• ベストアンサー

二重スリットに関しての質問です

物理学の素人です。最近シュレティンガーの猫から二重スリットの実験というのを知りました。自分なりに色々検索して調べたんですが、一つ疑問があります。二重スリットの実験においてスクリーンに跡が残るとありますが、このスクリーンとスリットとの距離を変えた場合どうなるのか知りたいのです(検索しても見つかりませんでした)スクリーンが電子の動きに影響を与えないなら、電子の動きの軌跡がそれで分かるような気がしたからです。(勿論、その距離が電子の動きに影響を与えているか否かは知りませんが)素人発想の只の疑問です。詳しい方教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.4

いろいろな回答者やそれに対する質問者様のコメントをみると,「スクリーンとスリットの距離を変えたときどうなるか」という具体的な疑問よりももっと根本的な問題,すなわち電子のスリット実験でも光と同じような干渉縞が得られることを理解する方がもっとスリリングだと思います.ファインマンは量子力学の神髄と言っています. 二重スリット実験すなわち1個の電子が作る干渉縞の実験は,日本の外村彰氏の実験が世界的,歴史的に最も美しい実験とされています.電子波という波が干渉しているのです.外村氏はAB効果の実証でも有名です. 是非,朝永振一郎著「鏡の中の物理学」を読んでみましょう.そこでは波乃光子が裁判にかけられます.スリットを通ったかどうかをめぐって.この質問サイトでは書ききれない本質的なことが書いてあります.

yamada11
質問者

お礼

回答ありがとうございます。その後自分でも調べ、なかなか興味深く感じてきました。何事も勉強だと思い、思い切って色々本を読んでみたいと思いました

その他の回答 (3)

  • nananotanu
  • ベストアンサー率31% (714/2263)
回答No.3

>光と電子の違いを説明しろ 光を(波ではなく)光子という粒子として考えればいいのです。 この実験の本質は、光がスリットを通ると・・・とか、電子がスリットを通ると・・・・とかなどではなく、粒子という物体(正体は何でもいい)がスリットを通ると、『粒子なのに』波動(波)の性質である干渉が観られる、ということなのです。本質を見逃してはいけません、小事にとらわれて。  当然、スリットより小さくないと駄目だけど、なんでもいい、とはいっても なお、粒子の波動性はモノがでっかくなって遅くなると非常に小さくなりますので、あらわには見られなくなりますので、その点でも注意。逆に言うと、我われも運動すれば、(検出できないほど些少ですが)波動性を帯びるのです。 ついでに、光子は「こうし」と読みます。

yamada11
質問者

お礼

回答ありがとうございます。光子と電子はおそらく違うものなのですね。ただ、回答者さんがおっしゃりたいのは、粒子の波動性こそが重要なんだということなんですね。ただ、私が見たサイトでは電子を扱っていたものですから、電子で統一していただけるとありがたいです。そして、二重スリットの実験に関して更に以下の疑問があります (1)スリットとスクリーンの距離をゼロにしたとき、二つの跡が残る場合があるのか (2)一個の電子を放ち、一個の跡が残る⇒別の場所で同じではないが極力同じ環境で一個の電子を放ち、一個の跡が残る を繰り返して、そのたくさんのスクリーンの跡を重ねたときも干渉縞になるのか (3)一個の電子を放ち、一個の跡が残る⇒別のスクリーンを用意して一個の電子を放ち一個の跡が残る を繰り返して、そのスクリーンの跡を重ねたときはどうなのか (4)一個ずつ電子を放つ間隔の時間によって結果は変わるのか? 物理の素人が考えた疑問に回答してくださり、本当に感謝しております

  • foomufoomu
  • ベストアンサー率36% (1018/2761)
回答No.2

2重スリットの実験は、 普通の光を1つのスリットに通したときは、ぼーっと広がった光がみられるだけ、2つのスリットに通すと2つの光が干渉して縞模様を作る。 では、光をうんと弱くして粒子が1個だけの常態では?・・・やはり縞模様の分布になる。まるで1つの粒子が2つのスリット両方を通ってきたよう。 という実験です。 スリットとスクリーンの距離をうんと小さくすれば、1スリットの場合と同じですから、縞模様はできません。

yamada11
質問者

お礼

回答ありがとうございます。ではスクリーンとスリットの距離がある程度の距離に達したとき縞模様になるんですね。私が見たサイトでは電子銃を使っての実験でした http://www.h5.dion.ne.jp/~terun/doc/slit.html 光と電子の違いを説明しろと言われても説明はできませんが、同じものなのでしょうか?

  • asuncion
  • ベストアンサー率33% (2126/6288)
回答No.1

スリットどうしの間隔が一定であるとして、 スクリーンとスリットとの距離が遠くなるほど、 電子が描く縞模様は濃い部分と薄い部分との差が 小さくなると思います。 当方、物理学については素人ですので、 とんでも回答かもしれません。

yamada11
質問者

お礼

早速の回答ありがとうございます。スクリーンとの距離が縞模様をつくることに影響がなければ、スクリーンとの距離は電子の動きに影響は与えていないということなんですかね・・・。もしそうならスクリーンとスリットの距離をゼロにして、電子一個飛ばしてスクリーンに跡が一つしかないなら、やはりスリットを通ってるのは一個だけってことになるような気がします。まぁ、素人の発想ですが。

関連するQ&A

  • 二重スリットの干渉実験について

    お世話になっております。王次郎です。 さて、標記の件、二重スリットの干渉実験に関して少々質問がございます。 電子の二重スリット実験では、電子を1個づつ発射しても干渉縞が観測される事が 実験結果の共通の認識になっています。 ここで、まず、この「電子1を個づつ発射」について疑問があります。 (疑問1) 電子を1個づつ発射する事は実験装置的に可能なのでしょうか? そして、1発づつ発射した電子を2個しかないスリットに命中させる事が可能なのでしょうか? (質問2) 電子を1個だけ発射できたとします。1個だけでも干渉縞の確率分布で観測されるのでしょうか? 懸念しているのは、電子を1個づつ発射したとしても時間を越えて過去にスリットを通った電子と 干渉しているという事はありえないのでしょうか? つまり1個の実験装置で1個づつ時間をあけて発射するのではなく、 実験装置を膨大に作ってそれぞれの装置では電子1個だけ発射してその膨大な実験装置の結果を 集めると電子は干渉縞になるのでしょうか? 質問2を確かめる手順としては、 (1) 二重スリット実験装置を作り、新しいスクリーンをセットする (2) 電子を発射し、二重スリットを通り抜けた電子がスクリーンに1個だけ観測されたら実権を終了 (3) 装置を破壊する (4) 二重スリット実験装置を材料を全て新しくして作り直し、先ほどのスクリーンをセットする (5) あとは、上記の(2)から(4)を延々と繰り返す そうして得られたスクリーンに観測された電子の位置も、干渉縞になるのでしょうか? それでも干渉縞が現れるのであれば、それぞれの実験装置の二重スリットは1個の電子しか 通っていないはずなので、「電子は観測されるまで波のように振舞う」と言えるのでは ないでしょうか。 よろしくお願いします。

  • 2重スリットの実験とボームの経路

    物理学はずぶのど素人です。 高校でも習った覚えがありません。(覚えてないだけか本当にやらなかったのかわからないです。) 宇宙論に興味を持っていたら雑学書を読んでいると、 最後のほうに絶対に量子論が出てくるので量子論の雑学書を読んでいます。 その雑学書を読んでいての2重スリットの実験の質問です。 デヴィッド・ボームという人が 電子というのは粒子であり波である(コペンハーゲン解釈)ではなくて 粒子が波乗りしているんだよ。というような主張をして(違っていたらすみません) 量子ポテンシャルと経路という図が載っていました。 つまり粒子がたどって干渉縞を作る経路の可能性の図(と私は理解していますが) が載っているのです。 http://www.geocities.jp/m_kawaguchi_physics/borm15.html の二重スリットの軌跡という図です。 で、質問なんですが、 この軌跡が本当にあるのか誰か実験で調べた人はいるのでしょうか? 2重スリットから出てくる粒子がどちらから出てくるかは調べられるそうなので (それをやると干渉縞が起こらないという実験説明でできるとおもった。) スクリーンまでの通る道筋を何十回何百回何千回 (もちろん一回調べたらその電子は終わりで次の電子を発射する。)調べて点を打っていけば 軌跡が本当に存在するかどうかわかると思うのですが。 誰かやった人はいないのでしょうか? やった人がいたらそれはどんな結果になったのでしょうか? 非常に興味あります。 やった人がいないなら何かできない技術的な理由でもあるのでしょうか? ネットをちょっと調べたくらいでは出てこなかったので、 質問させていただきました。 物理をちょっとやったことがある人にはものすごくばかげた質問かもしれませんが、 どうぞ答えていただけるとありがたいです。

  • 二重スリット実験で

    素人の疑問です。 二重スリットに電子やらの粒子を当てると干渉縞が出来て、 電子の様子を詳しく観測すると、粒子のような振る舞いしか観測できない・・・という件について。 その観測というのが光を当てて観測していると聞いたのですが、そこが疑問です。 光を当てているなら、明らかに物理的な影響を与えていますよね? じゃあそれは観測するとかうんぬんじゃなくて、 光を当てると波の性質が粒子の性質に変貌する ということなんじゃないですか? その観測というのはつまり電子顕微鏡を置いて、機械を起動して記録した からなのでしょうか? それとも、電子顕微鏡を置いた段階で影響しているのでしょうか? 極端な話、記録したデータを人間が見なければ、特定されたことにはならないんでしょうか? また、光以外のなんらかの方法で粒子の位置を追っていっても同じ結論になるのでしょうか? フラーレンのような比較的大きな物でも似たような干渉縞が出来たと聞きました。 ならば、例えば放射性物質を電子のように放って、実験設備をぐるりと取り囲む検出機で、 放射線を測定して、放たれた物質の速度と検出した時刻と検出器の位置で、 放射性物質の軌道が特定できそうですが、同じ現象になるでしょうか? 二重スリット実験から、 どうして奇妙な結論(粒子と波が重なり合ってる状態)に行き着くのでしょうか? 普通に考えて、実験時に自分で影響を与えてるだけじゃないですか? 納得行かないです。 よろしければお教えください。

  • 二重スリット実験について

    素人丸出しの質問で恐縮ですが、宜しくお願いします。 1. スクリーンを分厚くしておけば、そのスクリーン内部に残った軌跡から、光子や電子の入射角が分かって、どっちの穴から飛んで来たか分かったりしないのでしょうか? 2. 光子や電子やフラーレンを一個ずつ飛ばして干渉縞が出来るという説明はよく見ますが、では2つずつ飛ばすと毎回2つの点が出て来て干渉縞になるのでしょうか? 3. 確率の波というものを考えた場合、片方のスリットからの波と他方のスリットからの波では、スクリーンに到着するまでの時間に差があると思うのですが、スクリーンに先に着いた波が後から来る波を待ってるのでしょうか? どうぞよろしくお願いします。

  • 二重スリットの実験について

    初めに、私は量子力学の教科書を読んだことがありません。 インターネットで、この二重スリットの実験の話しを知って、興味を持ってインターネットでちょくちょく 調べた程度の知識しかありません。 なので、専門的すぎて理解できない話しをされても答えられないのでご了承ください。 量子について、よく言われるのが「粒子でもあり波でもあるのは、不思議で常識では考えにくい」 とのことですが、この事についてはそれほど不思議には思っていないです。 そういうものだと思えばなんとでもなります。 ただ、「観測することで、実験の結果が変わる」 (観測すると、波動性は失われ、粒子性になる) ということが、ものすごく不思議で、常識では理解しづらいです。 ただ、インターネットで調べていったときに、コメントや解説のサイトで、このことを次のように説明しているものがあります。 「観測するということは、観測する対象に影響を与えるということである」 例えば、二重スリットの実験で「電子を観測する」ということは、「電子に、光などの他の物質をぶつけたり」して、その位置を調べるということである。 したがって、当然、電子は、「観測の影響」によって大きく変えられてしまう。というものです 本当にそうなのでしょうか? もしそうなのだとしたら、量子の波動性と粒子性は、「観測」によって影響されるのではなく、光などの観測に必要な「媒体」に影響されるということだと思います。 例えば、電子に光を当ててさえいれば、その光を観測していようが、観測していまいが、二重スリットの実験は同じだと言っているようなもんです。 それだと、観測によって結果が変わるとは言えません。 また、観測装置を設けても、誰かがそれを確認するか否かで実験結果は変わるかどうかも気になります。 量子力学でいう、観測とは具体的にはどういうことなのでしょうか? 人間が認識するということなのでしょうか? それとも、観測に必要な条件が揃っているということなのでしょうか? 又、シュレディンガーの猫でよく言われている 「観測するまでは、どちらでもあり、どちらでもない。観測した瞬間に状態は収束し、どちらかに変わる」 と言っていますが、 二重スリットの場合は観測していない場合は波動性を示しており、観測した場合は粒子性を示しています。 「どちらでもあり、どちらでもない」という言葉は、本当に的を射た言葉なのでしょうか? 又、フラーレンという分子でも、二重スリットの実験は同様の結果を示していると聞きました。 分子でできるということは、究極的には、物質すべてに二重スリットで波動性を示すことが可能ではないでしょうか? (たとえば、野球ボールを一個ずつ打ち出して、干渉縞を作り出すことも可能なのでは?野球ボールを観測できない状況にしなければなりませんが) 例え正解でなくても、自分はこうだと思う的な回答で結構です。 量子力学を知らないって方でも結構です。(そういう方は、下記URLを参照してみてください) みなさんどう考えてていらっしゃるかおしえてください http://www.youtube.com/watch?v=vnJre6NzlOQ http://www.youtube.com/watch?v=Q8savTZOzY0&feature=related http://www.h5.dion.ne.jp/~terun/doc/slit.html

  • 絡み合った粒子での2重スリット実験

    左側) スクリーン←2重スリット←--絡み合い粒子源--→2重スリット→スクリーン (右側 上のような装置で右側の2重スリットに2本のスリットのどちらを粒子が通ったかを観測できる装置を付け実験した場合、左側のスクリーンでは絡み合った粒子を使っている場合干渉縞は出ないのでしょうか。 ただ左右の装置が線源から非常に離れた場合を想像すると、右でどちらを通ったか測定したとたんに左で干渉縞が発生しなくなるように思えます。 個人的にも本を調べたりしましたが光の偏向を用いた絡み合いの実験ばかりで分かりませんでした。 よろしくお願いします。

  • 電子の二重スリット実験の詳細について

    量子力学について主に書籍中心に勉強しています。 「電子の二重スリット実験」というもがでてきますが、詳細が不明です。 「電子の二重スリット実験」の詳細(装置やスリットなどの寸法、検出方法など) の書かれている書籍や論文をご存知でしたら紹介願えないでしょうか。 よろしくお願いいたします。

  • 2重スリット問題その2

    2重スリット問題その2 これまでの皆様から戴いたご回答から概ね この不可解な現象が判ってきましたが、今ひ とつ確認したい事柄があるので教えて下さい。 実験は電子銃から電子を一個づつ発射して 2重スリットを通し、感光板に痕跡をプロット する場合です。 1.発射された電子には発射による運動エネ ルギー、電荷素量、質量、スピンのエネル ギーがあるはずですが、発射直後、電子の   位置が確率的広がりをもってスリットに向   かうなら、これらのエネルギーの分布も広   がって進んでいると考えられるのでしょうか   ?(無論そのための観測は状態を変えて   しまうので、予想としてということで..)「   その場合、スリットに到達するまでに逆2   乗則測に従って減衰しないのでしょうか?      エネルギー素量が空間分布したら素量   と言えるのか?という疑問もあります。    2.2重スリットに入ったとき、各エネルギー   は2つのスリットに1:1づつ入ると考えら   れますか?(全エネルギーなら1/2づつ) 3.感光板に到達したとき、各エネルギーは   それぞれ感光板の何のエネルギーに変   換されるのですか? 4.位置の不確定性は発射時(小)、   スリットへ向かう中間(大)、スリット通過直前か   ら通過時(小)、感光板へ向かう中間(大)、感光   板到達直前(小)と変化するように思いましたが   どうですか?

  • ヤングの2重スリット実験を波動説に変えるには

    ヤングの2重スリット実験から光子の波動性と量子性の2面性が証明されたように量子力学の学説では述べます。それを説得し考えを変えさせたいのです。 私は光子の第1基本原理に波動説を置き、波動から2次的に派生するソリトンが光子に量子の性質を生み出していると考えます。 そのことを物理学会に説得するためにはどうしたら良いか急所を教えてください。ツボのありか、押し方と勘所を知りたいのです。 実験事実はすでに存在します。 たとえば、より精密に制御した2重スリット実験が光子よりも電子では行えます。光量を光子単位に制御するのが難しくとも、電流では電子単位をより正確に制御できます。  たとえば外村彰は高度なコヒーレント電子波による微小電流の2重スリット実験を行いました。外村は電流を絞りに絞って小さくし、電子波1波長の距離のなかに1単位の電子より少ない密度にしました。そしてそれよりも少ない電流でも、まだスクリーンに干渉が生じるか試したそうです。  結果それでも干渉が生じました。この実験には量子性の存在が否定されます。1電子よりも少ない電流で2つのスリットのどちらか一方だけを通ったのではなく、両方をわずかな1単位という整数の電子よりも小さな少数を2方向に通して干渉したのです。原因は量子性ではなく全くの波動性です。波動にはソリトンという2次的に量子性を派生するのですから、第1根本の原理は波動です。量子は波動の派生現象なのです。  この事実は電子波が量子力学の基本原理であることを示しています。後半に証明するように決して量子性はその干渉の原理に用いえないのです。  量子力学説では、ある時点の同時に2スリットをそれぞれにくぐる電子が合計で2個以上の電子がある時に干渉を説明できます。それはスリットを通る瞬間に1対の電子が互いに作用して干渉となるからです。  しかし単数の1個では対となる相手がないので電子同士の作用が起きません。 作用が発生しなければ干渉しません。物理作用に作用がなければ原理に矛盾します。干渉の作用はスリットを同時にとおる対の電子を原因として起きるのです。 もしスリットの存在のみの原因によって干渉が起きるなら、電流がなくとも、適したスリットが無くともスクリーンにはいつもどんなスリットでも干渉しなくてはなりません。ところが電流ががなくても干渉するわけではありません。しかし特にコヒーレントな電子波が存在すると、2電子の対が2重スリットを通っていなくとも干渉します。  スリットの厳しい形状の制約は、電子波にきびしい条件がある事を示しています。二重スリット実験にはスリットと波長にきびしい条件があるのです。  対量子と作用について考えてみましょう。一般に2重スリット実験装置の3か所が量子に対して作用します。作用点では量子が作用によって、速度を変え、運動方向を曲げます。量子の慣性運動中には何の作用も働いていません。物理現象は作用がなければ起きないのです。  上流から作用を辿れば、(1)電子銃や光源から量子が放射される作用、(2)二重スリットを同時に通過する対スクリーン2か所の2電子同士に働く相互作用、(3)スクリーンに電子の着弾時の作用です。  毎回の作用では電子の速度に偏差と、運動方向を曲げた軸から確率的変動の偏角偏差を起こします。その確率は独立事象です。  理解のために異なる性質の確率も説明しましょう。毎回の確率が前後関係の連鎖で影響を受ける時にその連鎖状態を過程と呼び、その確率は従属事象で前後の連鎖に影響されます。物理作用には因果律の要請から、確率においては独立事象、現象においては下流に向かう順方向の従属関係しか存在しません。  したがって因果律の最下流の干渉縞のスクリーンのせいで、因果律に遡ったスリットの確率が変わったり、発生源から電子放射作用に新しい確率がすげ変わるはずがありません。  上記説明したように2重スリットの3か所の作用はそれぞれが独立事象です。前後の作用がどうあろうと当の作用に影響する事はありません。  物理学では作用と因果関係は大事な基本原理です。下流の作用が上流の作用に影響することは因果律により矛盾します。遡るとき物理に矛盾が生じ論理が破たんします。  したがって2重スリットの干渉はそれぞれの作用が上流から独立した確率が3段重なってスクリーンに姿を現すと推量するしかありません。  ところが(1)の発生源を飛び出した電子がスクリーンに到着すると円形濃淡影を発生します。電子が単孔を通ると、同じように到着するのですから(2)の二重スリットを通ると2つの単孔の結果を重ねたように2つにずれ重なった2重の円形濃淡影をスクリーンに発生します。(3)スクリーン上で円形濃淡映を発生します。  したがって(1)と(2)、(3)が三段重なってかなり薄れた円形濃淡影が発生するはずです。  実情はこれに反し干渉するので、3段の作用に伴った確率が実は従属した過程を形成していると考えない限り干渉を説明できないと気が付きます。  でもこのように干渉の説明が破たんするか、反対に条件を変えて、作用の確率を従属過程とするなら物理の根本が原理の部分で破たんします。どちらの方法も使えません。  すなわち作用が過程としたならば、因果律に反して遡った影響をしあうので物理の基本原理に反しています。このように今の学理主流派は自分が因果律に反した不良な輩、物理のアウトローになっても自らは気が付かないらしいのです。  現状の量子物理学はしたがってヤングの2重スリット実験の量子の2面性において物理の根本原理、第1原理の因果律をないがしろにした矛盾があります。

  • 二重スリットにおける実験事実(量子力学)

    ど素人です。 量子力学の二重スリット実験において、電子では言われているような量子力学でしか説明できないことがおき、ある程度大きい分子でもそれらが起きるというのは実験事実としてあるらしいことは情報として得ることができました。 では、ダンプカーとはいいませんが、たとえばチョコボール(程度の大きさのもの)を乱射した場合、二重スリット実験においてチョコレートの干渉縞が白い壁につくというような物理学的実験事実はあるのでしょうか??