幻燈機の光路とは?
- 幻燈機は光源と被写体の間にあるレンズによって正立像を結ぶ
- 17世紀の幻燈機はレンズが光源と被写体の間に配置され、正立像をスクリーンに写す
- 幻燈機の光路図に関しては詳細な情報が不明であり、制作や実験を行った方の意見を求めている
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レンズが光源とフィルムの間にある幻燈機の光路
普通の幻燈機は被写体(フィルム)の先にレンズがあってそのさらに先のスクリーンに倒立像を結びますが、17世紀の司祭、アタナシウス・キルヒャーが「光と影の大いなる術」で紹介した初期の幻燈機はレンズが光源と被写体(フィルム)の間にあって、影絵の様にスクリーンに正立像を写します。 このタイプの幻燈機の光路図を知りたいのですが、下記最初のリンク先の図がちょっと違うような気がしています。レンズは本来光源の近くで平行に近い光を受け、レンズを出た光路はレンズと被写体(フィルム)の間で一旦点に収束するのではないでしょうか。 このタイプの幻燈機について何かご存知の方、制作や実験等されたことのある方、光路は「こうなっているに違いない」というご見解、ご見識をお持ちの方のお答えをお願いします。 http://www.geocities.jp/syu_58jp/eit/7_1.JPG http://www.geocities.jp/sakushiart/gento.htm http://watersky.jp/memo/wiki.cgi?page=%B1%C7%C1%FC%B4%F0%C1%C3%B1%E9%BD%AC-%C2%E82%B2%F3-2008 Wikipediaの「幻灯機」の説明ページにあるリンク先にアタナシウス・キルヒャーの原点がありましたが、1,000ページ以上ある上英語では無いため何処に書いてあるのかわかりませんでした。 http://echo.mpiwg-berlin.mpg.de/ECHOdocuViewfull?tocMode=thumbs&tocPN=1&url=/mpiwg/online/permanent/einstein_exhibition/sources/5G6UYVGT/pageimg&viewMode=images&start=191&searchPN=1&mode=imagepath&characterNormalization=reg&query=&pn=6&queryType=
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元々が「灯火の点光源」ですから、全然「光束がみなし平行の太陽光源」とは異なります。 凸レンズであっても度が浅く、収斂でなく散光を押し留める程度のものとなります。 この部分は「コンデンサーレンズ」という名称ですが、これには相反する意味が有り、 「点光源を「種板」に平行に照射する」為のものは映写機のランプハウス側 (デジタルシネマ各方式も)などに必要となるものです。 (株)オプトロニクス社、光学専業学術出版 「レンズ辞典&事典」のWeb公開版、コンデンサーレンズ http://www.optronics.co.jp/lens_jiten/word.php?wid=316&PHPSESSID=100ff5230c48ea71b42d3c1e7ebce25b (文中アンカーのある「コリメート」は平行光束を指す) 有限会社 大平技研 http://www.megastar.jp/ 正確にはドメイン保有のまま公開終了とされているのですが、 エクスナレッジ刊「プラネタリウムを作りました。【改訂版】」 以外のWeb上での制作ページがメガスター時代も共に公開停止とされているので、 インターネット・アーカイブの2003年7月記録済みアドレスにて。 http://web.archive.org/web/20030728042135/http://www.megastar-net.com/astroliner/pstory01.html プラネ製作記 「アストロライナーの誕生」 Chapter1「ピンホール式からレンズ式へ」 プロローグ、後半「コンデンサーレンズの入手」の章がきわめてわかり易い。 「平行光束を収束する」は、顕微鏡の試料位置=プレパラートの直下に用います。 株式会社ヤガミ(名古屋)教育系・産業資材系商社の扱う理科学機器 理科機器ホーム > マメ知識 > コンデンサーレンズってなに http://www.yagami-inc.co.jp/view/science/mame/02
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有難うございました。私の質問の最初のリンク先の図を見てランプの炎が随分大きかったので点光源ではないだろうと思ってしまっておりました。考えてみたらランプの炎が面発光だったとしても面発光と平行光はぜんぜん意味が違うのだと気づきました。面発光を点光源の重ね合わせと考えて光路図を描いてみたら、仰る様に凸レンズの役割は「散光を押し留める」ものだと納得できました。 教えて頂いたリンク先はどれも興味深く、プラネタリウムの投影原理にも興味がありましたので、特に「アストロライナーの誕生」は大変面白く楽しく読ませて頂きました。