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ボルスタレス台車
鉄道事故があるとボルスタレス台車が原因とされることがあります。 では、ボルスタ付き台車は事故したことがないのでしょうか?
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こんばんは。 首都圏の私鉄で電車運転士をしております。 >鉄道事故があるとボルスタレス台車が原因とされることがあります。 ワタシも職業柄、過去の鉄道事故の事例を調べたのですが、 この「原因だ」と論じている方(アナリストを自称する方たち)の根拠が不十分で、説得力に欠けるモノがかなりあります。 ボルスタ台車の脱線事故事例などもありますし、 単純に、ボルスタレス台車だからという理由はありません。 ボルスタレス台車と聞くと、最近の鉄道車両のように聞こえますが、 実は、昔からあるモノです。 身近な例ですと、キハ181や、ED75も。 ボルスタは無く、仮想揺れ枕による台車支持方法。 一種のボルスタレス台車です。 ボルスタレス台車は、圧縮空気の入った円筒形のゴムによって、上下動の揺れの吸収と台車の左右の回転する動きを兼ねた構造になっています。 回転部位がゴムの変位に委ねられるため、曲線の多い鉄道路線には使えない台車です。 名鉄で実際に調べたところ、R400を境に、急曲線のある路線ではボルスタ付き台車の方が有効であり、これよりも大きな径の曲線の路線ではボルスタレス台車の方が優位との資料があります。 ちなみに、このR400とは、東海道線の一番急な曲線の径。 道路の地下を走り、急曲線の多い路線はさて置き、それ以外のJRの幹線や殆どの路線では問題はありません。 また、枕梁が無い故、台車を軽くすることが出来ます。 身近な例で例えると、質問者様が走る際、軽いランニング用のシューズで走るのか、重いバスケットボール用のシューズで走るのか、その違いになります。 今、新幹線は時速300キロの時代になりましたが、今の高速度を実現する為には、台車の軽量化が課題でした。ボルスタレス台車が新幹線で実現できたからこそ、今の時速300キロレベルでの営業運転が可能になりました。 ボルスタレス台車=欠陥と決めつけるのは、ちょっと誤解は入った解釈になります。 カーブの多い路線は苦手ではありますが、一般的な路線では問題がない構造の台車になります。
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- TooManyBugs
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>鉄道事故があるとボルスタレス台車が原因とされることがあります。 少なくとも航空・鉄道事故調査委員会等の公式発表においてそのような事故はありません。 >では、ボルスタ付き台車は事故したことがないのでしょうか? 当然あります。
お礼
ありがとうございました。
お礼
ありがとうございました。