既婚男性の気持ちって

質問

こんにちは…女性です。既婚者の男性に質問です。このサイトで不倫関係になってる女性に対して「性のはけ口」とか「奥様の代わりにＨするだけの女」とか、おもに女性の回答者の内容ですが…投稿されてますよね。そこで浮気相手を真剣に愛してしまった既婚男性の意見を聞かせて頂きたいです。泣きたくなる程愛してしまった事ありますか。またその愛の結末をお聞かせ下さい。

回答No.1

noname#222312

私と彼女はとあるサイトで知り合って互いに悩みや本音をメールし合うだけの関係から始まり、お互いに家族にも誰にも言えないような相談をし合い、自分達なりの正直な本音の気持ちで話し合ってるうちに、誰よりもお互いがお互いを良く理解できるような関係になりました。
視点、観点や見て思う事、何かを感じて考える事が本当に良く似ていて、互いに互いが今どう思って何を考えているかもすぐに理解し合えるようになりました。
お互いに既婚者で家庭も仕事もあり、更には住んでるところも遠かった事から、逢うという事は全く前提にありませんでした。
そういう状況があって始まったいわば単なるメル友でしたが、知り合ってだいぶ経った頃、彼女が仕事の関係で私の住む街に出張でやってくる事になり、その時に時間を作ってもらえないかと言われました。
それまで写メすら交換していない間柄でしたのでとまどいもありましたが、やはり逢ってみたいというのがその時の本音でしたので、仕事が終わってから夜に彼女と逢う事にしました。

とても暑い夏の日の夜の事でした。
当日は逢ってすぐに食事をし、街をちょっとだけブラブラ案内して喫茶店で涼みながら話しをし、彼女の泊まるホテルのラウンジでしばし語り合った後こっそり彼女の部屋に移動して朝までずっと語り合いました。
彼女の印象はとても誠実な人で、メールでずっと長くやり取りしていたまんまの女性でした。
初めて逢って話すのに、当然のようにお互いがお互いの思ってる事に自然に気付き合える事にも違和感はなく、まるで長年連れ添った夫婦のようだと笑ったものです。
もちろん互いにそれ以上の感情を持ってる事にもすぐに気付き合いました。
お互いにどちらも家庭を壊すつもりはなく、お互いに家庭の中でうまくいかないものを家庭に求めても得られない事実から、お互いがお互いに足りないものを埋め合いながら、互いの家庭のためにずっと支え合っていけたらいいな、っていう結論に達しました。
ただし隠し事はなしにいつも正直な気持ちで、お互いに本音で付き合っていこうと決めました。
いろんな事が良く似た二人だったからこそそうできると思ったし、事実今までがそうであったように、これからもずっとそうあり続けたいという気持ちが大きかった頃です。

お互いに住んでるところが遠く離れている事と、互いに家庭もありなおかつ仕事も忙しい時期だった事もあり、そうそう互いに時間を合わせて逢う事もままならず、逢えるのは一年に４～５回でした。
もちろん逢う時には一晩中一緒に過ごせるように日程を調整して逢うようにしました。
初めて逢った日から互いに互いの気持ちを愛と意識していましたが、当然のようにお互いに気付いて自然に求め合うようになっていました。
しかしそれから数年が経ち、互いの想いは互いに全てを満たし合うという思惑は達成してはいましたが、それと同時に互いに愛し合えば愛し合うほどに自分達の家庭を大切にしたいという気持ちの矛盾にも悩み苦しみました。
私は彼女を愛するからこそ彼女には家族と共に幸せになって欲しいという気持ちと、できるものなら彼女を家庭から奪って自分のものにしたいという気持ちとの葛藤が続きました。
彼女もそうだったと思います。
しかし私は彼女を本当に愛しているからこそ彼女の幸せを願い、彼女が愛されて必要とされている家庭に返してあげなくてはいけないと思いました。
それが本来の彼女の姿であり、我々が元々求めた姿なのだからと決心しました。
もうこれ以上何も引きずらずに、自分が彼女の前から消え失せる時なのだと。

とても青空が綺麗に晴れた春の日のとある公園は桜の花が満開だった事を思い出します。
新年度が始まり、彼女が休みをとっていつものように何も疑わずに私に逢いに来てくれた日でした。
お昼前に駅前で逢って車に乗せ、そこから車で移動し途中で食事をし、午後の広い公園を二人で手を繋ぎながらのんびり歩きました。
面と向かってはとても言い出せないので、二人で並んでベンチに座ってから想いを全て告げました。

私がいつもより口数が少ないのと、なんとなく雰囲気から考えている事が判ったと後から彼女に言われました。
良く似た同士の自分が何年あなたと付き合ってきてると思ってるのかと。
あなたの顔を見てすぐに考えてる事が判っていたと、そう言われました。
さすがに精一杯耐え凌いで涙を見せまいとしている彼女の姿に非常に胸が苦しくて、気付けばジッと互いに顔を見詰め合っていました。
今日は泊まらずに帰るからと言う彼女を駅まで送りながら、ずっと無言で向こうの窓の外を眺めている彼女の頬に涙が一筋流れていたのを思い出します。
最後の別れ際に彼女をギュッと抱きしめて本当に最後のキスをし、今までありがとうと告げるともう自分からはメールしないからと告げられました。

その日から一ヵ月後、別れから約一ヶ月間かけてこれまでの彼女との出来事に対する想いと感謝の気持ちをメールにして送りました。
当日に彼女から返信があり、彼女もまたあれからずっと同じようにこれまでの想いをメールにしていたとありました。
それが最後のメールです。
知り合ったのがもう１２年以上も前の事であり、別れのあの日から６年半が過ぎました。
あれで良かったのかどうか、彼女が本当に幸せになっているのかどうか、今の私には知る由がありません。
ただ私はこの生涯において彼女と出逢えて愛し合えた事は誇りに思いますし、本当に愛した一生涯でただ一人の人だと思っています。

お礼

回答ありがとうごさいます。思わず涙してしまいました…まるで映画でも見てるような情景が浮かぶ素敵な文章に胸が締め付けられました。やはり結婚してるから…妻以外の女性は「ただの遊び」なんて事はないですよね。あなた様と彼女様の心の結び付き…お互いを認め合い求め合い２人だけの秘密のベールで包まれ、お互いを思いやる優しくて暖かい愛…年を取っても既婚者であっても許されない愛であっても、確かにそこに「愛」はあるんですよね。世の中の女性に「バカな女…」って鼻で笑われようと、この「愛」に生きてみようと思いました。ありがとうごさいます。