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最近の推理小説で名作を教えてください
最近(2006年~2011年)くらいの推理名作のタイトルを教えてください。 ・年代はあくまで目安と考えてください。面白ければちょっとずれた年代でもアリ。 ・外国語で書かれたものは、日本語の翻訳版がでていること。 ・「だいどんでんがえし」「意外な犯人」「考えつかようような驚きのトリック」など求めています。 ・いわゆるライトノベルでも条件にあう作品があれば、排除せず教えてください。 よろしくお願いします。
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まずは高野和明のデビュー作『13階段』。江戸川乱歩賞の価値を高めた作品。『グレイヴ・ディッガー』もいいです。 ジェフリー・ディーヴァーのリンカーン・ライムシリーズ作品。まあふつうは真っ先にあがるでしょうね。大どんでん返しのいまや代名詞みたいなシリーズです。 E.D.ホックの不可能犯罪連作短編集、ホーソン医師の事件簿シリーズ。意表をつくトリックの宝庫です。時代設定が古いアメリカを舞台にしているぶん、謎に悩まされます。 読みにくさはあるものの趣向が魅力的な、芦辺拓の『グランギニョール城』。弁護士を主人公にしたシリーズものの一作ですが、活用しきれないシリーズの脇役たちを極力登場させなかったぶん、すっきり仕上がっています。 ローレンス・ノーフォークの『ジョン・ランプリエールの辞書』。広義の謎解き物語としては、ウンベルト・エーコの『薔薇の名前』を彷彿とさせる壮大でペダンティックな内容です。 近年の警察小説の収穫、ローリー・リン・ドラモンドの『あなたに不利な証拠として』は本格ミステリとは異なるものの文章のうまさ、構成の巧みさ、警官職業のリアリティーを肌で感じさせる逸品です。凜とした女性警官を主人公にした短編集です。 ほかにも色々ありそうですが、私が読んだなかではこれくらいです。
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>・「だいどんでんがえし」「意外な犯人」「考えつかようような驚きのトリック」など求めています。 「今までのと『次元』の違うもの」と言う意味では、 芦辺拓の「綺想宮殺人事件」(2010年刊)を推します。 昔ながらのエラリー・クイーン的な「犯人探し」とは無縁の作品ですので、そういう作品に食傷気味な人には、面白いのではないかと思います。かなり現実離れした話のようで、最後はぎりぎり現実世界に着地しますが、同時に、今まで殆ど無意識的に受け入れられていた「推理小説」の成り立ち自体に大きな疑問を投げかけると言う問題作です。 但し、ペダントリーの苦手な人にはややつらいかも。実は洪水のように展開される蘊蓄自体が重要な伏線になっているのですが、読者が活用するには若干の予備知識が要ります。たまたま私はフリーメイソンに関する知識をもっていたので、その分、読後の納得感が強かったかもしれません。 一番共感できた読後評 http://ameblo.jp/jamblogcomeback/entry-10522878786.html
お礼
作品の紹介と読後評へのリンクをありがとうございました。大変参考になりました。 紹介いただいた作品を読んでみます。
- notnot
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何も刑事事件は起こりませんが、 「イニシエーション・ラブ」 乾くるみ http://www.amazon.co.jp/dp/4167732017 文庫化は2007年ですが、たまにまだ平積みを見ることもありますね。 ただ、 >・「だいどんでんがえし」「意外な犯人」「考えつかようような驚きのトリック」など求めています。 ということで、紹介されても、読むときに身構えちゃいませんか?
お礼
ありがとうございました。読んでみます。 >ということで、紹介されても、読むときに身構えちゃいませんか? たしかにそうですね、質問のしかたを別の書き方にすべきでした。
お礼
たくさんの候補をあげていただきありがとうございました。 どれも面白そうですね。読んでみます。