- ベストアンサー
核融合エネルギーの行方
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
実験室での核融合は、重水素を高温・高密度プラズマ(密度 1e19 cm^{-3}, 数千万度)にすれば良いので、比較的簡単に出来ます。 数百万円の資金と20平方メートル程度のスペース、高電圧放電とプラズマ物理の知識があれば貴方にも可能ですが、放射線が出るので法律にそって実験して下さい。 方法は、放電や超高強度レーザー照射によりますが、小規模だと反応率が少ないのでエネルギーはペイしません。 数十kJの電源を使って、うまくやっても核融合出力は数mJ以下です。 核融合反応が起こると、高エネルギーのアルファー線(ヘリウムの原子核)と中性子線が出ます。 アルファー線は飛程が短い(透過力が弱い)ので、装置の内壁に吸収されて、内壁の原子を弾き飛ばす場合もありますが,弾き飛ばされた原子は壁に当たって止まります。何れにしても最終的には止まるので、運動エネルギーは熱になります。 中性子は透過力が大きいので、相当の距離まで飛びます。しかし、この場合も壁や空気などの途中の原子と衝突しながら減速されたり吸収されて核反応を起こします。核反応の場合は,核の内部エネルギーになりますが、それ以外は熱エネルギーに変わります。
その他の回答 (2)
関連するQ&A
- 核融合について教えてください
核融合について教えてください。(興味があるので) 核分裂のエネルギーは、E=mc^2で求まりますが、 核融合のエネルギー公式のようなものはあるのでしょうか。 ウィキペディアでは、「原子核同士がある程度接近すると、 原子核同士が引き合う力(核力)が反発する力(クーロン力) を超え、2つの原子が融合することになる。融合のタイプによって は融合の結果放出されるエネルギー量が多い」とありますが、 「融合する」ということはなんとなく納得できても、「融合の タイプによっては」ということと「融合の結果放出されるエネルギー」 量が多い」というの全然わかりません。 ・たまたま核の種類で、現象が決まるということなのでしょうか? その場合、このたまたまの核というのは公式というものはなく、 全くの偶然のようなものなのでしょうか。 ・なぜ融合の結果放出されるエネルギー量は高いのでしょうか。 単なる素人ですが、よろしくお願いします。 (一応、高校で物理はやりました。大学は理系です)
- ベストアンサー
- 物理学
- 常温核融合、「定性的」
以下は常温核融合成功?に関するスレッドでの一コメントです。「定性的」とはどういうことを言うのでしょうか、解説をお願いします! [この実験方法の確立の意義は核融合の検証が容易になったことでしょう。 シンプルな実験で且つ再現性が高いのだからそれなりにお金をかけた装置を作ればエネルギー収支の把握 からガンマ線の正確な検出、発生物の正確な把握まで可能になるんじゃないですか? とりあえずは安全性に気をつけながらフェナントレンや触媒の量を徐々に増やして定性的でも疑いようの無い アウトプットを出すことを目指してるんじゃない?乏しい予算の制約下で。 ]
- ベストアンサー
- 物理学
- 核融合と核分裂の発電量の違いは何?
核融合と核分裂の発生エネルギーは核融合の方が大きいでしょう。 でも、発電するために行うことはどちらも、 「水を沸騰させて水蒸気を出し、タービンを回し発電する。」 ということは変わらないのではないのですか? そうすると、どんなに高いエネルギーでも、水は100度で沸騰し、 その時に水蒸気の壁が出来て、直接熱する事が出来ない。 ということを聞いた様な気がします。 (気化熱でエネルギーを奪われるから、だったでしょうか?) だから火の上を裸足で歩いても火傷をしない、と。 であれば、核融合であっても核分裂と同じ事しか出来ないのでは? 圧力を加えれば沸騰温度は上がるでしょう。 でも結果は100度のときと変わらない気がします。 変わるのでしょうか? 核融合発電とはいったいどの様なものなのでしょうか?
- ベストアンサー
- 物理学
- “核融合”と“核分裂”ではどちらのエネルギーの方が大きいのでしょうか?
原子核の融合と分裂ではどちらの方が発生エネルギー量が大きいのでしょうか? 一概には言えないと思いますが、「平均して」「最大値」「最小値」などご存知の方がいれば教えていただけると嬉しいです! よろしくお願いします。
- 締切済み
- 化学
- 【核融合反応】水素などの軽い原子核を融合してヘリウ
【核融合反応】水素などの軽い原子核を融合してヘリウムといった重い原子核に変えることで大きなエネルギーが発生するのはどういう理屈ですか? 水素から原子炉の核融合反応に使われて原子力発電所になるのですか?
- ベストアンサー
- 物理学
お礼
丁寧なご回答、ありがとうございました。 「比較的」簡単に実験できるのですね。では実験できる人がたくさんいてもおかしくないですね。 でも、何に対しての比較なのかよくわからないですが(^^;) ちなみにhttp://prc.aps.org/abstract/PRC/v85/i5/e054620 では、ご回答のように重水素を高温・高密度プラズマにはしていなさそうですね。