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方程式の実数解の個数について

正整数nに対して、関数u_n(x)を次のように定義する。 u_n(x)=1+x+(1/2!)x^2+(1/3!)x^3+…+(1/n!)x^n (1)n=1, 2, 3, 4に対して、方程式u_n(x)=0の実数解の個数を調べよ。 (2)任意の正整数nに対して、方程式u_n(x)=0の実数解の個数を求めよ。 この問題がわかりません。解答をよろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.4

(1) f_1(x) = 1 + x = 0 (解 x = -1) 解の個数1 f_2(x) = 1 + x + x^2/2! = 0  x^2/2 + x = 1 = 0の判別式をDとすると  D = 1^2 -4/2*1 < 0  よってf_2(x) > 0     …(a)  実数解はない f_3(x) = 1 + x/1 + x^2/2! + x^3/3!  f_3(x)を微分すると  f'_3(x) = 1 + x + x^2/2 = f_2(x)  (a)よりf'_3(x)>0  よってf_3(x)は(単調)増加関数         …(b)  f3_x(-∞) = -∞  f3_x(+∞) = +∞  中間値の定理より-∞<x<+∞にf_3(x)=0を満たすxが存在する  また(b)よりf_3(x) = 0 を満たすxは一つ  よって実数解は1 f_4(x) = 1 + x/1 + x^2/2! + x^3/3! + x^4/4!  f_4(x)の増減を調べるためにf_4(x)を微分する  f'_4(x) = f3_(x)  f'_4(x) = f3_(x) = 0を満たす実数解は1個。それをαとすると  f'_4(α) = f_3(α) = 0 f''_4(α) = f'_3(α) = f_2(α) > 0  x=αの時f_4(x)は極小値  f_4(x) >= f_4(α) = f_3(α) + α^4/4! = α^4/4! (∵f_3(α) = 0)  α = 0 なのは明らかなので  f_4(x) >= α^4/4! > 0  よって実数解なし 以上のことより  f_1(x) = 0 は実数解1  f_2(x) = 0 は実数解なし  f_3(x) = 0 は実数解1  f_4(x) = 0 は実数解なし (2)  nが偶数の時 f_n(x) = 0 の実数解はなし  nが奇数の時 f_n(x) = 0 の実数解は一個 【証明】 n=1 の時 f_n(x) = 0 実数解の個数1個 n=2 の時 f_n(x) = 0 実数解はない n=2k-1の時 f_n(x)=0 実数解の個数 1個と仮定する n=2kの時 f_n(x)=0 実数解はなしと仮定する n=2k+1の時  f'_2k+1(x) = f_2k(x) f_2k(x) = 0 を満たす実数解はないのでf_2k(x)>0 かf_2k(x)<0のいずれか  f_2k(0) = 1 よりf_2k(x)>0 よってf_2k+1(x)は単調増加  f_2k+1(x) = x^(2k+1)*{1/(2k+1)! + f_2k(x)/x^(2k+1)}  f_2k+1(-∞) = -∞ f_2k+1(∞) = ∞  よってf_2k+1(x)の実数解は1個 n = 2k+2の時  f'_2k+2(x) = f_2k+1(x)  f_2k+1(x)=0の実数解の個数は1個。それをαとする。  f_2k+1(α) = 0  またf''_2k+2(x) = f'_2k+1(x) = f_2k(x)  f_2k(x)=0は実数解を持たないのでf_2k(x) > 0 かf_2k(x) < 0のいずれか  f_2k(0) = 1よりf_2k(x) > 0  f''_2k+2(α) < 0よりf_2k+2(α)は極小値  f_2k+2(α) = α^(2k+2)/(2k+2)! + f_2k+1(α) = α^(2k+2)/(2k+2)! > 0  よってf_2k+2(x)は実数解を持たない 証明終わり 僕は計算間違いが得意だから、計算を間違っていないかチェックしてね

gutti009
質問者

お礼

解答ありがとうございました。おかげさまで理解できました。帰納法が頭に浮かばなかったので、自分はまだまだ修行不足ですね。

その他の回答 (5)

回答No.6

ごめん、回答の一部に間違いがあるので、訂正します。 (1) f_1(x) = 1 + x = 0 (解 x = -1) 解の個数1 f_2(x) = 1 + x + x^2/2! = 0  x^2/2 + x = 1 = 0の判別式をDとすると  D = 1^2 -4/2*1 < 0  よってf_2(x) > 0     …(a)  実数解はない f_3(x) = 1 + x/1 + x^2/2! + x^3/3!  f_3(x)を微分すると  f'_3(x) = 1 + x + x^2/2 = f_2(x)  (a)よりf'_3(x)>0  よってf_3(x)は(単調)増加関数         …(b)  f3_x(-∞) = -∞  f3_x(+∞) = +∞  中間値の定理より-∞<x<+∞にf_3(x)=0を満たすxが存在する  また(b)よりf_3(x) = 0 を満たすxは一つ  よって実数解は1  f_4(x) = 1 + x/1 + x^2/2! + x^3/3! + x^4/4!  f_4(x)の増減を調べるためにf_4(x)を微分する  f'_4(x) = f3_(x)  f'_4(x) = f3_(x) = 0を満たす実数解は1個。それをαとすると  f'_4(α) = f_3(α) = 0  f''_4(α) = f'_3(α) = f_2(α) > 0  x=αの時f_4(x)は極小値  f_4(x) >= f_4(α) = f_3(α) + α^4/4! = α^4/4! (∵ f_3(α) = 0)  α = 0でないのは明らかなので      (∵ f_4(0) = 1)  f_4(x) >= α^4/4! > 0  よって実数解なし 以上のことより  f_1(x) = 0 は実数解1  f_2(x) = 0 は実数解なし  f_3(x) = 0 は実数解1  f_4(x) = 0 は実数解なし (2)  nが偶数の時 f_n(x) = 0 の実数解はなし  nが奇数の時 f_n(x) = 0 の実数解は一個 【証明】 n=1 の時 f_n(x) = 0 実数解の個数1個 n=2 の時 f_n(x) = 0 実数解はない n=2k-1の時 f_n(x)=0 実数解の個数 1個と仮定する n=2kの時 f_n(x)=0 実数解はなしと仮定する n=2k+1の時  f'_2k+1(x) = f_2k(x) f_2k(x) = 0 を満たす実数解はないのでf_2k(x)>0 かf_2k(x)<0のいずれか  f_2k(0) = 1 よりf_2k(x)>0 よってf_2k+1(x)は単調増加  f_2k+1(x) = x^(2k+1)*{1/(2k+1)! + f_2k(x)/x^(2k+1)}  f_2k+1(-∞) = -∞  f_2k+1(∞) = ∞  よってf_2k+1(x)の実数解は1個 n = 2k+2の時  f'_2k+2(x) = f_2k+1(x)  f_2k+1(x)=0の実数解の個数は1個。それをαとする。  f_2k+1(α) = 0  またf''_2k+2(x) = f'_2k+1(x) = f_2k(x)  f_2k(x)=0は実数解を持たないのでf_2k(x) > 0 かf_2k(x) < 0のいずれか  f_2k(0) = 1よりf_2k(x) > 0  f''_2k+2(α) < 0よりf_2k+2(α)は極小値  f_2k+2(α) = α^(2k+2)/(2k+2)! + f_2k+1(α) = α^(2k+2)/(2k+2)! > 0 (∵ f_2k+2(0) = 1 よりα≠0)  よってf_2k+2(x)は実数解を持たない 証明終わり

  • kacchann
  • ベストアンサー率58% (347/594)
回答No.5

n=4のときはかつて東大理系の第一問(ようするに初級問題)で出ましたね。 いい問題ですね。 解答方針が大事。

  • Tacosan
  • ベストアンサー率23% (3656/15482)
回答No.3

結論は #2 の通りなんだけど, (1) の方針をそのまま (2) に適用することはできません. ある関数 f(x) が「任意の x に対して正である」ことを示すにはどうすればいいでしょうか? #2 の u_3 の処理と合わせて考えてみてください. u_2(x) = 1+x+(1/2)x^2 = (1+x) + (1/2)x^2 と書くと大ヒントになるかも. で最後は帰納法.

  • DJ-Potato
  • ベストアンサー率36% (692/1917)
回答No.2

U1(x) = 1 + x = 0 x = -1           A. 1個 U2(x) = 1 + x + 1/2・x^2 = 1/2(x^2 + 2x + 2) = 1/2{(x+1)^2 + 1} > 0           A. 0個 U3(x) = 1 + x + 1/2・x^2 + 1/6・x^3 = 1/6(x^3 + 3x^2 + 6x + 6) 微分すると 1/6(3x^2 + 6x + 6) = U2(x) >0 ゆえにU3(x)は単調増加なので、           A. 1個 U4(x) = 1 + x + 1/2・x^2 + 1/6・x^3 + 1/24・x^4 = 1/24(x^4 + 4x^3 + 12x^2 + 24x + 24) = 1/24(x^4 + 4x^3 + 4x^2 + 8x^2 + 24x + 24) = 1/24{x^2(x^2 + 4x + 4) + 8(x^2 + 3x + 3)} = 1/24{x^2(x+2)^2 + 8(x^2 + 3x + 9/4 + 3/4)} = 1/24{x^2(x+2)^2 + 8(x + 3/2)^2 + 6} > 0           A. 0個 (2)は、答えから言うと、nが奇数の時は1個、偶数の時は0個、になるんじゃないかと思います。

  • Tacosan
  • ベストアンサー率23% (3656/15482)
回答No.1

どこが分からない?

gutti009
質問者

補足

(1)はn=1,2,3のときは実数解の個数がそれぞれ1,0,1個とわかったのですが、n=4のときがわかりません。(2)に至ってはまったく分かりません。

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