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感動詞は主語にはならない?

hermosa-beachの回答

回答No.3

「さようなら」は確かに感動詞です。 この文は「さようなら」を強調したいのでしょう。 「別れの/言葉は/さようならです」 を「さようなら」を強調するために前に持ってきた文です。 「別れ」と「さようなら」の語順を変えて作った強調文です。 そこから文法上矛盾が生じてしまったのだと考えられます。 また語源から考えてみると「さようなら」は下村孝一氏によると 『私たちの祖先は、古くは鎌倉時代以前から、物事を多数決ではなく合議制で決めてきた。 全員合意だから夜遅くまで何日も何日も続く。 「今回は泣いてくれ、 次回は俺が泣くから」、「今回はしゃないな。さようならば合意いたそう」となる。  このさようならが寄り合い終了を表すことばになった。接続詞が別れの挨拶語となる世界に一つのユニークな形、 和を尊ぶ私たちの文化である。』 ということは「さようなら」は「さようならば(助詞の「ば」が現在省略されて使われている)合意いたそう』の 「合意いたそう」等をも省略された言葉となります。 また吉村外喜氏にると 『「さようなら」は別れの言葉。その語源は江戸時代の武家ことば、「左様なればしかじか」 である。 それをそのまま友達と別れるとき、○○さん「左様なれば…」、『左様なれば…』 と言い交わしたとしたら、 どうもピンとこない? この言葉の後に、「ご機嫌よろしく」 が続くのです。 「左様なれば、ご機嫌よろしく」となる。これでようやく意味が通じることになる。 明治になって、男女の別れの時に、男性が女性に「さようなら」と言い、それに女性が「ごきけんよう」 と 返すようになった。大正・昭和と、男性中心社会になるにつれ、「さようなら」だけが一人歩きし、 「ごきげんよう」 は置き去りにされてしまった。』 そうです。 (参照 http://kuwadong.blog34.fc2.com/blog-entry-1241.html) 「よろしく」は形容詞の「よろしい」の連用形からできた副詞であり、副詞ということは用言を修飾するので 後ろに「お願いする」等が省略されていることになります。 こういったことから直前の回答者の方がおっしゃっているように「さようなら」の後ろの何らかの言葉が 省略されていることが想像できます。 「さようならばご機嫌宜しく頼みます」 → 「さようなら」 サヨウナラの語源を、歴史を調べるとそもそも「さようなら」自体がかなりの後ろの言葉を省略して残っている言葉です。 「は」という助詞は本来「=」の意味なのに「俺は、カツ丼」→「俺」=「カツ丼」になってしまいますよね。 学校で教える学校文法では解説できないことがたくさんあるらしく、国文法とはまた一線を画してるようです。 でも国文法上間違った日本語もすごい勢いで今では市民権を持つようになり、そのスピードに 文法を研究している学者たちの学会のスピードはついてこられないようです。 そこで便利なのが外国人に日本語を教えるときに用いられる「日本語文法」。 この世界は全く知らないのでコメントできませんが、とても合理的に解釈できる文法論だそうです。

ku_nen
質問者

お礼

「さようなら」にはそういう語源があったのですね。 とても勉強になりました。 ありがとうございました。

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