東電の「個人的なご病気」とは?

このQ&Aのポイント
  • 東電の福島第一原子力発電所で協力会社の作業員が胸の痛みを訴えたという発表がありました。
  • 東電はこれまで病人や死者が発生した際に「個人的なご病気ですので」という前置きを置いて、情報を非公表にしています。
  • 「個人的なご病気」とはどういう意味なのか、他の公害病と比較してどうなのか、詳しい回答を求めています。
回答を見る
  • ベストアンサー

東電のいう「個人的なご病気」

昨日、東電の福島第一原子力発電所で東電の協力会社の作業員が胸の痛みを訴えたという発表がありました。 東電の福島第一(または第二)原子力発電所でこれまで病人や死者が発生した際に、東電のスポークスマンがよく「個人的なご病気ですので」という前置きを置いて、一部の例外を除き、病名、病状、死因、解剖の有無、予後、所属する社名および氏名などの情報を非公表扱いにしています。放射線の影響があるのかないのかについてもはっきりしなかったり、根拠を示さずに単に無関係とすることが多いです。 ここでいう「個人的なご病気」というのはどういう意味でしょうか? 「個人的でないご病気」というものはどんなものだろうかと考えると変な言葉にみえます。 労災ではないよといいたいのか、それとも情報を隠したいから言い訳として使っているのか、東電以外でも使われる言葉なのか、法的に意味のある言葉なのか、医学的な専門用語なのか、そして言い回しとしては適切なのか、水俣病など他の公害病でのケースと比較してどうなのか、詳しい方のご回答お願いします。

noname#152422
noname#152422

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • nekonynan
  • ベストアンサー率31% (1565/4897)
回答No.1

個人的なご病気とは持病で死んだってことです。心筋梗塞とかです。東電に事前に健康診断書を提出はするのですがなんせ下請けが偽造した健康診断書を持ってくる例が多い、東電が直接健康診断をしないくまた作業員が確保できないのでまかり通ってます。したがって高血圧などであるにも書かわず偽造で働くやからボック行ったのが殆どです。要は死亡診断書が放射能と関係ない死因であればすべて個人的なご病気と成ります。放射能が有る値を超えると数年間は働けませんので浴びた量もごまかしている人も沢山してます。初期には全員が測定器を持ってないなどで誤差が大き実際の放射能をあびた量も不正確過ぎるので放射能と関係ない死因にされるのです。ちなみに死亡診断書を書くのは東電と関連のある医者ですのでね・・・・・

noname#152422
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 > 要は死亡診断書が放射能と関係ない死因であればすべて個人的なご病気と成ります。 なるほど、そういうことですね。 ちなみに、セシウムは筋肉に溜まるといわれていますので心筋梗塞が内部被曝によるものか元々本人の持病によるものかはなんともいえないという主張があるようです。

その他の回答 (5)

noname#194996
noname#194996
回答No.6

>「個人的なご病気」というのはどういう意味でしょうか NO.2 の回答者の方も触れておられましたが、要するに”当人のプライベートな事案に関わる病気”であるということでしょう。福島原発の特殊状況とは無関係であり、また、個人情報に属することなので非公開にしたいという当事者の意向をその言葉で端的に表現したのだと思います。 確かにはしょりすぎでわかりにくいですが、問題にするほどのこともないと私は思います。 もちろんいろいろ妄想をたくましくし、裏を探って追求するのも無意味とは言えず自由ですが、もし重要な秘匿情報があれば、それを隠すのはさらなるリスクを伴うことは当事者も分かっていると思いますので、そういった可能性は少ないのではないでしょうか。

noname#152422
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 「”当人のプライベートな事案に関わる病気”であるということでしょう。福島原発の特殊状況とは無関係」ということですね。

noname#152422
質問者

補足

> もし重要な秘匿情報があれば、それを隠すのはさらなるリスクを伴うことは当事者も分かっていると思いますので、そういった可能性は少ないのではないでしょうか。 今日の東電の発表によると、心肺停止状態が続いているという発表があった時点でその作業員はすでに死亡していたとのことでした。スポークスマンも当時知っていたとのことです。 このようなことも重要な秘匿ではないという認識でよろしいでしょうか? 追加質問になりますが、お手数ながら重ねてご回答いただければ幸いです。

  • cb1300p
  • ベストアンサー率24% (29/120)
回答No.5

東電の企業体質は報道以上の独占企業です。利権企業で政治家からの 献金や石破元防衛大臣の娘も東電なのや隠蔽体質なので不利益な内容 はけして出さないでしょうね。実際の放射能数値も桁違いなので原発 は死の現場とも言われかなり大量の被爆の中の劣悪な作業員の方々で 例えば不眠不休で作業して精神病んでも東電的な表現では個人的にな ると思われます。枝野氏が今すぐ影響はない=長期的にはわからない みたいな。歴史的に権力者、組織は隠蔽し後に影響出て問題となります。 東電以外でも大企業はその傾向です。情報は隠すが大企業や政治です。 実際の原発事故現場作業員は大半は日雇いで健康診断履歴もなしの方 が大半なので東電には好都合です。被爆で病んだ亡くなったと判明は 避ける、表には出さないと思います。公害病もかなり何十年もかかり 中々解決に至りませんし。

noname#152422
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 「個人的な」と言っておかないと、東電にとって「不利益な内容」になると解釈しました。

  • koban22
  • ベストアンサー率12% (19/150)
回答No.4

>一部の例外を除き、病名、病状、死因、解剖の有無、予後、所属する社名および氏名などの情報を非公表扱いにしています。 東電のやりそうなことですね。 仕事中に発生した病気は、労災認定基準が有って、そう簡単には言いきれないですよ。 放射能病理学の専門機関が立ち入って、解剖前のCTスキャン、MRI、解剖後の異常など、仕事から来たとしか考えられない病気だってあるんです。 本人の検視結果も見ずして、他の回答者のように持病でかたずけるのは当局の回し者ですね。

noname#152422
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 > 仕事中に発生した病気は、労災認定基準が有って、そう簡単には言いきれないですよ。 ということは、「労災ではない」と言いたいがために「個人的な」という言葉を使っていると解釈しました。

  • zxzzxz
  • ベストアンサー率24% (39/161)
回答No.3

要するに「放射能原因の病気ではない」という意味です。 放射能原因なら原子力法による補償などもありますので。 急性白血病ならその可能性がありますが、 心筋梗塞ならその可能性はゼロなので「個人的な病気」ということです。 例えば水俣地域に住んでいる人でも、 水俣病のような症状が出たら個人的ではなく補償される病気だし、 心筋梗塞や脳溢血になったら「個人的な病気」です。

noname#152422
質問者

お礼

ありがとうございます。 > 補償 やっぱりそういう意味ですよね。

  • 23tomo-u
  • ベストアンサー率27% (433/1565)
回答No.2

持病ですね。 個人的に持っている病気で氏名など公表したら逆に個人情報保護法に抵触します。 公表されたほうがいい迷惑になります。 (マスコミもその方やその方の親族にくるでしょうし) 作業中に怪我をしたら労災が降りるかも知れませんが短期労働者の場合はよくわかりません。 それも「骨折」とか怪我の具合は報道されるかも知れませんが個人情報保護法に基づいて氏名などは公表されないと思います。 怖いのは風評被害で仮に放射能とは関係なく持病が悪化して、その仕事を離れたとする、次にもし原発とは関係ない仕事についたとしたら、名前が報道されたとして「原発にいたら病気になった」という噂が流れたら、その人はもうまともな仕事は出来なくなるような気がします。(雇われない) なので、労働者にも最善の気配りが必要になります。 あとは質問者様自身がそういう報道を「信じるか、信じないか」だと思います。

noname#152422
質問者

お礼

回答ありがとうございます。

noname#152422
質問者

補足

情報管理についてはおっしゃるようなことで概ねよろしいと思いますが(ただし、理由は個人情報保護法ではないと思いますけど)、私の質問は「公表すべきではないか?」とか「東電の言うことは信じられるか?」ではなく、「個人的な」という形容詞の使い方です。 病気は人間個体が罹患するものなので、そういう意味で個人的に決まってるのにあえて個人的と強調する理由はなにか?ということです。 その観点でご回答いただけたらと思います。

関連するQ&A

  • 東電福島第一原子力発電所近辺の家畜は

    東電福島第一原子力発電所近辺の家畜が元気に生きているのは何故ですか。人間も近付けないような高濃度の放射性物質の近くで生きていますよ。なぜかお教え下さい。

  • 「突然ですが、僕のお父さんは東電の社員です」

    東日本大震災:福島第1原発事故 小6、毎小に手紙 「自分と違う意見聞きたい」  ◇僕のお父さんは東電の社員です。原発を造ったのはみんなです。  「突然ですが、僕のお父さんは東電(東京電力)の社員です」。4月上旬、東京都内の小学6年の男子児童から、毎日小学生新聞編集部に一通の手紙が届いた。東日本大震災に伴う福島第1原発の事故で、東電は世間の厳しい目にさらされている。そんな中、手紙には、東電の一員である父親の姿を見ながら、原発をみんなの問題として真剣に考え続けた切実な意見がつづられていた。【小丸朋恵】  手紙は、3月27日の毎小に掲載された、事故や計画停電について東電の責任を指摘した記事を読んだことがきっかけ。記事の一部に反論したうえで、原発問題を自分たちの問題として向き合うよう語りかけている。  先日、本人に会い、手紙を書いた時の気持ちを聞いた。手紙を書いたのは、毎小を読んですぐ。計画停電で学校や塾が早く終わり、考える時間がたくさんあったので、数時間で一気に書き上げたという。「自分とは違う意見を聞けば、さらに考えが深まる。今は、いろいろな意見交換ができる場所が必要です」と話した。 ==============  ◇男子児童の手紙  毎日小学生新聞に送られてきた手紙は以下の通り。(一部省略)  突然ですが、僕のお父さんは東電の社員です。  3月27日の日曜日の毎日小学生新聞の1面に、「東電は人々のことを考えているか」という見出しがありました。「NEWSの窓」です。読んでみて、無責任だ、と思いました。  みなさんの中には、「言っている通りじゃないか。どこが無責任だ」と思う人はいると思います。  たしかに、ほとんどは真実です。ですが、最後の方に、「危険もある原子力発電や、生活に欠かせない電気の供給をまかせていたことが、本当はとても危険なことだったのかもしれない」と書いてありました。そこが、無責任なのです。  原子力発電所を造ったのは誰でしょうか。もちろん、東京電力です。では、原子力発電所をつくるきっかけをつくったのは誰でしょう。それは、日本人、いや、世界中の人々です。その中には、僕も、あなたも、入っています。  なぜ、そう言えるのかというと、こう考えたからです。  発電所を増やさなければならないのは、日本人が夜遅くまでスーパーを開けたり、ゲームをしたり、無駄に電気を使ったからです。  さらに、発電所の中でも、原子力発電所を造らなければならなかったのは、地球温暖化を防ぐためです。火力では二酸化炭素がでます。水力では、ダムを造らなければならず、村が沈んだりします。その点、原子力なら燃料も安定して手に入るし、二酸化炭素もでません。そこで、原子力発電所を造ったわけですが、その地球温暖化を進めたのは世界中の人々です。  そう考えていくと、原子力発電所を造ったのは、東電も含み、みんなであると言え、また、あの記事が無責任であるとも言えます。さらに、あの記事だけでなく、みんなも無責任であるのです。  僕は、東電を過保護しすぎるかもしれません。なので、こういう事態こそ、みんなで話し合ってきめるべきなのです。そうすれば、なにかいい案が生まれてくるはずです。  あえてもう一度書きます。ぼくは、みんなで話し合うことが大切だ、と言いたいのです。そして、みんなでこの津波を乗りこえていきましょう。 http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110519dde041040003000c.html この子の手紙を読んでどう思う? この子の言うとおりなのかなそれとも何か違うかな?

  • 東電はなぜ地方に原発を作るの?

    東京電力の原子力発電は、新潟や福島、そのほかの地方なんかに建てますが、それはどうしてですか? 東京に原発を作る事はできないのですか? 新潟の地震で休止していた原発が、また始動することになりましたが、また地震が来るかもしれないと思うと地元住民は怖くないのかな?と思います。 東京でも地震が起こるかもしれませんが、だからと言って地方ばかり危険な目に合ってる気がしてしまいます…。 原発は今の発電には欠かせない事だと言う事は分かりますが、危険も伴う事も周知です。 なのに東電は事故や異常の情報を隠したりして、結局その地域の住民に迷惑をかけているので、ちょっと許せません。 だったら地方に建てなければ良いのに…と思ってしまいます。

  • 東電 廃炉費用に不満で見直し?

    昨日、何かで目にしたのですが、東電の福島原子力発電所、汚染水漏れ事故に関して、政府が廃炉の決定を東電に伝えたが、あまりに巨額で、東電が拒否して、見直す方向と言った内容と思うのですが、東電の拒否と言うのは、本当なのでしょうか?これほどの被害を出しながら、国有化には反対するわ、廃炉費用が高いと言うわ、テレビに出て来て、低姿勢で説明し、『何卒ご協力をお願いしたい』と言っている姿とは、凄くギャップを感じるのですが、この内容は本当なのでしょうか?

  • 東電福島原発の事故ですが。

    今回の東京電力福島第一原子力発電所の事故ですが、何故1号機、3号機、2号機、四号機、5号機と数字の順に事故が起きているのでしょうか、ある人は順番に事故は起こらない、皆同時に起きているのに東電側が小出しに発表してるのではと言う人がいますが、本当でしょうか。

  • 東電福島第一原子力発電所事故の収束宣言ですが。

    野田総理は原子炉の低温維持が出来たとステップ2の収束宣言しましたが、低温状態は原子炉の中で可能な事でメルトダウンした状態は収束でないと言う学者もいます。本当に東電福島第一原子力発電所事故は収束したのでしょうか。これが収束状態に向かう唯の経過状態なら、何故収束宣言をするのでしょうか。

  • 東電情報発信 ずさん?  

    webを見ていました。東電の情報発信が、ずさんそのもので、原子力規制委が激怒しているとの事で、読んでみると【原子力規制委員会の田中俊一委員長は5日、福島第一原子力発電所の汚染水をめぐる東京電力の情報発信がずさんで国際的な混乱を招いているとして、「怒りを持っている」と厳しく批判した。規制委は東電が行う放射線計測のチェック体制を強化するため、放射線に詳しい専門家を外部から採用し、現地に派遣した。同原発では、貯蔵タンク1基から汚染水300トンが漏れ、付近の排水路や別のタンク4基からも最大毎時2200ミリ・シーベルトの放射線量が計測されている。しかし、その放射線の大半は空気中でも減衰しやすいベータ線で、少し離れるだけで線量は大きく下がる。このため、一般環境で問題となっているガンマ線とは影響が異なるうえ、どのくらいの量の放射性物質で汚染されているかが分かりにくい】とあります。数値は忘れましたが、先日発表があった数値は、とんでもないものでしたが、ひょっとして、東電は、いい加減とは言わないものの、【空気中で減衰しやすいベータ線とは気が付かず、かなり酷い数値を発表した】と言う事なんでしょうか?もし、酷く思う数値を発表してたなら、いい加減な数値は許せませんが、不幸中の幸いとも言えるのですが?

  • 【電力料金】ついに企業向け電力料金が東電より関電の

    【電力料金】ついに企業向け電力料金が東電より関電の方が高くなるという矛盾が生まれています。 電力料金が値上がりしたのは、東日本大震災福島第一原発事故による原子力発電所の停電によるものだったはず。 東京電力を助けるために電力料金が値上がりしたはずです。 それなのに、そのどさくさに紛れて関電が値上げして、今では根本的問題だったはずの東電の方が安いという失態。 セブンイレブンは関電は電気料金が高いので東電から電力を買うと発表。 関電は原子力発電所の問題のどさくさに紛れて電力料金を値上げして、社員たちに最高額のボーナスを支給。 関電頭おかしくないですか?

  • 東電は法的には過失がないんですか?

    原子力の法律だと、自然災害の場合、東電には賠償責任がないと聞きました。 でも、今回の場合、自然災害+人災の部分があります。 人災は、 ・事前に十分な災害対策をとらず、寿命が過ぎた施設をそのまま使っていたこと。 ・事故後、廃炉を嫌がって、すぐにアメリカの冷却材や海水を注入せずに、水素爆発を引き起こしたこと ・情報をすみやかに伝えなかったこと と、いろいろあります。 ところで、東電の役員は、平均3700万円の報酬だけど、今年だけ50%にするそうです。 でもそれでも平均1850万円もらうことになります。 福島の人はダンボールの上で寝ていて、近県の農家・漁業、都内の飲食店や工場も、みんな大損害をこうむっています。 そして、原発の賠償で、東電が払えない分は、国民負担になりそうです。 それなのに、当事者の東電の責任者が、この期に及んでこんなに報酬をもらうのはおかしいとおもいます。 東電にまだまだ払える余裕があるのに、なぜ税金投入なんでしょうか。 もし、東電が訴えられたら、法的に過失は認められるのでしょうか?

  • 東電社員 なぜブログを閉鎖したのでしょうか

    東電社員が「炎上覚悟」でブログを執筆した後、閉鎖したそうです。 なぜ、閉鎖したのでしょうか? http://topics.jp.msn.com/wadai/j-cast/article.aspx?articleid=543363 東電社員「炎上覚悟」でブログ執筆 計画停電で「被害者だと考えるのやめて」 東京電力の社員と称する人物のブログがネットで話題を呼んだ。重大な事態に陥っている福島第1原子力発電所について、社員の立場でつづったものだ。  原発事故で迷惑をかけた人々に謝罪する一方、原子力発電の必要性を説き、計画停電を実施している地域の利用者に向けて「被災した人よりはるかに贅沢な生活を送れている」などと書いた。これが読み手を刺激したのか、ネット上で非難が巻き起こり、ブログは閉鎖してしまった。 ■原発事故は「耐震強化を上回る大規模地震」のせい 「このブログが炎上すること覚悟の上で、伝えたいこと、伝えるべきことを載せたいと思います」  自ら「東京電力の社員」と名乗るこの人物が、ブログを更新したのは2011年3月19日。掲載されている写真や知人から寄せられたコメントを見る限り、同社が運営している運動部に属する男性のようだ。東北関東大震災が発生した後、「いつかは書かなくてはと思ってはいた」と、思いを吐き出した。  被災者を見舞い、福島第1の事故が深刻化していることへのおわびの気持ちを表した後、今回の原発事故は「耐震強化を上回る大規模地震だった」ために起きたもので、「決して、甘く想定していたわけではありません」と説明した。そのうえで、1号機から3号機で爆発が起きた経緯が正確に伝えられていないと、悔しさをにじませる。  原発の必要性も訴える。東京電力の資料を見ると、同社管内で供給される電力のうち、2008年度は約23%が原子力発電で賄われたものだ。また電気事業連合会によると、日本の総発電電力量に占める原子力発電の割合はフランス、韓国に次ぐ高さだ。2008年度の国内の電源別発電電力量構成比は、石炭26.8%、天然ガス26.3%に対して原子力は24%とほぼ同じ割合となっている。ブログの執筆者も類似の指摘をしており、「石油や石炭はいつか枯渇する」「地球温暖化ガス削減のため、原子力発電は大きな力となる」との主張だ。  マスコミの報道姿勢にも疑問を向け、「原子力発電および放射線に対する確かな知識がないままに報道されている現実には本当に悔しい気持ちでいっぱい」「福島県に対する風評被害をもたらしているのは、政府やマスコミではないでしょうか」と怒りをぶつけた。 ■「福島県のみなさんがあってこそ」  ブログの筆者は、原発に頼らざるを得ない国内の電力事情や、東電社員が全員「死ぬ気で」原発の事故対応に当たっていることに理解を求めようと必死な様子だが、そのためか表現のトーンが比較的強い。「お願い」する相手は、原発のある福島県民だけでなく、計画停電を余儀なくされている東京電力管内の電気の利用者にも向けられた。  「何不自由なく電気を使えていたのは、福島県のみなさんがあってこそ」「福島県で被災に合われた方よりはるかに贅沢な生活を遅れていることを今一度再認識してください」などと書いている。さらに、東電が非難されるのは構わないとしたうえで、 「不自由だとか自分たちが被害者だといった考えはやめてください」 と強調したのだ。  ブログの内容に対して、ネット上では反発の声が多く「いちいち言い訳すんな」「なんで上から目線なんだよ」など手厳しい。一方で「こんな想像を超える災害が来て対応が後手に回らない方がおかしい」と同情的な意見もあるが、圧倒的に少数派だ。  「炎上覚悟」で思いをぶちまけた筆者だったが、その後何か事情があったのか、3月28日時点でブログは閉鎖されている。