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BOSEのネットワーク
BOSEのフルレンジスピーカーにはなぜネットワークが入っているのですか?? 帯域分割しているわけでは無いのに気になったのです。
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はじめまして♪ 帯域分割しています(だからネットワーク) ただ、再合成してフルレンジなのです、 解釈の仕方として、回答#1様のおっしゃる意味でも理解出来ます。 私は違う視点から、、、帯域分割し、鳴り易い部分を抑える事で聴きにくい帯域を聴き易くしたり、ネットワーク部で電力ロスを考慮(利用)して最大入力時のユニット破損を軽減したり、ユニット単体のピークを抑えたりしていると言う考え方も出来ます。 過大入力に関しては大昔から音質を犠牲にしてでも必要な場合には電球を入れるのが定番です。 電球は抵抗値が有る程度有るので、それだけでもアンプパワーのロスにはなるのですが、光る程の大パワーでは、フィラメントが熱く成って抵抗値が非常に大きく成るため、過大入力時の抑制に利用されたものです。ヒューズだと切れたら音が出なく成ってしまいますが、それでは困る場所、放送などの設備やコンサートなどのプロ環境では案外多用された物のようですよ。 電球の容量はスピーカーとの兼ね合いで、メーカーは多数の破壊実験と計算から安全範囲を考量して組み込んでいると思います。 BOSE社は比較的電球を嫌ったようですので、周波数分割ネットワークと抵抗等の組み合わせでPA系の多くを済ませています。 フルレンジユニットでも、ネットワークで低音や高音、一部の中音などを減衰させれば周波素特性をコントロール出来ますし、減衰した分だけスペック上は対入力数を上げられます。 ユニットと箱とネットワークで総合的に作られたサウンドですから、私の様なスピーカー工作が好きではBOSEのユニットは好んで使う場面は非常に珍しい物です。 まぁ、スピーカー工作を子供の頃(小学生)から長く楽しんでいますと、ネットワークは面白い物で、帯域分割では有っても音質との兼ね合いで計算とは全く違う使い方も有ると理解しましたよ。 フルレンジユニットに4Way並みのネットワークで周波数特性をコントロールする事も有れば、(BOSEではそこまで行っていませんね。)普通の2Wayスピーカーで、計算上は低域側が500Hz、高域側が4000Hzのカットオフ回路の組み合わせ、、聴いてみればなにも問題ないのですが、ユニットの特性(周波数特性やインピーダンス特性、ピーク等の音色などから)を聴感で調整を追い込んだ高級機にはたまに存在する物です。 BOSE社のサウンドを好むか嫌うかは人それぞれですが、ユニット設計と配置、さらにネットワークを上手に活用して聴感でチューニングする理論を組み立てたのが同社が誕生した背景だったはずですので、あれこれ分解が好きな私でも実験はしますがやはりBOSEのサウンドはオリジナルで楽しむべきと感じています。 自作の箱に入れて音を換えるなら放送用の天井や壁埋め込みユニットとか、カーオーディオの埋め込みユニットを利用した方が扱い易いと感じてるのは私だけかな(笑) ちょいとパソコンをオーディオに活用しますと、スピーカーからの音をマイクでパソコンに録音し、録音した音を周波数表示とか出来たりします。 ネットワーク経由(オリジナル)と、ユニット直結で多少周波数特性が違うのが観測出来るかもしれませんよ。 フリーソフトでもそこそこ高解像度に表示出来る物も有りますし、有償のきちんとしたソフトなら精度よく成るでしょう。 スピーカー工作と言う素人の遊びでは、あまり高価なソフトに手が出ませんので、バンドルソフトの一部機能等で様子見ていどですから、画面表示を見比べる眼力がたよりです(爆笑) 周波数特性は、あくまで参考で、聴いたときの印象、音味と言う部分で、個人的な嗜好に合うかという聴力でスピーカー工作を楽しんでますけれどね。 私が単体ユニットで好きな物はとんがった個性が有ります。バランス重視でとんがった部分を抑えちゃうと個性が引っ込んでしまうので、個性を殺さないようにあれこれ工夫しますよ。 BOSEのスピーカーは個性が非常に弱くて、あれこれコントロールされたバランス重視と私には感じます。 それが、ユニットの特徴なのかと言えば違い、箱の特徴でもなく、チョコンと付いたネットワーク素子かと言えば、それだけでもない、、 トータルバランスなんですね。きっと。 中を視てしまったご質問者様は直結で聴いたり、他の箱にユニットを取り付けてみたり、いろんな体験をしてみて、自分の耳で経験を積み重ねて戴きたいと思います。 (そうやって、スピーカー工作の仲間を増やしたいと言う、個人的願望が、、爆笑)
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- 10F20
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参考までに、長岡式スピーカーではその様な方式をPST方式と呼んでいます。(パッシブ・サーボ・テクノロジー。シャレで命名した様です。) 入力側(+)に直列にコイルを入れて高域を落とし、コイルに並列に抵抗を入れて高域をバイパスするのが基本です。 後はケース・バイ・ケースで、抵抗にシリーズでコンデンサーを入れたり、ユニットに並列にコンデンサーや抵抗を入れて高音と低音のバランスを取ります。リミッターとして、豆電球を入れたりもします。ヤマハのモニターでは、コイルの前にも抵抗が入ってたり…。 音が悪くなるのに、何の為にフルレンジにわざわざネットワークを入れるのか?。 小さなキャビネットにユニットを入れると、低音が出にくくなります。しかし、ウーファータイプのフルレンジでは音の切れが今イチで高音も足りない。 そこで、高能率の強力型フルレンジを使い、出すぎる高音のレベルを下げ低音とバランスさせ、ついでに耐入力も上げる。一般的に、小型モニターによく使われる手法です。 BOSE101シリーズもかなり強力なユニットで、ネットワークを外すとキャンキャンしてうるさくて聴かれないと思います。 フォステクスの自作ユニットなどでは、PSTネットワークを入れるとまろやかで聴き疲れのしない音になったりします。チューニング次第ですが。 また、ウーファーの鈍い低音が嫌いな人がフルレンジをウーファーとして使う場合もあります。 以上、ちょっと時間が空きましたので、僕も自作マニアが増える事を願いまして…。 長岡先生は、「スピーカーは自作する方が音が良い。」と言われました。 僕も、そう思います。 '90年代頃は、自作するより買った方が安くつくというぐらいメーカー製のスピーカーシステムもレベルが高かったのですが、今は「お勧めのメーカー製のスピーカーシステムは?。」と聞かれても、「どれを買っても一緒、にごった音しか出ないよ。」…と言ったのでは言いすぎでしょうか?。
お礼
回答ありがとうございます。長岡氏のスピーカーもフルレンジでネットワーク使ったものがあったのですね。
- poteti800
- ベストアンサー率22% (105/464)
~音をチューニングするために積極的にネットワークを利用するBOSEってなんだか凄い。 実は101MMのようなマルチパーパス型小型SPはBOSE社以外にも発売しています。 それらにも多かれ少なかれ周波数特性域の平たん化と高耐入力化のために ネットワーク(?)や電球(リミッター)が入っています。 小型高耐入力SPのためのやむを得ない処置です。 (?)と入れたのは通常の帯域分割目的ではないためです。 音のチューニングのためにネットワーク(?)を入れるのは 何もこういったマルチパーパス型SPだけとは限りません。 その他のメーカー製SPでも「帯域分割」ネットワーク回路以外にも 部品を投入して周波数特性の平たん化あるいは狙った音質にチューニングしています。 有名なところでは英国BBC放送ご用達のロジャースLS3/5A。 2ウェイSPとしては複雑怪奇なネットワーク(?)が使われていました。 BOSE社のすごいところは「人間にどのように聞こえているか?」を研究し 製品群に反映しているところです。 測定結果重視の他のメーカーとは趣が違います。 いわゆるハイファイとは違う世界で商売をしているメーカーと私は捉えています。
お礼
回答ありがとうございます。測定結果をもとに音をセッティングするのではなくてBOSEは実際に耳で聞いて音作りしているということですね。たしかにアンプを買うときもスペックだけで良し悪しは判断できないですものね。
- noct_nik
- ベストアンサー率50% (604/1206)
BOSE101などには特定の帯域を引き立たせるなど、周波数特性と調整するために入っているようです。
お礼
回答ありがとうございます。ネットワークをうまいこと利用してそんなことをやっていたなんてBOSEって凄いと思いました。巧みのワザですね。
お礼
回答ありがとうございます。 ネットワークの特性をうまく利用して音をチューニングしていたんですね。グライコみたいな感じかな??見た目はごく普通のフルレンジスピーカーなんですけど裏ではそんなことやってたなんて。ネットワークってフルレンジスピーカーには全く無縁のシロモノだと思っていましたのでちょっと驚きです。 音をチューニングするために積極的にネットワークを利用するBOSEってなんだか凄い。