130kmで計算するので 130km×16.2円/km=2106円→2100円 2100円×1.05=2205円→2210円 【大阪~新三田】 43kmで計算するので 43km×16.2円/km=696.6円→700円 700円×1.05=735円→740円 なお、大阪~新三田は50km以下ですので、上記の規則から消費税の計算前の値段は10円単位の切り上げとなります。ただ、今回は四捨五入でも切り上げとなりますから同じ結果となります。 このように、計算上では大阪で分割すると173km、通しでは190kmとして運賃計算をしますので、分割すると安くなるわけです。 また、円/kmの賃率は300kmあるいは600kmを越えないと変わりませんので、今回のご質問の範囲では賃率の差、さらには地方交通線、特定区間などを考える必要はありません。 従って、「なぜか」というと「運賃の計算方法によって生じる逆転現象」と言えましょう。それが商売として適当・適正であるかどうかといった意見はおいておきます。 なお、大阪で分割すると安くはなりますが大阪を過ぎたところで運転中止などに遭遇した場合、敦賀~大阪の乗車券は終了しているため、大阪~新三田しか無償送還などの対象にならない可能性も否定できませんので、ご利用の場合はご注意下さい。 上記規則は次のホームページを参考にして下さい。この旅客営業規則は全てのJRで共通ですから、見やすいものを選んで下さい。 JR西日本(PDFファイルになります) http://www.jr-odekake.net/railroad/ticket/stipulation/pdf2012/covenant2-03.pdf JR東日本 http://www.jreast.co.jp/ryokaku/02_hen/03_syo/02_setsu/index.html 注: pdfファイルのほうが複数行にわたる括弧など、記述に関してはhtmlより正確です。htmlファイルはその点で見劣りする場合もありますが、閲覧にソフトのインストールがいらないなど、利点もございます。

その他の回答 (4)

  • kitiroemon
  • ベストアンサー率70% (1827/2576)
回答No.5

No4で回答した者ですが、少し補足します。 JRの運賃表から抜粋すると、 ・ 41~ 45km  740円(大阪~新三田 44.6km) ・121~140km 2210円(敦賀~大阪 136.9km) ・181~200km 3260円(敦賀~新三田181.5km) つまり、通して買うと181kmをわずかに上回ったがために高いほうの運賃区間になってしまったのです。 こういうケースは必ずしもあるわけではなくて、例えば、一つ手前の三田までの場合は以下のようになります。 ・ 41~ 45km  740円(大阪~三田  41.4km) ・121~140km 2210円(敦賀~大阪 136.9km) ・161~180km 2940円(敦賀~三田 178.3km) つまり、通して買ったほうが安いです。 ※運賃計算する際は、1km未満の端数は切り上げます。

  • kitiroemon
  • ベストアンサー率70% (1827/2576)
回答No.4

すでにご回答があったJRの運賃計算の仕組みと、No2さんがお示しの特定区間運賃を組合わせてさらに分割すると、以下のようにもっと安くなります。 ◆米原経由 敦賀 → 近江塩津 230円 14.5km 近江塩津 → 京都 1280円 99.1km 京都 → 大阪 540円 42.8km (特定区間) 大阪 → 宝塚 320円 25.5km (特定区間) 宝塚 → 新三田 320円 19.1km 5枚合計 2690円 201.0km(570円おトク) ◆湖西線経由 敦賀 → 近江塩津 230円 14.5km 近江塩津 → おごと温泉 950円 59.6km おごと温泉 → 京都 320円 20.0km 京都 → 大阪 540円 42.8km (特定区間) 大阪 → 宝塚 320円 25.5km (特定区間) 宝塚 → 新三田 320円 19.1km 6枚合計 2680円 181.5km(580円おトク)

  • kotaro-h
  • ベストアンサー率40% (149/367)
回答No.2

これは、京阪神の私鉄と競合する区間で、当時の国鉄が毎年のように値上げを繰り返していたところ、私鉄運賃が安いため、運賃が1.5から2倍近くになり、競争にならなくなったために設定された、大都市圏特定運賃制度の、名残です。 国鉄が値上げをする前の昭和30年代までは、私鉄運賃の方が上でした。 阪急等の私鉄沿線の方が高級な住宅地なのは、お金持ちが住むような街作りをしたのです。 今は速度で勝るJR沿線の方が発展しましたが、JRは客を失いたくないために、特定運賃を続けています。 首都圏や中京圏でも、同じ理由で特定運賃区間がありますが、私鉄の競合が厳しい京阪神が一番顕著で、外側の区間から跨いで乗車すると、損をする印象があります。 設定当初は、遠距離利用客が少なかったこともあります。 本来の運賃計算では、京都―大阪などは、もっと高くなります。

  • Tacosan
  • ベストアンサー率23% (3656/15482)
回答No.1

西に限らないんだけど, 運賃は距離区分で決まります. この距離区分は, 100 km~600 km に対しては 20 km 単位となり, その距離区分の中間の距離で運賃を計算します (100 km を越えて 120 km 以下なら 110 km とみなす). ということで, 例えば ・距離が 400.1 km のときは 410 km として計算する ・これを 190.1 km と 210 km にわけたら計算上 190 km + 210 km と計算される ため前者の方がおよそ 10 km 分だけ長くなってしまいます. いろいろあるんで本当はこんなに簡単じゃないけど.

参考URL:
http://railway.jr-central.co.jp/ticket-rule/cjr-regulation/_pdf/000006098.pdf

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